捻挫のときにお風呂に入ってもいい?

捻挫をしてから2~3日は間は急性期と呼ばれます。患部が炎症を起こし、腫れや痛みの症状が強くなっています。

急性期は、患部を冷やすことで血管を収縮させ内出血や炎症をおさえる必要があります。

そのため、捻挫をして腫れているときは、入浴は避けてシャワーにとどめましょう。

いっぽう捻挫をしてから4日目以降は慢性期と呼ばれ、内出血や炎症がおさまり腫れや痛みの症状が落ち着いてきた状態です。

慢性期は患部を温めることで、内出血の吸収を早めて腫れをひきやすくします。

入浴によって血行がよくなり痛みがやわらぐため、お風呂で患部を温めるのがおすすめです。

寝るときの注意点は?

寝るときに注意する点は、捻挫後の期間で異なります。

捻挫をした直後

捻挫をしたときの応急処置を、その心得であるRest(安静)、Iceing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字を取って「RICE」といいます。

捻挫をした直後(1~3日程度)は、患部を動かさずに安静にすることが大切です。

サポーターなどを使用すると、寝ている間でも患部を圧迫し固定することができます。ただし、サポーターの中には就寝時の使用を禁止しているものもあるため、商品の使用上の注意を確認してください。

挙上は心臓より高い位置に患部を置くことで、内出血や腫れをおさえます。位置が高すぎると眠りの妨げになるため、高くしすぎないように注意してください。枕やクッションの上に、患部を置くとよいでしょう。

なお、氷を使った冷却は、冷やしすぎによる凍傷を防ぐため、寝ている間は休止してください。

痛みが強く眠れない場合は、冷湿布を使用したり痛み止めの薬の使用を検討しましょう。

RICE処置について、詳しくは関連記事をごらんください。

捻挫の炎症がおさまった後

捻挫してから4日目以降の慢性期になったら、RICE処置を終了してください。

痛みを感じる場合は、患部を温める温湿布を使用しましょう。

この期間にサポーターを着用して寝ると、むくんでしまうことがあるため、就寝時にサポーターは使用しないでください。

捻挫の時に使用する薬について、詳しくは関連記事をごらんください。

運動はいつから?

捻挫の痛みや腫れなどの症状がおさまっても、靭帯が完全に修復するのには、1か月から2か月程度かかります。

そのため、運動の再開は慎重に行いましょう。少なくとも、腫れや痛みのある場合は、運動を控えてください。

また一度捻挫すると癖になり、同じところの捻挫を繰り返しやすくなります。

捻挫の再発を防ぐために、運動をする際はテーピングなどで捻挫を予防することがおすすめです。

捻挫のテーピングについては、関連記事をごらんください。

捻挫を早く治す食べ物はある?

食べるだけで捻挫を治す食品はありませんが、食品に含まれる栄養素を摂取することで捻挫の回復を早める助けになります。

一般的に次のような栄養素は、捻挫をはじめとするケガの回復をうながすといわれています。

たんぱく質・コラーゲンを含むもの

たんぱく質には新しい細胞をつくる働きがあります。

たんぱく質は、豚肉、鶏肉、牛肉、卵、レバー、まぐろ、いか、鮭、豆腐、納豆、チーズ、牛乳、ヨーグルトなどに含まれています。

さらに、靭帯は繊維状のたんぱく質であるコラーゲンでできているため、靭帯を強化するにはコラーゲンを摂取するのもひとつの手段です。

コラーゲンは、豚肉・鶏肉(鶏の手羽先)や牛スジ、ゼラチン、海藻類・貝類などに多く含まれます。

ビタミンCを含むもの

ビタミンCは、たんぱく質でできている腱や靭帯の合成に役立つ栄養素です。

キャベツ、ほうれん草、グレープフルーツなどに多く含まれています。

カルシウムを含むもの

捻挫のときは、靭帯だけでなく骨や関節もダメージを受けているおそれもあるため、カルシウムも摂取したい栄養素です。

チーズ、牛乳、ヨーグルト、ししゃも、ちりめんじゃこ、ひじき、チンゲン菜などに含まれています。

捻挫が治らない場合は?

数日経っても、捻挫の腫れがひかない、痛みがおさまらないなどの場合は、病院を受診してください。

靭帯が断裂していたり、骨折や脱臼など別のケガであるおそれがあります。

捻挫が治らない場合の対処法について、詳しくは関連記事をごらんください。

おわりに

捻挫をした直後は安静にして過ごすことが大切です。炎症がおさまってからは、お風呂で血行をうながしたり、軽い運動などで患部を動かしましょう。腫れや痛みがひかない場合は、早めに病院を受診してください。