捻挫はどれくらいで治る?

捻挫は関節のケガであり、軟部組織と呼ばれる靭帯や腱、軟骨が傷つけられることで起こります。

捻挫の症状は靭帯損傷の程度によって分類され、靭帯が伸びた状態を1度、靭帯が部分断裂した状態を2度、靭帯が完全に断裂した状態を3度といいます。

個人差はありますが、軽度の1度捻挫であれば、痛みや腫れは1週間から10日程度で改善します。

捻挫をしてから2~3日間は患部が炎症を起こして腫れや痛みが強く、捻挫をしてから4日目以降は患部の炎症はおさまり、腫れや痛みの症状が落ち着いてきます。

ただし軽度の場合でも、靭帯が完全に修復するのには1か月から2か月程度かかります。

また、捻挫をした直後の応急処置が重要で、適切な処置が行われなかった場合は症状が長引いたり後遺症が残る危険性があります。

捻挫の症状・原因・応急処置などについて、詳しくは関連記事をごらんください。

捻挫が長引く場合の治し方

捻挫した直後の炎症が起きている間は患部を冷やすことが大切ですが、捻挫の炎症がおさまってからは患部を温めることで治りを早めます。

これは、温めることにより血流が促されるためです。痛みもやわらぐため、お風呂に入ったり蒸しタオルなどを使用して、患部を温めましょう。

そのほか捻挫した際の日常生活での注意点について、詳しくは関連記事をごらんください。

捻挫が治らない場合に考えられる原因

1週間から10日以上経過しても捻挫が治らない原因としては、次のようなことが考えられます。

靭帯がゆるんでいる

靭帯が伸びたまま治らず、ゆるんでしまうと関節がぐらついて不安定になります。

また、関節が不安定なことで軟骨を痛めてしまうことがあり、これも痛みの原因につながります。

脱臼や骨折など捻挫とは別のケガをしている

捻挫ではなく、別のケガであることも考えられます。特に脱臼や骨折は、捻挫と間違われやすい外傷です。

捻挫したときに別の場所を痛めた

捻挫をした際に、靭帯だけでなく軟骨や神経も損傷してしまうことがあります。

また足のひねり方によっては、足首だけでなく足の甲の靭帯を痛めることもあります。

そのため、足首の靭帯損傷が治っても痛みを感じることがあります。

捻挫が治らない場合の対処法

歩くと強い痛みがある場合、腫れや内出血が引かない場合、関節がぐらついて不安定感がある場合は、病院を受診しましょう。

骨格・筋肉・神経系からなる運動器の機能改善を重要視している整形外科の受診がおすすめです。

病院では、レントゲンによる骨折の判定、ストレス装置を用いてレントゲン撮影する靭帯のゆるみの判定、MRIなどの検査が行われます。

検査の結果によって、保存的治療(手術以外の治療)か手術による治療のどちらかが選択されます。

捻挫のリハビリ方法

保存的治療のひとつに、リハビリがあります。

リハビリは、捻挫をしてかたくなった関節を柔らかくし関節周囲の筋肉を鍛えて衰えた筋肉の力を取り戻すことを目的として行われます。

リハビリの方法としては、足の指で床に置いたタオルをつかむ「タオルギャザー」などがあります。

おわりに

捻挫の症状の程度は3段階あり、症状が重い場合は手術が必要な場合もあります。軽いケガと考えず、捻挫が治らない場合は早めに病院を受診し、医師の診断を受けてください。