花粉シーズンが終わっても鼻づまりや鼻水がつらい・・これって本当に花粉症?

花粉症と同じような症状に見えても、水っぽい鼻水から粘り気のある鼻水に変わってきたら、副鼻腔炎にかかっている可能性があります。

副鼻腔炎とは、鼻の周りにある副鼻腔と呼ばれる空洞で炎症が起きて、鼻水や鼻づまりなどの諸症状を起こす病気です。

花粉症から副鼻腔炎になることや、花粉症と副鼻腔炎を併発することもあります。

この記事では、花粉症と副鼻腔炎の違いを解説。花粉症と副鼻腔炎を併発した場合の対処、副鼻腔炎の治療法を解説します!

花粉症と副鼻腔炎の違いは?

花粉症と副鼻腔炎は鼻水や鼻づまりなど、症状がよく似ています。しかし、それぞれの治療法や対処法は異なります。

花粉症なのか副鼻腔炎なのか、症状の原因を明確にさせることが治療の第一歩です。まずは花粉症と副鼻腔炎の違いを確認しましょう。

花粉症と副鼻腔炎は症状の出方が異なる

花粉症の症状は、体内に侵入した花粉が刺激となって起こるアレルギー反応です。それに対して、副鼻腔炎は副鼻腔に炎症が起きることで発症します。

副鼻腔炎が起こる原因は、細菌への感染、風邪や花粉症などのアレルギー性鼻炎があります。また、歯の炎症が原因になることもあります。

炎症で副鼻腔が腫れている状態が長引くことにより、副鼻腔内の空気の流れが悪くなると慢性副鼻腔炎につながります。

花粉症と副鼻腔炎の主な症状の違い

花粉症の症状といえば、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみが代表的ですね。

副鼻腔炎の症状は、花粉症と同じく鼻水・鼻づまりの他にも、頭痛・臭いがわからない・喉の方に鼻水が垂れる、味覚障害などがあげられます。

副鼻腔は4つあり、炎症の起こる場所によって頭痛を起こしたり、目や歯が痛んだりすることもあります。

花粉症と副鼻腔炎の見分け方

花粉症か副鼻腔炎か見分けるポイントは、鼻水の質や目の症状です。

また咳や痰も副鼻腔炎の特徴の一つ。鼻水が喉の方向に流れることによって引き起こされます。

  鼻水 咳・痰
花粉症 水っぽくて透明 かゆみ なし
副鼻腔炎 粘り気のある黄色や緑色で嫌な臭いあり 痛み あり

花粉症と副鼻腔炎は併発する?

花粉症で鼻の中が炎症を起こし、その炎症が副鼻腔まで広がると、花粉症と副鼻腔炎を併発してしまうこともあります。

副鼻腔炎と花粉症は原因が違うため、花粉症の薬を飲んでいても副鼻腔炎は治りません。花粉症の薬を飲みながら、副鼻腔炎の治療を一緒に進めることになります。

副鼻腔炎の病院での治療

副鼻腔炎の治療は、基本的には病院で行います。薬を飲む薬物治療がメインになり、症状に合わせて治療を組み合わせます。

薬物療法

副鼻腔炎の薬には、主に細菌の増殖を抑えたり殺菌したりするマクロライド系抗生物質が使われます。

その他、炎症を抑える消炎酵素薬、鼻水や痰を出しやすくする気道潤滑薬、痛みがある時は鎮痛剤を処方されることもあります。

局所療法

局所療法として吸引・洗浄・ネプライザー治療があります。

「吸引」では鼻の中に溜まった鼻水や膿を吸引管で吸引します。「洗浄」は生理食塩水を使って副鼻腔の洗浄をするもので、家でもできる対処法です。「ネプライザー治療」は、ネプライザーという機械を使って霧状の薬液を鼻の中に噴霧する治療法です。副鼻腔まで薬を直接届けることができます。

手術

慢性的な副鼻腔炎になり、薬物療法や局所療法を行っても症状の改善が見られにくい場合は手術をすることもあります。

副鼻腔炎が進行すると、鼻の粘膜がかたまりになって更に鼻腔を塞いでしまいます。これを取り除くための手術です。

花粉症の時期に副鼻腔炎が疑われたら

こまめに鼻をかむ

副鼻腔炎の原因にもなる鼻水をできるだけ出すことが重要です。こまめに鼻をかんで、なるべく鼻水を溜めないように心がけてください。

鼻水を出し切るまで、片方ずつかんでください。一度に全部出そうと強くかむのではなく、適度な強さで何度か繰り返してかむようにしましょう。

早めに病院を受診する

花粉症の薬では副鼻腔炎を治すことはできないため、病院で処方される抗生物質を飲む必要があります。副鼻腔炎が疑われたら早めに病院を受診しましょう。

副鼻腔炎は中耳炎・眼の合併症・脳の合併症などを起こす可能性があることや、慢性的になると治りにくくなります。

おわりに

副鼻腔炎だけでなく花粉症も、病院を受診して適切治療を行うことが治癒の近道です。花粉症の薬には市販されているものも多くありますが、特に初めて花粉症と思われる症状がでたときは、病院で症状や原因に合わせた薬を処方してもらいましょう。症状だけで自己判断せずに、早めに病院を受診することをお勧めします。