腹痛の原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年12月15日

腹痛の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

腹痛の症状

腹痛の症状には以下の3種類があります。

内臓痛

上腹部やおへそのまわり、下腹部などに感じる鈍痛です。お腹が全体的になんとなく痛いというように、痛みの範囲は明確ではありません。症状は周期的に起こり、吐き気、嘔吐、冷や汗をともなうこともあります。体位を変えることで痛みが軽減する場合もあります。

体性痛

鋭くさすような腹痛です。痛みは持続的に続きます。一般的に吐き気などをともなうことはなく、体位を変えることで痛みはひどくなります。痛みのある部位が明確ではっきりとしています。

関連痛

内臓痛が起こったとき、その刺激が皮膚に伝わることにより痛みを感じます。痛みの出る範囲は限られており、腹痛の原因となっている内臓によって痛みの出る部位がほぼ決まっています。腹部以外に起こる関連痛は、放散痛と呼ばれています。

生活の中で考えられる原因

腹痛は、内臓の収縮・痙攣や、腹膜・横隔膜などが引っ張られたり炎症を起こすといった刺激を受けることにより発生します。

消化器疾患、婦人科疾患、心・血管・呼吸器系疾患、泌尿器系疾患、内分泌系疾患などのさまざまな病気が原因となります。

日常生活の中では以下のことも腹痛を引き起こす原因として考えられます。

自律神経の乱れ

胃や腸は自律神経によってぜん動運動や胃酸分泌などのバランスが調節されることにより正常な消化活動を行います。しかし、ストレスや疲れなどにより自律神経が乱れるとそれらのバランスが崩れ、胃腸の収縮運動が異常に高まり腹痛の原因となります。

食べ過ぎ

脂肪分・糖分の高いものを食べすぎたり、香辛料の効いた料理や食べ慣れないものを食べることで消化不良が起こり、腹痛をともなう下痢の原因となります。

体の冷え

お腹が冷えることでも腹痛の症状が現れます。冬だけでなく、夏でも室内では冷房などで体が冷えやすいため腹痛の原因となります。また、冷え性の方は手足だけでなく体も冷えているため腹痛が起こりやすくなります。

腹痛の対処法

下痢が続く場合は水分補給をする

下痢の症状が続く場合は脱水症状になる危険性もあります。お腹を温めながら安静にし、しっかりと水分補給を行いましょう。

症状がひどい場合は病院を受診する

急激に激しく痛む、痛みがどんどんひどくなる、夜も眠れない、歩くと響く、食事ができない、発熱・嘔吐が続くなどの場合は病院を受診しましょう。原因となる病気の種類によっては、入院や緊急な手術が必要になる場合もあるため注意が必要です。

腹痛が起こった場合、痛みの強さや痛み方、部位、いつから痛いか、腹痛以外の発熱や吐き気などの症状はあるかなどを医師に伝えてください。これらのことから、原因となる病気をある程度推測することができます。

薬の使用

腹痛の種類や部位などによって、有効な薬は異なります。鎮痙薬(平滑筋弛緩薬)は内臓痛の場合に効果的です。痙攣性の痛みを緩和し、血管を広げて血行を良くする作用があります。体性痛の場合は鎮痙薬では効果が期待できません。痛みを止めるためには鎮痛薬を使用します。

下痢をともなう腹痛の場合には、下痢止めや整腸剤を使用すると良いでしょう。下痢止めには腸管運動を正常にして水分分泌を抑える作用のあるものや、腸壁の炎症を抑える働きがあるものなどがあります。整腸剤は腸内菌のバランスを整え、穏やかに症状を改善していきます

みぞおちの痛みがある場合は、胃痛が原因であることが考えられます。その場合は胃酸を中和する作用をもつ制酸剤が入っている胃腸薬や、H2ブロッカーを使用すると良いでしょう。

腹痛に関する疑われる病気

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

腹痛に使われるお薬の総合情報

腹痛に関するお役立ち情報

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