アルコールは花粉症を悪化させるって本当?

花粉症では、花粉によるアレルギー反応により鼻や目の粘膜や血管が拡張したり収縮することで症状が現れます。

主な症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみや充血、喉のかゆみや咳などがあります。

また、目や鼻の症状だけではなく、鼻づまりによる頭痛、鼻や喉の炎症反応による微熱、だるさなどの症状の全身症状も現れます。

アルコールには、血管を拡張させる働きがあります。アルコールが原因となり、鼻や目の血管が拡張することで、鼻づまりや目の充血などを悪化させることに繋がります。

また、アルコールは片頭痛を誘発するといわれており、頭痛の症状が悪化することがあります。

花粉症について、詳しくは関連記事をごらんください。

花粉症の薬とお酒・アルコールの併用に注意!

花粉症の薬には中枢神経抑制作用がある

花粉症の治療に主に使われる薬は、「抗ヒスタミン薬」と呼ばれる種類のものです。

抗ヒスタミン薬は、鼻の粘膜にあるヒスタミンの受容体にヒスタミンが結合するのをブロックすることで、アレルギー症状をおさえます。

ヒスタミンの受容体は脳にもあり、脳内でヒスタミンは集中力・判断力・作業効率・覚醒の維持に働きます。

抗ヒスタミン薬は、脳のヒスタミン受容体の結合もブロックしてしまうため、脳内のヒスタミンの働きを妨げて眠気・めまい・脱力・倦怠感などの症状を引き起こします。

脳のヒスタミンを抑制する作用を中枢神経抑制作用といいます。

飲酒により中枢神経抑制作用が増強される

アルコールにも中枢神経抑制作用があり、少量であれば気持ちをリラックスさせますが、量が増えると集中力の低下などを引き起こします。

中枢神経抑制作用のある抗ヒスタミン薬とアルコールと併用すると、中枢神経抑制作用が増強されてしまいます。

特に薬を飲みはじめてから数日の間に飲酒すると、自分の想像以上に作業能力や判断力が低下する危険性があるといわれています。

花粉症の薬を使用している間は、アルコールの摂取には注意が必要です。特に薬を飲む前後に、飲酒はしないでください。

おわりに

アルコールは花粉症の症状を悪化させ、花粉症の薬とアルコールを併用すると眠気や判断力の低下などを招きます。

花粉症の方は、特に薬の使用中は飲酒を避けましょう。