病院での治療が必要な舌炎

舌の炎症が口内炎であれば、通常1〜2週間程度で治ります。

しかし次のような場合は、症状が悪化していたり口内炎以外の病気であるおそれがあるため、病院を受診しましょう。

・舌だけでなく症状が口の中・喉の奥・唇などに広がりただれている
・発熱や全身の倦怠感もある
・食事や会話が困難なほど痛みが強い
・潰瘍から出血している
・症状が2~3週間治らない

なお、舌炎の原因や、症状が軽い場合に自分でできる対処法についてはこちらの記事をごらんください。

舌炎の治療は何科を受診?

舌の炎症は、耳鼻咽喉科で治療を受けるのが一般的です。

虫歯や歯のつめものに問題があるなど、歯の治療が必要な場合は歯科を受診してください。

舌だけでなく口の中にも口内炎ができている場合は、口腔外科に相談するとよいでしょう。

舌炎の病院での治療法

病院では医師の診断のあと、原因に応じた治療を行います。

病院の治療では主に、炎症をおさえて痛みをやわらげる塗り薬を使用します。

加えて、舌炎の改善に効果のあるビタミンB2、ビタミンB6などのビタミン製剤が処方されることもあります。

ウイルスが原因の場合にはヘルペスウイルスの増殖をおさえる抗ウイルス薬を使用し、カンジダが原因の場合にはカンジダの異常増殖をおさえる抗真菌薬を使用します。

虫歯や歯の欠け、義歯や矯正器具などによる刺激が原因の場合では、原因となる歯の治療を行う必要があります。

鉄・亜鉛・ビタミンの欠乏が原因の場合は、不足している栄養素を補う飲み薬が処方されます。また並行して鉄欠乏性貧血の治療も行われます。

舌炎と間違えやすい舌の病気に注意

舌炎と間違えやすい病気には、白い潰瘍やびらんができる白板症やビロード状に赤くなる赤板症(紅色肥厚症=こうしょくひこうしょう)などがあり、放置するとがん化することもあるため注意が必要です。

舌がんも舌炎と間違われやす病気ですが、初期には痛みを感じることはほとんどありません。舌の側縁にできることがほとんどで、舌の一部が白か赤に変色し、他の粘膜との境界がはっきりしています。

診断のためにも、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。

おわりに

舌炎は通常1〜2週間で完治しますが、長引く場合は注意が必要です。

そのほか痛みが強い場合など、少しでも異常を感じる場合は早めに病院を受診しましょう。