ツボ押しでリンパの流れを良くする!
肩こりの原因は筋肉の緊張による血行の悪化です。
また血行が悪いと、体の不要なものを送るリンパ節の流れも悪くなります。
ツボを押すことでそのリンパ節の流れを良くし、体の調子を整えることができます。
この記事では、肩こりにおすすめのツボの働きやその位置を、イラスト付きで図解します。
肩こりだけじゃない!頭痛やめまいなどにもおすすめ
肩こりは筋肉の緊張による血行の悪化が原因です。
肩こりが起こると、肩の筋肉の緊張や血行の悪化などにより、肩以外にも悪影響が起こるおそれがあります。
その代表例が首こりや頭痛、めまい、歯痛などです。
今回紹介する肩こりにおすすめのツボは、肩こりだけではなく頭痛やめまいなどにもおすすめのツボです。
肩こり以外の症状に悩む人は、自分の症状にあわせたツボを試してみましょう。
頭・顔にあるツボ
風池(ふうち)
風池(ふうち)は、後頭骨の下側にあります。
背骨からなぞっていって、頭を上に向けた時に人差し指が止まるくぼみと、耳の下のラインを結んだ中間点にあります。
首こりや頭痛、めまいなどの解消が期待できます。
角孫(かくそん)
角孫(かくそん)は頭にあるツボで、耳を頭につけた時に、耳の上部の先端が触れるところにあります。
首こりのほかに、歯痛、耳鳴り、偏頭痛の緩和も期待できます。
首・肩・背中にあるツボ
肩井(けんせい)
首の中心から肩先の真ん中で、ちょうど肩の筋肉の中心にあるツボです。
肩こりのほかに首の痛みや、めまいにもおすすめです。
天柱(てんちゅう)
天柱(てんちゅう)は、首の後ろ、後頭部と首の境目付近にあるツボ。中央のくぼみから4cmほど外側にあります。
肩こりだけでなく首の痛みや頭痛、鼻づまりなどにもおすすめのツボです。
風門(ふうもん)
風門(ふうもん)は背中にあるツボで、第2胸椎の少し横にあります。
風門の見つけ方は、まず首を前に倒した時に一番出っ張る骨を見つけます。
その骨から2つ下の骨の出っ張りから、親指の横幅1.5個分、外側にずらしたところにあります。
肩こりや首こり、頭痛などの緩和が期待できます。
手・腕にあるツボ
支正(しせい)
支正(しせい)は、小海(しょうかい)と陽谷(ようこく)というツボを結ぶ点の中点から、手首側に親指の横幅1個分ずらしたところにあります。
小海(しょうかい)は、肘を曲げた時に、内側の二つの出っ張った骨の間にあるへこみです。
また、陽谷(ようこく)は手の甲側にあり、手首の小指側の出っ張った骨の指先側にあるへこみにあります。
首こりだけでなく、頭痛やめまいにもおすすめです。
後渓(こうけい)
後渓(こうけい)は手の小指側、軽くこぶしを作った時にできる横に伸びるしま模様の端にあります。
首の痛みのほかに、耳鳴り、腰痛(ぎっくり腰)などの軽減が期待できます。
四瀆(しとく)
四瀆(しとく)は手のひらを下に向けた時に、上を向く腕の面にあるツボです。
まず腕の面をさすると確認できる、骨と骨の間のくぼみを、ひじへと真っ直ぐたどり、ひじの関節を確認します。
そのひじの関節から、手の甲側に親指の横幅5個分ずらしたところが四瀆(しとく)です。
肩こりや頭痛、耳鳴り、歯痛、吐き気などにおすすめです。
足にあるツボ
懸鍾(けんしょう)
懸鍾(けんしょう)は足のあるツボです。
外側のくるぶしから上に、親指の横幅3個分ずらしたところにあります。
首の痛みや寝違いなどにおすすめです。
足通谷(あしつうこく)
足通谷(あしつうこく)は足の小指にあります。
足の小指の外側を指でなぞった時に、指がとまるところが足通谷(あしつうこく)です。
首こりだけでなく、頭痛やめまいの緩和が期待できます。
おわりに
肩こりにおすすめのツボを紹介しました。
紹介したツボを刺激することで、肩や首のこりの緩和が期待できます。
しかしツボを刺激しても、肩こりを根本的に治すのは難しい場合もあります。
ツボを押して痛いと感じたら無理はせず、早めに病院への受診をおすすめします。