捻挫は関節のケガであり、軟部組織と呼ばれる靭帯や腱、軟骨が傷つけられることで起こります。

関節を固定するテーピングは、捻挫の予防や痛みの緩和などに効果的です。

この記事では、捻挫のテーピングについて解説します。

捻挫したときの日常生活の注意点については、関連記事をごらんください。

捻挫におけるテーピングの目的

捻挫でテーピングをする目的には、次のようなものがあります。

捻挫の予防・再発防止

捻挫しやすい部位をテーピングによって補強することで、関節のひねりやくじきを防ぎ、捻挫を予防します。

また、一度捻挫した部位は癖になって同じところを捻挫しやすくなるため、テーピングによって患部を固定して再発を防ぎます。

捻挫による痛みの緩和

テーピングで関節の可動範囲を制限することによって、すでに捻挫している場合に生じる痛みを緩和します。

捻挫したあとの応急処置

ケガをした直後に、テーピングによって患部を圧迫し固定することで、捻挫の悪化を防いで痛みを緩和します。

患部にパッドなどを当てて、その上からテープや弾性包帯を圧迫するように強く巻いてください。

捻挫の応急処置について、詳しくは関連記事をごらんください。

捻挫を予防し痛みをやわらげる簡単なテーピング法

自分で巻くことのできる、簡単なテーピング法を紹介します。

足首のテーピング法

テープを3枚使用します。

はじめに、足首の角度を直角に保ちます。椅子の上に足を乗せるとよいでしょう。

1枚目のテープをかかとに通し、テープの両端を強めに引っ張りながら、外側と内側のテープの長さが同じになるように、まっすぐに足側面へ貼ってください。

次に2枚目のテープをかかとに通し、テープの両端を引っ張って、外側を1枚目のテープより少し後ろ、内側を少し前の足側面へ貼ってください。

3枚目のテープをかかとに通し、テープの両端を引っ張って、外側を1枚目のテープより少し前、内側を少し後の足側面へ貼ってください。

最終的に、3本のテープが扇形になります。

手首のテーピング法

指を動かしやすいよう手を開いた状態でテープを巻きます。

テープを軽く引っ張りながら、手首に2~3周テープを巻きます。

1周巻くごとに、少しずつテープをずらしていきましょう。

指のテーピング法

テープを2枚使用します。

1枚目は、指を伸ばした状態で、指の付け根から反対側の指の付け根までテープを引っ張りながら貼ります。

2枚目は指先を1周し、付け根に向かってぐるぐると巻いていきます。巻くときは、テープが半分重なるようにしましょう。

テープの選び方は?

テーピングをする際は、伸縮性のないテープ、もしくは伸縮性のあるテープを使い分けます。

非伸縮性テープ

伸縮性のないテープは患部をしっかりと固定するため、捻挫した直後のテーピングに使用してください。

テープの幅には、25mm、38mm、50mmなどがあり、指には25mmくらい、足首や手首に使用する場合は38mmくらいのものがおすすめです。

3M(スリーエム) テーピング マルチポアスポーツ ホワイト 38mm 1巻 2980BLP38

皮膚とテープの間が蒸れにくく、はがすときの痛みが少ないテープです。しわをつくらず、きれいにテーピングできます。

伸縮性テープ

伸縮性のあるテープは、しっかりと固めたくない場合や予防の際に使用しましょう。

テープの幅は、25mm、37.5mm、50mm、75mmなどがあり、指や手首には25mmくらい、足首には50mmくらいのものがおすすめです。

3M(スリーエム) キネシオロジー テーピング マルチポアスポーツ レギュラー 50mm 1巻 2743BLP50

低アレルギー性の粘着剤を使用し、テープによる皮膚トラブルを防ぎます。超撥水加工が施されているため、お風呂や家事の際にも安心です。

テープが巻けない場合はサポーターの使用を

テープをうまく巻けない場合は、サポーターの使用をおすすめします。

サポーターはテーピングと同様に、関節を適度に圧迫し固定して安定させます。

加えて、サポーターには保温性があるため、捻挫による慢性的な痛みをしずめます。

サポーターは、スポーツなど関節を動かすときに使用してください。寝るときに使用するとむくんでしまうこともあるため、外してから就寝しましょう。

足首用のサポーターのおすすめ3選

一番捻挫をしやすい部位である、足首用のサポーターのおすすめを紹介します。

バンテリンサポーター 足くび用

日常生活をサポートするためのテーピング理論に基づいたサポーターです。
足首のブレを抑制するようにしっかりと固定し、歩行を助けます。
また、関節の動きにフィットするよう作られており、ズレにくくなっています。
左右兼用のため、どちらの足にもつけることができます。 

パテックス機能性サポーターハイグレードモデル 足首用 黒

人間工学に基づいたテーピング理論で、足首の周りをしっかりと固定してサポートします。
固定することで足首のブレを抑制し、安定させるため、日常生活や運動時の足首への負担を軽減します。
かかと部分が露出しているため、上から靴や靴下を履いたときに気になりにくいです。
左右兼用のため、どちらの脚にもつけることができます。 

ザムスト(ZAMST) 足首 薄型サポーター ボディメイト(BODYMATE)足首

足首を軽く圧迫・保護して優しくサポートするサポーターです。
かさばらない薄い素材のため、上から靴下を履いたり靴を履いたりしたいときにもおすすめです。
薄い素材のためつけていても気にならず、日常生活の使用にも向いています。
左右兼用のため、捻挫をしやすい人はひとつ購入しておくと便利です。

おわりに

捻挫の予防と治療には、患部を固定するテーピングが効果的です。うまくテープを巻けない場合は、同じく患部を固定するサポーターの使用も検討してください。

また、テーピングやサポーターをしても捻挫の痛みが緩和されない場合は、靭帯が断裂していたり、別の外傷であるおそれがあります。

捻挫が治らない場合の対処法については、関連記事をごらんください。