歯茎の出血が起こる原因

歯茎の出血は、主に歯と歯茎の間に溜まった歯垢(しこう)によって起こります。歯垢には歯周病菌が多く住み着いており、雑菌によって歯茎が炎症を起こすことで出血が引き起こされるのです。

たまった歯垢を放っておくと、歯周病菌の住みかである歯石に変わり、歯や歯茎のさまざまなトラブルに繋がります。

歯垢がたまる原因には、次のようなものがあります。

不十分なブラッシング

歯磨きをしないで寝てしまったり、不十分な歯磨きなどによって、付着した歯垢をしっかり落とすことができずに歯茎の出血などを引き起こします。

ストレスや疲労

仕事や学校生活などによるストレス・疲労によって免疫力が低下すると歯周病菌に対抗できなくなり、歯茎の炎症を防ぎにくくなります。

これによって歯茎の出血などを引き起こします。

力強いブラッシングで出血することも

歯周病菌による炎症だけでなく、汚れを落とそうと力強く歯を磨くことで歯茎が刺激され、出血する場合もあります。

かたすぎない歯ブラシを選び、適度な力で歯を磨くことでブラッシングによる出血を防ぐことができます。

歯茎の出血で疑われる病気

歯茎からの出血では、次のような病気が疑われます。市販薬などによって治療できるケースもありますが、歯茎の出血がある場合はなるべく早く歯科を受診しましょう。

歯肉炎

歯周病菌が出す毒素などによって、歯茎に炎症が起こります。歯茎が赤く腫れますが、見た目だけでは判断しづらいこともあります。

歯を磨いたり、固いものを食べたりすると出血します。

歯周炎

歯肉炎が進行すると、歯と歯茎の間に「歯周ポケット」という溝ができ、歯垢や歯石が目立ちます。歯茎の色が赤紫になり、歯茎が縮むことで歯が長く見えます。

歯磨きをすると出血にともなって膿も出ます。

止まらない出血は歯槽膿漏の疑い

歯周炎が進行し、何もしていなくても歯茎から血や膿が出ている場合は、歯槽膿漏の疑いがあります。そのほかの症状として、歯のぐらつきや口臭などがあります。

放置すると自然に歯が抜け落ちてしまうこともあるため、一刻も早く歯科を受診しましょう。

歯茎の出血を止めるには?

歯茎からの出血を止める方法には、次のようなものがあります。

市販薬を使用する

初期の歯肉炎による歯茎の出血であれば、市販薬を使用することで治療することができます。

歯肉炎の原因菌を殺菌する成分と、炎症をおさえる成分が含まれている薬を使用すると良いでしょう。

歯茎の出血に効果的な薬については関連記事をごらんください。

正しい歯磨きを行う

日々の歯磨きは、歯茎の出血に大きくかかわります。

細菌の塊である歯垢を歯磨きによってしっかり落とすことで、歯茎の炎症をおさえ出血をとめることができます。

また、殺菌成分や抗炎症成分が含まれた歯磨き粉を使用することでさらに効果を期待できます。

歯磨きの方法や効果的な歯磨き粉などについて詳しくは関連記事をごらんください。

原因となる病気を治療する

歯肉炎などの歯周病が歯茎の出血の原因である場合は、病気を根本から治療する必要があります。

悪化すると抜歯しなければならないケースもあるため、歯茎の腫れや膿などの症状がひどい場合は、なるべく早く歯科を受診しましょう。

歯周病・歯槽膿漏について詳しくは関連記事をごらんください。

おわりに

歯茎の出血などを引き起こす歯周病は、糖尿病や骨粗しょう症など、ほかの病気にも繋がりやすい病気です。

生活の中で予防できる病気であるため、日頃から意識的に歯周病の予防に取り組みましょう。