ニキビは生活習慣を改善したり市販薬を使ったり、自宅でできる対処法もさまざまあります。

しかし、自分のニキビの状態を知りたい、ニキビを早く治したい、肌にニキビ跡は残したくないなど、ニキビを素早くきれいに治したいときは、病院を受診することが一番です。

病院ではニキビの状態や肌の状態に合わせて適切な薬や治療を選択することができます。

この記事では、病院で行われるニキビ治療について解説します。

皮膚科と美容皮膚科の違いは?

ニキビを病院で治療する場合は、皮膚科または美容皮膚科を受診します。

皮膚科では保険が適用される治療法が行われます。美容皮膚科では、保険適用外の高度な技術を用いて治療することが多く自由診療となり自費が高額になるケースもあります。

保険適用の治療であれば、薬の処方と合わせて一回の料金は2000~5000円が相場です。保険適用外の処方を受けるなら1万円以上かかる場合もあります。

受診する病院が決まったら診察や検査を受けて、自分のニキビの状態に合った治療方法が決まります。どのような治療方法があるのか代表的なものを紹介します。

ニキビの治療の種類

薬による治療

病院で行われるニキビ治療は、まずは外用薬や内服薬の服用です。

炎症を起こして腫れ上がっている赤ニキビには抗生物質が用いられます。抗生物質には塗り薬と飲み薬があり、炎症の原因となっているアクネ菌に対して効果的です。

白ニキビや黒ニキビに対して効果的なのは外用レチノイド、過酸化ベンゾイルなどがあります。アクネ菌を強力に殺菌して原因菌が増えるのを抑えたり、毛穴の詰まりなども改善します。

処方される外用薬には、アクアチムクリーム、ディフェリンゲル、ダラシンTゲル、ベピオゲルなどがあげられます。

ほかにも、殺菌作用や毛穴が詰まるのを防ぐ作用のある硫黄を塗ったり、炎症を緩和する作用をあらわす漢方薬、肌に新陳代謝をもたらすビタミン剤や、過剰な男性ホルモンの分泌をおさえるために女性ホルモンを服用するなどのホルモン療法もあります。

面ぽう圧出による治療

ニキビに針やレーザーなどで小さい穴をあけ、専用の道具で内部に詰まっている皮脂や角質などを押し出して取り除きます。主に白ニキビに効果的ですが、すでに発生しているニキビに対する治療なので、ニキビの原因を根本から治す治療ではありません。

皮膚科でおこなう気軽で安全な治療法であり、保険が適用されます。

ケミカルピーリングによる治療

保険適用外ですが、多くの医療機関で施術されている治療法です。ケミカルピーリングとは、毛穴に詰まった汚れや古くなった肌の角質層を溶かし、肌の新陳代謝を促進させてニキビのできにくい肌を再生させる治療法です。

フルーツ酸という酸性のグリコール酸(AHA)やサリチル酸(BHA)を使い、不要な角質を除去します。

ニキビ跡が気になる方におすすめですが、敏感肌の方や炎症がひどく生じている場合は刺激が強すぎる可能性があるので、施術をおこなえない場合もあります。

レーザー治療・イオン導入による治療

レーザー治療は、炭酸ガスレーザーでニキビ表面に微小な穴を開けて、毛穴につまっている皮脂や汚れなどを除去する治療法です。レーザーを当てた部位はニキビなどの肌トラブルが今後起こりにくくなる可能性があり、肌質改善にも効果が期待できます。

イオン導入による治療は、微弱な電流を流しながら美肌成分を皮膚の深くまで浸透させるものです。皮脂の過剰分泌を抑えることで毛穴詰まりを解消し、ニキビの悪化を防ぎます。また、多くの美肌成分を流すこともできるので、美肌や美白ケアにも効果的におこなえます。

そのほかにも、特定波長の光を照射する光線療法などがありますが、いずれも保険適用外の治療方法のため、高額になってしまう可能性があります。

まずは保険適用の治療から

ニキビの皮膚科治療は、保険が適応される基本的な治療から始めることをおすすめします。医師に相談して自分の状態や希望に合った治療法を行いましょう。

ニキビの治療は一度皮膚科に通えば治るというわけではなく、状態によっては何回か通う必要性がある場合があります。生活習慣を見直し、根気よく治療を続けることが改善への近道です。