坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)の原因が帯状疱疹!?帯状疱疹が原因の神経痛の症状・注意点を知ろう

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)の原因が帯状疱疹!?帯状疱疹が原因の神経痛の症状・注意点を知ろう

はじめに

神経痛の中でも「坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)」はよく知られていますが、その原因は様々で、整形外科が関係する腰椎(ようつい)などが原因で起こるケースと、原因が分からないケースがあります。
骨や関節に異常がない場合の坐骨神経痛には、帯状疱疹(たいじょうほうしん)が原因で起こる可能性もあります。

「帯状疱疹」の発症の経過と「坐骨神経痛」の関係について知っておきましょう。

帯状疱疹の原因は厄介なヘルペスウイルス

「ヘルペス」とは、小水疱(小さいみずぶくれ)が集った急性炎症性皮膚疾患のことです。
現在人間に感染するヘルペスウイルスは8種類が知られています。

ヘルペスには
・単純疱疹(たんじゅんほうしん)
・帯状疱疹(たいじょうほうしん)
の2つがあり、ヘルペスウイルスによる代表的な病気に、口唇ヘルペス、性器ヘルペス、水ぼうそう、帯状疱疹(たいじょうほうしん)があります。
帯状疱疹は、ヘルペスウイルスの中の水ぼうそう(水痘)と同じ「水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルス」によって発症します。

帯状疱疹発病の経緯

水痘・帯状疱疹ウイルスに感染
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初めての感染は「水ぼうそう」として発症
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水ぼうそうが治る
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水痘・帯状疱疹ウイルスは体内に残り神経節に潜伏する
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潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが活動し始め、神経を伝わり皮膚に水疱(水ぶくれ)を作る
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帯状疱疹の発症

このように帯状疱疹発症の経緯は、子どもの頃にかかった水ぼうそうが治った後にウイルスが神経節に潜伏し、疲労やストレスなどで免疫力が低下した時に再び活動を始め、神経を攻撃し皮膚症状を起こします。

多くは50代以上に発症しますが、20代~30代の若い年代にも発症することがあります。
帯状疱疹の初期症状は、皮膚症状の前に、体の奥の神経の痛みから始まります。
その後、発疹や水ぶくれが神経に沿って帯(おび)状に現れます。
そのため初期には帯状疱疹に気付きにくく、神経の痛みを伴うことが特徴で、眠れないほどの激痛に襲われることもあります。

通常は1ヶ月程で完治に向かいますが、半年以上痛みが消えない場合があります。

坐骨神経痛の原因がウイルスだとは気付きにくい

水痘・帯状疱疹ウイルスが、坐骨神経(ざこつしんけい)に入り込んで感染すると、炎症を引き起こし神経に痛みをもたらします。

ウイルスが原因の坐骨神経痛の症状

▶最初は神経痛の知覚症状だけ起こることが多い
▶じっとしていても常に痛い
▶眠れないほどの痛み
▶骨や軟骨、関節などに異常は見られない
▶疱疹が出てから帯状疱疹に気づく

このように、つらい神経の痛みをもたらす原因が、ウイルス感染からのものだとは気付きにくいこと多くあります。
また帯状疱疹の場合は、神経の痛みが先に出るため、余計に気が付きにくいことが問題です。

帯状疱疹が治った後にも起こる「帯状疱疹後神経痛」「坐骨神経痛」

​帯状疱疹が発症してから3ヶ月以上経っても痛みが継続していた場合は、「帯状疱疹後神経痛」という神経の病気である可能性があります。

痛みは帯状疱疹の痛みよりもさらに、焼けるような痛み、刺すような痛み、電気が走るような痛みなど、激しい痛みが半年~1年以上続くことがあります。
これは皮膚症状が完治しても、ウイルスが神経を傷つけて起こるので、その後も激しい痛みが残ることがあります。

完治には長期間かかることもあり、辛い時間を過ごすことになるため、帯状疱疹が治った後こそ注意が必要です。

帯状疱疹の坐骨神経痛は何科に行けばいい?

帯状疱疹が原因の坐骨神経痛の場合は、皮膚科を受診しましょう。

坐骨神経の痛みがウイルス感染だとは思わないことが多いため、整形外科などを受診してしまいますが、帯状疱疹後坐骨神経痛の場合は、骨や関節などに異常があるわけではないため、帯状疱疹のような症状が出た場合は、なるべく早めに皮膚科を受診しましょう。

帯状疱疹はその後の神経痛がより辛い場合が多く、治療が遅れると完治に大変時間がかかるケースが多いため、神経痛と共に疱疹が出た場合は、早期に皮膚科を受診し、帯状疱疹後坐骨神経痛にならないようにすることが大切です。

おわりに

まさか坐骨神経痛の原因がウイルスだとは思いもよらず治療が遅れる場合があります。
水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルスは子どもの頃から継続して体内に潜伏し、様々な痛みをもたらします。
帯状疱疹が原因で起こる坐骨神経痛があることを知っておくとよいですね。

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