はじめに

痛風には、尿酸値やプリン体が関係していることなどをご存知の方もいると思います。
風を感じても激しく痛み、歩くのもやっとと言われる痛風の原因を知り、日ごろから気を付けるとともに、
すでに痛風になってしまった方は、発作の対処方法や治療方法を実践していきましょう。
 

痛風の症状は?

突然、足の親指が締めつけられるように痛みだし、足を動かすこともできず、赤く腫れ上がっている、といった症状が痛風発作です。
そのままにしておくと、3日くらい続き、その後、徐々に強くなって10日もすると何もなかったかのように回復します。

それを放置してしまうと、半年から1年ごとに繰り返し、足の親指以外の関節まで腫れ、痛風発作の間隔も短くなっていきます。
さらに、関節だけでなく腎臓にも症状が広がり、腎臓の働きが悪くなって尿毒症になると、悪化の一途を辿ってしまいます。

詳しくは、以下の記事に書かれています。
関連記事:大人でも涙を流すほどの痛さ!30代以降の男性が気になる「痛風」のおもな症状とは?
 

痛風の原因は?

身体の中にある尿酸の量が増えすぎることにより、それが結晶になって激しい関節炎を引き起こすためです。

食生活が欧米化した結果、動物性タンパク質や動物性脂質を取りすぎるようになったことが背景とされていて、
肥満、飲酒(特に尿酸のもとになるプリン体が多く含まれるビール)、ストレスが主な要因になっています。

特徴的なこととしては、痛風の90%以上が男性です。また、年齢は40~50歳代に多く、女性の場合はほとんどが閉経後に現れています。

大半が男性の理由は、女性ホルモンに腎臓からの尿酸の排泄を促す働きがあることから、血液中の尿酸の濃度が、女性はもともと男性よりも低いためです。


 

痛風の治療方法は?

痛風発作が起きているときは、発作を止めることが第一です。
痛風発作が起きていないときは、血液中の尿酸を減らすことを目的に治療します。

痛風発作が起きてしまったら

・机の上に足を上げるなど、患部を高い位置に保ちながら冷やします。
・発作の起こった関節を安静にしましょう。マッサージや揉んだりはよくありません。

・痛み止めとしてのバファリンなどのアスピリンは、たくさん飲むと発作がひどくなることがあるため、前もって、医師から痛風発作用に処方された薬があれば、それを指示された通りに使いましょう。

・出来るだけ早く医師の受診を受けましょう。


 

尿酸を減らすために

痛風対策の薬の使い方

尿酸の状況によって、以下の3つの方法があげられます。

1、尿酸の量が過剰になる「尿酸合成過剰型」:尿酸合成阻害薬を使い、尿酸の合成を減らします。
2、体から排泄される尿酸量が低下する「尿酸排泄低下型」:尿酸排泄促進薬で、尿酸がたくさん尿へ排泄されるようにします。
 同時に、尿が尿酸で酸性になると尿酸が溶けにくくなるため、これを防ぐ尿アルカリ化剤を併用します。
3、1と2の「混合型」:尿酸合成阻害薬と排泄促進薬を併用します。

生活療法

毎日の生活を下記のように改善することも、尿酸値の低下にはとても大切です。
薬で尿酸の量を減らしても、そもそも毎日の摂取量が多ければ、根本的な原因は解消されません。

・カロリーを抑えた食事にする:肥満度が高いほど尿酸値は高くなる傾向にあります。

・アルコール(特にビール)を控える:アルコール分解により尿酸ができるためです。焼酎などの蒸留酒はプリン体が低めです。

・水分を1日2リットル以上飲む:水分が減ると尿酸値が上がりやすくなります。

・軽い運動を行う:ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。激しい運動は尿酸値を上げるので逆効果になってしまいます。

・ストレスを減らす:尿酸値の上昇と関係があるとされています。

尿酸のもとになるプリン体対策は、下記の記事が参考になります。
関連記事:痛風対策で食生活の改善は重要です! プリン体が多い食材は?どんな食事を摂ればいいの?


 

終わりに

痛風は食生活や運動などとの関係が深く、生活習慣病ともいえます。
高血圧や心筋梗塞、糖尿病など多くの病気とも関連しやすいことから、じっくりしっかりと治療に取り組むことが大切です。

(image by photoAC)
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