花粉症の時期はいつからいつまで?

花粉症といえば春のスギ花粉が有名ですが、花粉症の原因となる植物はスギだけではありません。

日本では、50種類以上も花粉症の原因となる植物が発見されており、植物の開花時期によって花粉症にかかる時期も異なります。

さらに日本は南北に細長い地形をしているので、地域差もあります。

同じ植物でも、北部と南部では開花時期が1か月以上違うということもあります。また、地域ごとに花粉の量が違うことからピークの時期や期間も異なります。

そのため、春だけではなく、一年中花粉症を発症する可能性があるといえます。

飛散する花粉の種類は?

スギ・ヒノキ

日本人の花粉症の代表ともいえるものが、スギ花粉とヒノキ花粉です。冬〜春に沖縄以外の地域に飛散します。

スギもヒノキも飛散距離が長く広範囲に広がるため、木が生えていない都市部でも多くの花粉症患者がみられます。

スギ花粉から少し遅れてヒノキ花粉が飛散するのが特徴であり、両方の花粉が原因となり数か月にわたり症状が出る人もいます。

イネ科(カモガヤ・オオアワガエリなど)

イネ科の花粉症は、カモガヤ、オオアワガエリ、ハルガヤといった植物によって起こります。生命力が強く、河川敷や道端に生息しているのが特徴です。夏〜秋に沖縄を含む全地域に飛散します。

スギ花粉のように飛散距離はないため、広範囲へ影響を与えることはなく、都市部での患者は比較的少ない傾向にあります。

キク科(ヨモギ・ブタクサ)

キク科雑草であるヨモギ、ブタクサによる花粉症は、スギ花粉以上に古い歴史を持っています。

雑草の刈り取りによってブタクサは減少の傾向にありますが、繁殖力の強いヨモギは都市部でも生息しているため注意が必要です。秋〜冬にかけて沖縄以外の地域に飛散します。

ハンノキ・シラカンバ

カバノキ科のハンノキ・シラカンバによる花粉症にかかった人は、口腔アレルギー症候群になりやすいといわれているため、注意が必要です。

ハンノキが先に飛散時期を迎え、やや遅れてシラカンバが飛散します。春〜夏にかけて飛散します。

ハンノキは沖縄以外の全地域、シラカンバは北海道・東北・関東に飛散します。

カナムグラ

カナムグラは、するどいとげが付いている植物です。道端や堤防などに生息し、繁殖力が非常に強いことが特徴です。

夏〜秋にかけて北海道・東北・関東に飛散します。

リュウキュウマツ・サトウキビ

リュウキュウマツとサトウキビは、日本では沖縄だけで飛散する花粉です。リュウキュウマツは冬〜春にかけて、サトウキビは秋〜冬にかけて飛散します。

季節ごとの花粉症シーズン

季節 飛散時期 飛散ピーク
3月上旬〜8月下旬 3月中旬〜4月上旬
6月上旬〜8月下旬 6月上旬
9月上旬〜11月下旬 9月上旬〜9月下旬
11月上旬〜1月下旬 11月下旬〜12月上旬

春の花粉症の時期は、おおよそ3月上旬〜8月下旬です。

花粉の飛散量のピーク時期は、おおよそ3月中旬〜4月上旬です。ピーク時期に飛散する花粉は、スギ・ヒノキ・ハンノキです。

夏の花粉症の時期は、6月上旬〜8月下旬です。

花粉の飛散量のピーク時期は、おおよそ6月上旬です。ピーク時期に飛散する花粉は、シラカンバ・イネ科です。

秋の花粉症の時期は、9月上旬〜11月下旬です。

花粉の飛散量のピーク時期は、おおよそ9月上旬〜9月下旬です。ピーク時期に飛散する花粉は、イネ科・ブタクサ・ヨモギ・カナムグラです。

冬の花粉症の時期は、11月上旬〜1月下旬です。

花粉の飛散量のピーク時期は、おおよそ11月下旬〜12月上旬です。ピーク時期に飛散する花粉は、スギです。

地域ごとの花粉症シーズン

北海道・東北地方

北海道の花粉症の時期は、おおよそ2月下旬〜9月末までです。

花粉の飛散量のピーク時期は、4月中旬〜5月末と9月上旬〜9月中旬です。ピーク時期に飛散する花粉は、4月中旬〜スギ・ヒノキ・ハンノキ・シラカンバ・イネ科、9月上旬〜イネ科・ブタクサ・ヨモギ・カナムグラの花粉が飛散します。

関東地方

関東地方の花粉症の時期は、おおよそ1月上旬〜12月中旬とほぼ1年中にあります。

花粉の飛散量のピーク時期は、4月上旬〜5月上旬と9月上旬〜9月下旬です。ピーク時期に飛散する花粉は、4月上旬〜スギ・ヒノキ・ハンノキ・シラカンバ・イネ科、9月上旬〜イネ科・ブタクサ・ヨモギ・カナムグラです。

中部地方

中部地方の花粉症の時期は、おおよそ1月上旬〜12月下旬と1年中にあります。

花粉の飛散量のピーク時期は、3月下旬〜4月下旬と9月中旬〜9月下旬です。ピーク時期に飛散する花粉は、3月下旬〜スギ・ヒノキ・ハンノキ・シラカンバ・イネ科、9月中旬〜イネ科・ブタクサ・ヨモギ・カナムグラです。

関西・近畿地方

関西・近畿地方の花粉症の時期は、おおよそ1月下旬〜12月上旬です。

花粉の飛散量のピーク時期は、3月中旬〜4月中旬と9月中旬〜9月下旬です。ピーク時期に飛散する花粉は、3月中旬〜スギ・ヒノキ・ハンノキ・イネ科、9月中旬〜イネ科・ブタクサ・ヨモギです。

中国・四国地方

中国・四国地方の花粉症の時期は、おおよそ1月下旬〜12月下旬です。

花粉の飛散量のピーク時期は、3月上旬〜4月中旬と9月下旬です。ピーク時期に飛散する花粉は、3月上旬〜スギ・ヒノキ・ハンノキ、9月下旬はイネ科・ヨモギ・カナムグラです。

九州地方

九州地方の花粉症の時期は、おおよそ2月上旬〜12月上旬です。

花粉の飛散量のピーク時期は、3月中旬〜4月上旬と9月中旬〜10月上旬です。ピーク時期に飛散する花粉は、3月中旬〜スギ・ヒノキ・ハンノキ・イネ科、9月中旬〜イネ科・ブタクサ・ヨモギ・カナムグラです。

沖縄

沖縄県の花粉症の時期は、おおよそ2月〜11月です。

花粉の飛散量のピーク時期は、2月〜3月と10月〜11月です。ピーク時期に飛散する花粉は、2月〜リュウキュウマツ、10月〜イネ科・サトウキビです。

おわりに

花粉症対策の基本ともいえるのが、花粉との接触を避けることです。そのためには、季節や地域によって飛散する時期や花粉の種類が違うということを知る必要があります。

また、スギ花粉の場合、暖冬だと飛散時期が早まることがあります。気候によって飛散状況も変化するため、常に最新の花粉情報を確認しておきましょう。