シミとそばかすの違いは?

シミの原因はメラニン色素にあります。

皮膚の奥にあるメラノサイトという色素細胞は、紫外線やホルモンの影響などさまざまな刺激を受けて皮膚を守ろうと活性化し、メラニン色素を作り出します。通常、作り出されたメラニン色素は皮膚の新陳代謝によって皮膚の表面から剥がれ落ちますが、メラニン色素が過剰に作り出されて剥がれ落ちずに肌に残るとシミになってしまうのです。

シミの多くは紫外線が原因ですが、加齢による代謝の衰え・ホルモンバランスの乱れ・傷やニキビ痕も原因になります。

そばかすは遺伝的要素が強く、幼児期からみられる点状に多発するシミの一種です。シミと同じように紫外線の影響を受けやすく、ストレスやホルモンバランスなどでも濃くなることがあります。

あなたのシミはどのタイプ?主な種類と見分け方

そばかすはシミの一種ですが、シミには他にも種類があります。

自分のシミがどのタイプか、簡単な見分け方とそれぞれの特徴をチェックしてみましょう。

老人性色素斑

◼︎茶色〜こげ茶色で、シミの境界がはっきりしている

◼︎左右バラバラな場所にできている

◼︎こめかみや頬骨など紫外線の当たりやすいところにできている

主に紫外線が原因でできることが多い一般的なシミです。顔・手の甲・腕など、紫外線が当たりやすい部分にでき、大きさはさまざまです。

早い人は10代からできることもあります。

雀卵斑(そばかす)

◼︎子どもの時からある

◼︎鼻や頬にたくさんできている

◼︎手の甲や体にも多発している

先天性で遺伝的要素が強いのがそばかすです。鼻や頬に小さい斑点がたくさんできます。紫外線を受けて日焼けをすることや、妊娠などホルモンバランスが崩れた時に濃くなることがあります。

思春期に目立つようになりますが、20代後半から薄くなることが多いのも特徴です。

肝斑

◼︎両頬に左右対象にできている

◼︎目尻の下に左右対称にできている

◼︎色は比較的薄いがべったり広がっている印象

左右対称にできる少しぼやけたシミで、鼻の下にできることもあります。

30〜40代の女性に多くみられ、妊娠・出産・更年期などホルモンバランスの乱れが大きく関わっているといわれています。ホルモンバランスの関係から閉経後に薄くなる傾向があります。

紫外線だけでなく、摩擦などの物理的な刺激や合わない化粧品などで濃くなることもあります。

炎症後色素沈着

◼︎にきび・虫刺され・やけどなどの後にできた

◼︎背中のにきび痕が残っている

◼︎境界線がわかりにくく、色にムラがある

にきびや虫刺されなど、皮膚に炎症が起きた後にできるシミです。

炎症後色素沈着は、皮膚の新陳代謝によって消えていくことが多いですが、炎症が悪化して色が濃くなった部分は消えずに残ってしまうこともあります。

また、色素沈着を起こした部分が紫外線を浴びることで、色が濃くなってしまいます。

遅発性両側性太田母斑(ADM)

◼︎両側の頬骨付近に米粒程度の茶色や青みがかった灰色っぽいシミ

◼︎目の下や額の下にあって、目の下のくまのように見えることもある

頬にできている場合は肝斑と間違えられやすく、小鼻にも点状に広がってできることがあります。

他のシミとは異なり、真皮という皮膚の深い部分にメラニンが蓄積している状態で「あざ」に分類されますが、老人性色素斑や肝斑と混在していることが多いため、シミの分類に含めて紹介します。

20歳くらいから現れやすいのが特徴です。

シミとほくろの違いは?

シミはメラニン色素が新陳代謝されず、肌に残ってしまったものです。

一方、ほくろはメラニン色素を作るメラノサイトが変化した母斑細胞と呼ばれる細胞のかたまりです。

平らでつるつるしたシミとは違い、ほくろは表面がざらざらしたり盛り上がったりします。ほくろは思春期になるまでの間にできますが、年とともに増えたり徐々に大きくなったり、平らなものが盛り上がってくることもあります。

ほくろの除去を考える方も多いですが、ほとんどの場合はそのままで問題ありません。

しかしながら、紫外線などの刺激によって母斑細胞が傷つくと、皮膚がんの原因になるものがあるので注意が必要です。ほくろに痛みや出血がある場合や、ほくろの色に濃淡があってムラがある場合は皮膚科を受診しましょう。

市販薬でシミ対策をしましょう

シミに使われる市販薬には、メラニンの生成を防いで無色化する成分や肌のターンオーバーを促進する成分が配合されています。すでにできてしまったシミを薄くし、シミを予防する効果が期待できます。

サプリメントや化粧品にもシミ対策になる成分は使われていますが、成分の種類や成分量が違います。

効果的にシミを消したい場合は市販薬を使うことをおすすめします。

おわりに

シミやほくろは皮膚科で治療することができますが、種類によって治療法は異なります。

また、シミは多くの場合紫外線が原因になっています。シミやそばかすが悪化しないためにも紫外線対策を行いましょう。