歯茎の出血が起こる原因

歯茎の出血は、歯周病のひとつである「歯肉炎」によるものです。歯を清潔に保てていないことで、歯と歯茎の境目に、歯周病菌のかたまりである「歯垢」が溜まります。

歯周病菌による歯茎の炎症で歯肉炎が起き、固いものを食べたときや歯磨きをしたときに歯茎の出血が起こるのです。

歯と歯の間の歯茎が膨らんでいたり、歯茎が赤くなるなどの症状が現れますが、初期の歯肉炎では見た目では気づきにくい場合がほとんどです。

悪化すると歯周炎・歯槽膿漏を引き起こし、歯茎から膿が出たり、最悪の場合は抜歯が必要になることもあります。

また、力強い歯磨きが歯茎を傷つけ出血を引き起こすこともあるため、歯磨きの際の力加減にも注意が必要です。

歯茎の出血の原因や治療について詳しくは関連記事をごらんください。

正しい歯磨きで歯茎の出血を防ぐ

歯肉炎による歯茎の出血を予防するには、次の3つのポイント意識して歯磨きを行いましょう。

・歯と歯茎の境目に向けて45°に歯ブラシを当てる
・小刻みに動かし1本ずつ磨く
・毛先を歯と歯茎の境目から離さない

歯と歯の間を磨くときは歯ブラシの先を、歯の側面を磨くときは歯ブラシのわきを使用することで、歯垢をしっかり落とすことができます。

1本の歯につき、20回ほど動かすのが目安です。

歯茎の出血におすすめの歯磨き粉

歯肉炎による歯茎の出血をおさえるには、歯周病菌に対する殺菌成分や、消炎成分を含む歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。

歯茎の出血を緩和する

第3類医薬品である「デントヘルスB」と「アセスL」は、歯茎の出血をはじめとする歯肉炎や歯槽膿漏などの症状を緩和します。

デントヘルスB

歯周病菌を殺菌する「セチルピリジニウム塩化物水和物」、歯茎の炎症をおさえる「グリチルレチン酸」、血行を促進する「トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)」が配合されています。

有効成分が歯茎に留まりやすい製法によって、効果をより高めます。 

効能・効果

歯肉炎・歯槽膿漏にともなう諸症状(歯肉の発赤・はれ・うみ,口臭)の緩和。

デントヘルスB 添付文書

デントヘルスについて詳しくは関連記事をごらんください。 

アセスL

「カミツレ」「ラタニア」「ミルラ」の3種類の天然ハーブ成分が、歯周病菌を殺菌し、炎症や出血などを鎮めます。

通常の歯磨き粉とは違い、味も甘くなく泡立たないので慣れるまでは違和感を感じる場合があります。

効能・効果

歯肉炎・歯槽膿漏の諸症状(出血・はれ・口臭・発赤・口のねばり・歯ぐきのむずがゆさ・歯ぐきからのうみ)の緩和

アセスL 添付文書

歯茎の出血を予防する

医薬部外品である「クリーンデンタルN」と「生葉EX」は、歯茎の出血をはじめとする歯周病の症状を予防します。また、虫歯や口臭などのその他の口腔内のトラブルにも効果を発揮します。 

クリーンデンタル

殺菌成分の「イソプロピルメチルフェノール」「塩化セチルピリジニウム」「ラウロイルサルコシン塩」、抗炎症成分の「β-グリチルレチン酸」「ε-アミノカプロン酸」が配合されており、歯周病・歯肉炎の予防に効果を発揮します。

また、たばこによる色素沈着や歯石の沈着、虫歯の予防などにも効果があります。

生葉EX

13種類の生薬成分が配合されており、歯周病・歯肉炎の予防に効果を発揮します。また、殺菌効果から虫歯や口臭にも効果があります。

歯ブラシ選びも重要

歯磨きをする上では、歯ブラシ選びも重要です。かため・普通・やわらかめの3種類のうち、歯茎の出血がある場合はやわらかめの歯ブラシを使用しましょう。

かための歯ブラシは歯垢を落とすのには最適ですが、力加減が難しく歯茎を傷つけるおそれがあるため、最近では歯科でもあまりおすすめされていません。

ふつうの歯ブラシは、歯茎の状態が健康であれば使用しても問題ありません。

やわらかめの歯ブラシで歯垢がしっかり落とせるか不安な人は、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると良いでしょう。

また、歯ブラシは1〜2か月に1度新しいものに変えましょう。

おわりに

歯茎の出血は、歯周病のはじまりのサインです。悪化すると歯を抜かなければならないこともあるため、歯磨きでの治療に合わせて歯科を受診することも忘れないでください。