お茶やハーブティーは花粉症に効果がある?

お茶やハーブティーが花粉症に効くという話を聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。

お茶やハーブティーを花粉症の症状改善を期待して飲むことは、民間療法に分類されます。

民間療法は病院や医師の指導以外で行う治療方法のことをいい、その多くは科学的に効果を立証する十分なデータがありません。 

花粉症の治療には医薬品を使用した方が確実な効果が得られるため、薬の使用を前提とした上でお茶やハーブティーなどの民間療法を取り入れるとよいでしょう。

花粉症について、詳しくは関連記事をごらんください。

花粉症の方におすすめのお茶:甜茶・べにふうき茶

お茶にはポリフェノールという栄養素が含まれています。

ポリフェノールには抗酸化作用があり免疫力を高めるため、花粉症のアレルギー症状の緩和が期待されています。

すべてのお茶に花粉症に対する効果が期待できるわけではなく、花粉症に対する効果が報告されているお茶を選択しましょう。

甜茶(てんちゃ)

甜茶とは、中国原産の甘みのあるお茶の総称です。甜茶の中でも甜葉懸鉤子(てんようけんこうし)という種類に、花粉症の症状緩和の効果が注目されています。

甜茶には「甜茶ポリフェノール」という栄養素が含まれています。

甜茶ポリフェノールには、アレルギーで生じる物質であるヒスタミンの作用をやわらげる効果が期待できるといわれていますが、実際の効果はまだ明らかになっていません。

べにふうき茶

べにふうき茶は、他のお茶には含まれない「メルチ化カテキン」というポリフェノールを含んでいるお茶です。メルチ化カテキンには、アレルギーの症状を改善する効果があることが報告されています。

スギ花粉の花粉症の被験者30名を対象に行われたテストでは、べにふうき茶を摂取した被験者は、くしゃみ・鼻水・目のかゆみが緩和されたと報告されています。

花粉症の方におすすめのハーブティー:ルイボスティー・ネトルティー

ハーブティーにも、ポリフェノールの一種であるフラボノイドという成分が含まれています。

フラボノイドには穏やかな免疫調節機能があるといわれており、一部の研究結果ではアレルギー症状をおさえるという報告もあります。

ルイボスティー

ルイボスは南アフリカの高地に自生するマメ科の低い木で、発酵させた葉がルイボスティーとして古くから原住民に利用されてきました。

香りが高く、ノンカフェインであることが特徴です。

ルイボスティーにはフラボノイドが含まれているため、花粉症への効果が期待されています。

ネトルティー

ネトルは別名をイラクサといい、従来より利尿剤、緩下剤などの民間療法の薬として使用されてきたハーブです。

ネトルには、炎症を減らし、尿量を増加させる働きがあるといわれています。

フラボノイドが含まれており、科学的データは不十分ですが、花粉症の症状の出始めにネトルの使用を開始すると効果的であるとされています。

ただし、子宮収縮を誘発するおそれがあり安全性を証明するデータがないため、妊娠中や授乳中は飲むのを控えましょう。

おわりに

花粉症対策でお茶やハーブティーを飲むことは、あくまでも民間療法であり、それだけで症状が改善される保証はありません。

花粉症の方は、薬の使用など治療を行った上で、お茶やハーブティーを対策として取り入れましょう。