春の花粉症の原因といえばスギ花粉が。スギ花粉が飛散するピークは、2月から4月ですので、5月に入れば辛い症状も収まります。

しかし、春にはスギ花粉以外のに限ったお話です。実は花粉症の原因となる花粉は、スギ以外にも飛んでいることをご存知でしょうか?

今回は春の花粉症の原因となる花粉の種類について詳しく解説します。

春の花粉症は7割はスギが原因

春の花粉症の原因の約7割はスギです。

スギ林は日本の国土の約12%を占めているため花粉の飛散量も多く、日本においてスギ花粉症の患者が多い原因の一つとなっています。スギの木がほとんど生えていない北海道と沖縄は花粉症の患者が少なくなっています。

スギ花粉は2月から飛散量が多くなり、飛散ピークは4月まで及びます。飛散ピークが過ぎても5月あたりまでは十分な量の花粉が飛散しており、人によっては夏前まで花粉症の症状が続く方もいます。


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ヒノキ花粉にも要注意

スギ花粉の次に飛散量が多いのがヒノキ花粉です。ヒノキ花粉も同様に、北海道と沖縄を除く日本全土で飛散しています。

ヒノキ花粉はスギ花粉より少し遅れて、3月から飛散量が一気に増えます。飛散ピークは4月頃までですが、スギ同様に5月まで十分な量の花粉が飛んでいるため注意が必要です。

またスギ花粉症と合わせてヒノキ花粉症を合併する方も多く、花粉症の症状が重症化する可能性が高くなるため、薬を飲むなどの対処が重要となります。


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スギとヒノキ以外の春の花粉

春の花粉症の原因となるのはスギとヒノキだけではありません。春の季節に花粉症の原因となる植物には、以下のようなものがあります。

・オオバヤシャブシ
・ケヤキ
・イチョウ
・イネ
・ブナ
・アカマツ
・コナラ
・クリ

イネ花粉は夏も要注意

イネ花粉は夏の花粉症の代表格で、飛散ピーク時期は5月〜8月です。しかし、飛散量は少ないものの、4月の春先からイネ花粉が飛んでいる場合があります。

イネ花粉症をもっている場合、症状は夏頃まで続きます。5月に突入しても症状が治まるどころか酷くなっている、という場合はイネ花粉が原因となっている可能性を疑いましょう。

ハンノキ花粉とシラカバ花粉は食物アレルギーにも注意

北海道はスギは生えていませんが、その変わりハンノキとシラカバという木が生えています。

ハンノキは北海道を含む日本全土、シラカバは主に北海道や東北地方に生えています。ハンノキの飛散ピーク時期は3月から4月、シラカバは4月から5月となります。

主な症状はスギ花粉と同様ですが、1つ注意しなければならないのが「食物アレルギー」です。

ハンノキやシラカバ花粉にはPR-10という物質が含まれており、これに似た物質が含まれる食物がバラ科の果実です。

花粉症でPR-10にアレルギー反応を起こしている場合、同じく似た物質が含まれるバラ科の果実にもアレルギー反応を起こしてしまう可能性があるのです。

バラ科の果物にはリンゴ、モモ、ナシ、ビワ、サクランボ、イチゴ、アンズなどがあります。

他にもアレルギー反応を起こす可能性のある食物がありますが、反応する食物には個人差があるため、花粉症のアレルギー検査と合わせて食物検査を行うことをおすすめします。

春の花粉症対策を万全に!

春の花粉症の原因となるスギやヒノキ、ハンノキなどは、背が高い樹木であるため、花粉が風に乗って遠くまで飛散してしまいます。

外出時はマスクやゴーグルを着けるようにしましょう。家の中に入る際には衣類についた花粉をはらう、部屋の中はこまめに掃除する、空気清浄機を使うなど、室内に花粉をとりこまない工夫をしてください。

また、花粉症は基本的に対症療法となります。症状が強く出る方は無理をせず、薬を飲むようにしましょう。