コーヒーで花粉症対策はできる?コーヒーの成分について解説

コーヒーを飲むことにより、花粉症の症状をおさえることができるのか解説。コーヒーに含まれるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸やカフェインの働きも紹介します。一日のカフェインの摂取量の目安も記載しています。

毎年花粉症に悩まされる方の中には、民間療法を取り入れている方も多くいます。

民間療法にはさまざまなものがあり、コーヒーもそのひとつとしてあげられます。

この記事では、コーヒーは花粉症対策として効果があるのか解説します。

花粉症について、詳しくは関連記事をごらんください。

コーヒーに含まれるポリフェノールの働き

コーヒー粉末10gを熱湯150mLで抽出した場合、コーヒーには100mlあたり約200mgのポリフェノールが含まれます。

ポリフェノールは植物の種子や葉に多く含まれる植物成分の総称のことをいい、その種類は8000以上あるといわれています。

コーヒーに含まれる代表的なポリフェノールの種類に、クロロゲン酸があります。

クロロゲン酸には体脂肪を低減させる働きがあるといわれており、特定保健用食品にも使用されています。

花粉症に関しては、クロロゲン酸にアレルギー症状を緩和させる働きがあることを示唆する研究発表があります。

しかし、現時点ではクロロゲンが花粉症に効果があると言い切るのに十分な情報はありません。

コーヒーに含まれるカフェインの働き

カフェインは、コーヒーに含まれる成分として一般的に広く知られています。

カフェインには、覚醒作用・血管拡張作用・交感神経刺激作用・胃酸分泌促進作用・利尿作用などがあり、薬にも使われることがあります。

花粉症の薬にも無水カフェインが配合されているものがありますが、この場合のカフェインは花粉症の薬の副作用である眠気をおさえる目的で配合されています。

カフェインの過剰摂取に注意

カフェインを過剰摂取すると、中枢神経系の刺激によるめまい・心拍数の増加・興奮・不安・震え・不眠症・下痢・吐き気などの健康被害をもたらすことがあります。

コーヒー粉末10gを熱湯150mLで抽出した場合、カフェインは100mlあたり約60g含まれます。

カフェインに対する感受性は個人差が大きいため、健康に被害を及ぼす量を正確に示すことは難しいとされており、日本ではカフェインの一日摂取許容量は設定されていません。

しかし一部の国では摂取量の目安が設定されており、カナダ保健省では健康な成人の一日当たりの健康に悪影響のない最大摂取量は400gとされています。

カフェインはコーヒー以外にもさまざま食品に添加されており、知らず知らずのうちに過剰摂取しないよう注意が必要です。

コーヒーを飲むことは花粉症対策になる?

現時点では、コーヒーに含まれるクロロゲン酸の花粉症への有効性を証明するのに十分な情報はありません。

また、明確になっていないクロロゲン酸の効果を期待して大量にコーヒーを摂取すると、カフェインによる健康被害が起こるおそれもあります。

そのため、花粉症対策としてコーヒーを大量に飲むことはおすすめできません。

花粉症対策としては、抗アレルギー作用が証明されている医薬品を使用することが効果的です。

医師に相談して症状に合わせた治療を受けましょう。

おわりに

コーヒーを飲むことは花粉症対策にはつながりません。

体調不良は花粉症の症状を悪化させるため、健康被害を引き起こすカフェインの過剰摂取に注意しましょう。

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