首のこりが起こる原因

首のこりは、次のような要因で起こる血行不良によって引き起こされます。

姿勢や体型による筋肉への負担

パソコン作業やスマートフォンの操作、長距離の車の運転などで同じ姿勢を続けていると、筋肉がこわばって血行が悪化し、首のこりを引き起こします。

特にパソコン作業・スマートフォンの操作をするときの下向き姿勢は、「ストレートネック」になりやすいといわれています。

ストレートネックとは、本来はS字の頚椎(首を支える骨)がまっすぐになっている状態のことをいいます。ストレートネックになると首の筋肉がこわばりやすくなるため、こりの原因となります。

また、首が短く太い人や、なで肩の人も首のこりを引き起こしやすいといえます。

ストレス

ストレスからくる首のこりは、自律神経が関わるものと脳せき髄神経が関わるものの2種類があります。

自律神経が関わる首のこりは、ストレスによって血流をコントロールしている神経が異常に反応することで起こります。

脳せき髄神経が関わる首のこりは、脳が感じたストレスが運動神経に伝わり筋肉が緊張することで起こります。

どちらも血行不良に繋がり、首のこりを引き起こす原因となります。

眼精疲労

眼を使い続けることで痛み・かすみ・充血などの症状が現れる「眼精疲労」は、首のこりにも関係しているといわれています。

眼精疲労と首のこりの関係は明確に解明されていませんが、目を使い続けるときの姿勢や、緊張によるストレスが首まわりの血行不良に繋がっていると考えられています。

眼精疲労について、詳しくは関連記事をごらんください。

冷え

エアコンなどによる冷えや冬場の冷えは筋肉を硬直させてしまい、血行が悪くなるため、首のこりを引き起こす原因となります。

首のこりを解消するには?

首のこりを解消するためには、次のような方法を試してみましょう。

あまりにも首のこりが改善されなかったり、痛みがひどい場合は医療機関を受診することをおすすめします。

ストレッチなどで体を動かす

パソコン作業や車の運転などで首に疲労を感じた場合は、肩を回したり首筋を伸ばすなどしてストレッチをすることで、血行が改善され首のこりが緩和されます。

また、空き時間や休みの日にジムで運動したりスポーツをすることも効果的です。

血行を改善する

滞った血液の流れを改善することで、首のこりが緩和されます。

湯船でしっかり温まったり、温感シートを使用するなどして首回りの血行を改善しましょう。

首のこりの温感治療について、詳しくは関連記事をごらんください。

市販薬を使用する

首のこりに効果のある市販薬には、首に直接塗るタイプと、内服タイプがあります。

どちらも血流を改善する成分が配合されています。使い心地や好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

アンメルツゴールドEX

有効成分「ノナン酸バニリルアミド」が、血流を改善します。また、炎症をおさえ痛みを和らげる「フェルビナク」も配合されているため、首のこりによる痛みにも効果があります。

じんじんと温かさを感じるのも特徴です。

アクテージSN錠

有効成分「d-α-トコフェロールコハク酸エステル(天然型ビタミンE)」が、血流を改善します。

また、筋肉の代謝をアップさせることで筋肉の硬直を防ぐ成分や、筋肉の硬直によって損傷した末梢神経の修復を助ける成分なども含まれています。

合わない枕が首のこりを引き起こす

首自分に合わない枕を使うことで、首に負担のかかってしまうことがあります。

寝る姿勢を正しく保つには、自分に合った枕を使用することが大切です。 

横向きで寝る人

横向きで寝たときに、おでこ・顎・胸の中心を結んだ線がまっすぐになる枕が理想の高さです。

基本的には、横向きに寝た時のふとんと肩の間の高さにフィットするものを選ぶと良いでしょう。 

枕が高すぎると首が不自然に曲がってしまい、首から肩にかけて負担がかかります。

反対に枕が低すぎたり枕を使用していない場合も、首から肩にかけて負担がかかる上に、血液が頭に下がりやすくなるためむくみを引き起こすことがあります。

中心がへこんだ形の枕は、寝返りを妨げます。同じ姿勢を続けることで血行不良を引き起こすため、おすすめできません。

仰向けで寝る人

枕を使わずに仰向けで寝たときの、床から首までの高さが理想の枕の高さです。おでこと顎を結んだ線がベッドから約5°の角度になる枕を選びましょう。

枕が高すぎると首が不自然に曲がってしまい、首から肩にかけて負担がかかります。また、気道を圧迫してしまうためいびきの原因となることもあります。

反対に枕が低すぎたり枕を使用していない場合は、首を支える骨が不安定になるため首から肩にかけての筋肉が緊張してしまいます。

中心がへこんだ形の枕は、寝返りをうつことができなくなり、同じ姿勢を続けることで血行不良を引き起こすため、おすすめできません。

うつぶせで寝る人

うつぶせ姿勢での睡眠は、呼吸などにも支障が出るためあまりおすすめできません。

寝姿勢を改善することをおすすめしますが、まずは圧迫感を感じにくいやわらかい素材でできた低い枕を使用し、首への負担を少しでも減らしましょう。

おわりに

首のこりが改善されると、いつもよりも仕事のパフォーマンスが上がったり体が軽く感じたりと、普段の生活にも良い影響をもたらします。

日常での少しの意識で改善することができるので、ぜひさまざまな方法を試してみてください。