花粉症の症状に、くしゃみ、鼻水・鼻づまり、目のかゆみ・充血などがあることはよく知られています。

花粉症はこういった一次的な症状にとどまらず、頭痛や全身の倦怠感などの二次的な症状も引き起こします。

実は二次的な症状のひとつに「肩こり」があります。なぜ花粉症によって肩こりが起こるのか不思議に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、花粉症による肩こりの原因と解消法について解説します。

花粉症による肩こりの原因は?

花粉症による肩こりには、いくつかの原因が考えられます。原因は必ずしもひとつだけというわけではなく、複合的に絡み合っている場合もあります。

自律神経の乱れ

花粉症による肩こりの原因のひとつに、自律神経の乱れがあります。

自律神経は私たちの体の内臓、全身の血管や分泌腺を支配していて、自律神経が乱れると交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。

花粉によりアレルギー症状が引き起こされると、鼻水などが分泌されたり、くしゃみが出たりします。これは副交感神経が優位になった状態です。反対に交感神経が優位になると血管が収縮し、肩こりの原因となります。

このように花粉症のアレルギー症状が自律神経のバランスを乱す引き金となり、肩こりが起こることがあるのです。

鼻水・鼻づまりなどによる酸素不足

花粉症により鼻水や鼻づまりが起こると、呼吸がしづらくなります。

そのため、日中だけでなく睡眠中も呼吸が浅くなり、ゆるやかな酸欠状態に陥ります。

また、くしゃみをする際には体は前のめりになりがちで、少なからず肺が圧迫されます。これも酸素が不足する原因といわれています。

酸素不足は血行不良を招くため、肩がこったり張ったりする原因になります。

くしゃみをするときの筋肉の緊張

くしゃみをするときや鼻をかむときは力が入り、筋肉の緊張が起こります。

花粉症のシーズンはこういった動作を頻繁に行うため、呼吸に関わる筋肉に負担がかかります。

この筋肉への悪影響が、肩のこりを引き起こすことがあります。

花粉症による頭痛の悪化

頭痛も花粉症の症状のひとつです。

肩こりが起こると頭痛になることがありますが、反対に頭痛が原因で肩こりになることがあります。

頭痛は花粉症による鼻の粘膜の炎症が原因になることが多くなっています。

花粉症による頭痛について、詳しくは関連記事をごらんください。

花粉症による肩こりの解消法

花粉症による肩こりの解消法としては、生活習慣を改善して自律神経を整えることや、花粉症の症状を抑えることが大切です。

普段の生活でできる解消法を紹介します。

ストレスを溜めない

過度なストレスや疲労は自律神経を過敏にし、肩こりをはじめとする花粉症の症状を悪化させます。

自分なりのリラックス方法で、ストレスを解消することが大切です。

十分な睡眠を取る

睡眠をしっかりとることで、交感神経の高ぶりを抑えて自律神経を整えます。

十分な睡眠のためには、日中に太陽の光に当たる、適度な運動をする、などが効果的です。

鼻づまりなどで呼吸が妨げられると眠りが浅くなるため、良質な睡眠には花粉症の治療も必要となります。

お風呂にゆっくり入る

入浴には血行促進効果に加え、リラックス効果があります。シャワーで済ませずに、しっかりと湯船につかることもおすすめです。

アルコールやタバコ・香辛料を過度に摂取しない

アルコールやタバコ、コーヒーなどの嗜好品や香辛料などは、鼻の粘膜を刺激して花粉症の症状を悪化させます。さらに交感神経も刺激して血管を収縮させるため、肩こりにも悪影響を与えます。

できるだけ控えるべきですが、我慢することでストレスが溜まってしまうようなら逆効果です。過度な摂取は控えて適度に嗜みましょう。

薬で花粉症の症状を抑える

先述のとおり、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの花粉症の症状は肩こりの原因となります。

病院を受診したり市販薬を使用するなどして、花粉症の症状を抑えましょう。

病院では、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状の程度に応じて薬を処方してもらえます。

市販薬にも、処方される医療用医薬品と同じ成分を配合したものがあります。

アレグラFX 14錠 医療用アレグラと同成分配合 花粉症に (第2類医薬品)

市販薬の選び方については、こちらの関連記事をごらんください。

おわりに

今回紹介したように、花粉症が肩こりの原因になることもあります。

鼻水・鼻づまり・くしゃみが、肩こりを引き起こしてしまうため、まずは花粉症を治療して原因を取り除くことが大切です。

また自律神経の乱れも肩こりの原因や花粉症の悪化につながるため、日頃の生活習慣も見直してみましょう。