腰痛からの坐骨神経痛で「足のしびれ」「座れない」!原因・症状・予防・改善について知ろう!

腰痛の慢性化で足のしびれが・・

腰痛が慢性化してくると、足のしびれや張りといった不快な症状が気になってくるケースがあります。
中には腰痛のせいで座っているのが辛いという人も・・・。
こうした症状の原因として考えられるのが「坐骨神経痛」。
テレビCMなどで、名前は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

この記事では、坐骨神経痛の主な症状や原因、日常生活で出来る予防・改善策について解説していきます。


 

腰痛の進行で発症する「坐骨神経痛」の症状について

私たちの体には腰・骨盤から足の爪の先まで伸びる「坐骨神経」という神経があります。
そして坐骨神経痛とは、坐骨神経のどこかで刺激や圧迫が起こることによって生じる「しびれ、張り、痛み」といった症状です。
特に中高年にみられ、慢性化した腰痛が進行した結果として起こるケースが大半を占めます。
主な症状は以下の通りです。

●鋭い痛みや張り
●しびれ、だるさ
●歩行困難・歩行障害
●冷感・灼熱感
●感覚や筋力の麻痺

坐骨神経は人間の体で最も太くて長い末梢神経で、また膝の裏あたりで枝分かれもしているため、幅広く症状がみられることも特徴です。
太もも、お尻、ふくらはぎ、すね、といったさまざまな場所で症状がみられます。

 

坐骨神経痛の原因となる腰痛は主に「腰椎椎間板ヘルニア」と「腰部脊柱管狭窄」

坐骨神経痛が起こる原因とされる腰痛は、年齢によって異なります。
若い方の場合は「腰椎椎間板ヘルニア」が多く、高齢になると「腰部脊柱管狭窄」が原因であることが多いです。

腰椎椎間板ヘルニアとは?

私たちの背骨(脊椎)は、「椎体」という骨の部分を「椎間板」がつなぐことによってできています。
椎間板は繊維の輪がバームクーヘンのように重なり、その中心に「髄核」というゲル状のボールがあるのが特徴です。
この髄核が何らかの理由で繊維の輪を飛び出し、周囲の神経を圧迫することによる痛みが「椎間板ヘルニア」で、これが腰のあたりで生じた場合「腰椎椎間板ヘルニア」と呼びます。20~40代の若い世代に多い腰痛です。
 

腰部脊柱管狭窄

脳から背骨にかけて伸びる「脊髄」という神経が通っている管を「脊柱管」(せきちゅうかん)といいます。
「腰部脊柱管狭窄」とは、腰周辺の管のスペースが狭くなり、神経を圧迫する状態です。
中高年によくみられることが特徴で、下肢にしびれや痛みを起こし、ときには歩行障害や排尿障害、麻痺を伴うこともあります。
 

 

坐骨神経痛の予防・改善方法とは?

腰痛の慢性化から生じる坐骨神経痛を予防、改善するにはどうすればいいのでしょうか?
ポイントは「ストレッチ」「体の冷えをとる」「姿勢」です。

ストレッチ

筋力の低下は坐骨神経痛を招きやすく、また坐骨神経痛によって筋肉はこわばった状態にあります。
どちらも解消するには、無理のない範囲でのストレッチがおすすめです。
柔らかい場所(ベッドや布団の上)では行わず、平らな場所で行いましょう。
おすすめのタイミングはお風呂上り。血行が良いので筋肉をほぐすのに最適です。腰痛改善にもつながります。
 

体の冷えをとる

体が冷えると筋肉が硬くなりやすく、坐骨神経を圧迫しやすくなります。
夏でもエアコンなどによって体が冷える可能性があるので、室内では靴下を着用し、ひざ掛けやブランケットを常備しておきましょう。
下半身を冷やさないことが大切です。

姿勢に気を付ける

坐骨神経痛の改善や予防には、普段の座り姿勢に気を付けてみましょう。
いすに座るときは、背中を背もたれに密着させ、あごを引き、深く腰を掛け、背筋を伸ばすことを意識します。    
床に座る場合は正座がおすすめです。骨盤を立てるイメージで、背筋を伸ばして座りましょう。
(ただし、膝に痛みを感じる場合は控えてください)

左右どちらかに負担のかかる「足を組んだ座り方」や「正座を崩す横座り」、そして背骨が曲がりやすい「あぐら」は坐骨神経痛や腰痛の悪化を招く可能性があるので控えましょう。
 

さいごに

いかがでしたか?
坐骨神経痛の改善には、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs/エヌセイズ)による薬物療法や、局所麻酔薬の注射による「神経ブロック療法」なども非常に有効です。
2週間以上痛みが改善しない場合や激しい痛み、しびれが起こる場合には一度整形外科を受診することをおすすめします。


(image by Photo AC)
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