女性は腰痛が起こりやすい!

腰痛は男女かかわらず多くの人が悩まされる身近な病気です。

性別にかかわらず腰痛の主な原因は骨のゆがみや筋肉の衰えです。女性は特に筋肉がつきにくく筋肉量も少ないため、腰痛が起こりやすい状態であるといえます。

他にも、女性ホルモンの影響、妊娠・出産など女性ならではの原因も考えられます。

この記事では女性特有の腰痛の原因を解説します!

女性特有の腰痛の原因と対策

筋肉不足による姿勢の悪さ

運動不足で筋肉が衰えていると姿勢の悪さにつながり、腰痛を起こしやすくなります。鏡の前に横向きに立ったときに猫背になっていたり、お腹を突き出し背中を反らすように立っている場合は注意が必要です。

座るときや歩くときも正しい姿勢を意識しましょう。

正しい姿勢がつらい場合は筋肉が衰えている可能性もあります。腹筋や背筋を鍛えて正しい姿勢を保つことを心がけてください。筋肉がつくと正しい姿勢をキープしやすくなるだけでなく、ダイエットにも効果があります。

ハイヒール

ハイヒールなどのかかとが高い靴は前のめりの姿勢になりやすく、腰への負担が大きくなります。

ハイヒールを履いていて腰に違和感が現れた場合は、パンプスなどかかとの低い靴に替えて腰への負担を減らしましょう。

デスクワーク・接客などの仕事

デスクワークなどの座り仕事でも接客のような立ち仕事でも、長時間同じ姿勢で腰に負担をかける状態が続くと腰痛が起こります。

1時間おきに軽く前屈・屈伸運動を行うと、腰の筋肉がほぐれ血行がよくなり腰痛を予防することができます。

冷房による体の冷え

冷房が効きすぎた場所に長時間いると、体が冷えて血行が悪くなり腰痛が起こります。

腰にひざ掛けやブランケットを巻く、使い捨てカイロを貼っておくなど体を冷やさない対策をしましょう。

肩掛けバッグ

ショルダーバッグなど片側の肩のみにバッグをかけていると、重心がずれて骨格がゆがんでしまいます。背骨のゆがみは腰痛の原因につながります。

バッグをかける肩を毎日ローテーションするなど、片側に重心が寄らない工夫をしましょう。

過剰なダイエット

ダイエットのための過剰な食事制限は、たんぱく質など筋肉の元になる栄養素の不足を招きます。また、筋肉がつく前に過剰な運動を行うと腰への負担が増えて腰痛を起こしやすくなります。

無理なダイエットは腰痛だけではなくさまざまな病気の原因にもなります。

ダイエットをする場合は、栄養バランスを考えた食事計画と適度な運動を行いながらじっくりと取り組みましょう。

慢性的な便秘

便秘は女性に多い症状です。便秘の状態が長く続くと、せき止められた便で大腸が圧迫され肥大化することで腰を圧迫してしまい、腰痛を引き起こすことにつながります。

食物繊維の豊富な食べ物や適度な運動で排便を促し、便秘を早めに解消しましょう。

尿路感染症

女性は男性に比べて尿道が短く膀胱まで近いため、細菌に感染しやすくなっています。尿路感染症の中でも、尿道から侵入した細菌が膀胱を通って腎臓に達し炎症を起こす病気を腎盂腎炎いい、20~30代の女性によくみられる病気です。

腎臓は腰のあたりにある臓器なので、腎臓が痛むと腰が痛いと感じることがあります。

妊娠や出産・子育て

子どもを出産するときは骨盤が大きく開きますが、その際に骨盤がダメージを受けると関節部分がずれて腰痛が起こるケースがあります。骨盤の損傷が腰痛の原因の場合、病院での治療が必要になります。

また、妊娠中の方や、赤ちゃんや小さな子どもを抱っこすることが多い子育て中の方は、赤ちゃんや子どもの体重分も腰に負担をかけている状態です。

妊娠・子育て中は立っている時間を減らすなどして腰への負担をなるべく減らすようにしましょう。

女性ホルモンの変化も腰痛の原因になる

生理の前後や閉経など、女性ホルモンの変化によって腰痛が起こる場合があります。

生理になると経血をスムーズに排出できるように、卵巣からは骨盤を開きやすくする「リラキシン」というホルモンが分泌されます。リラキシンの働きで骨盤が開くと、骨盤が不安定になり普段よりも腰に負担がかかりやすくなってしまうのです。

また、立ち上がれなくなるほどの生理痛が現れる月経困難症では、腰が痛むことも少なくありません。月経困難症は症状の程度と原因によっては病院の治療が必要な場合もあります。日常生活に影響がでるほど生理痛がひどい場合は婦人科を受診しましょう。

PMS(月経前症候群)

PMSなど生理への憂うつな気持ちやストレスが腰痛を招く場合があります。生理前のストレスだけでなく、生理痛がひどい場合は腰痛や肩こりを引き起こすこともあるります。

生理中は生理痛を和らげるような生活をすることも大切です。 

更年期障害

高齢の方は閉経後のホルモンバランスの変化によりカルシウムが不足しやすくなります。カルシウムが不足すると骨の密度が低くなり、骨がもろくなる骨粗しょう症を発症し腰痛になるケースがあります。

閉経後の腰痛はカルシウムを多くとることで改善できる場合があります。ただし、過剰にカルシウムをとると高カルシウム血症になることもあります。

閉経後に腰痛が長引く場合は一度病院を受診して適切な治療を受けることをおすすめします。

女性特有の病気が腰痛の原因になる

子宮は腰に近い臓器であり、女性の場合は子宮の異常が腰痛となって現れやすくなっています。

腰に痛みが出る子宮の病気には、子宮内膜症・子宮筋腫・子宮がん・卵巣がんなどがあります。

生理時期以外の出血や、いつもより経血の量が多いといった症状とともに腰痛が現れている場合は、早めに婦人科を受診しましょう。

おわりに

腰痛の原因は腰への負担やホルモンの変化などですが、妊娠した直後に腰痛が現れることもあります。

女性の腰痛にはさまざまな原因が考えられるため、不安な症状がある場合は、一度医療機関に相談することをおすすめします。