冬のお腹の不調の原因は冷え?「停滞腸」について

腸の働きが停滞すると様々な悪影響が起こります。冬は冷えが原因のひとつである停滞腸について解説します。

冬になると、毎日トイレに行ってるのになんかすっきりしない、お腹の張りがとれない…などの症状を訴える方がいます。

そんな腸を最近では「停滞腸」と呼ぶこともあります。

腸の働きが鈍るとどうなる?

排泄力が弱まり、便が腸の中で常に停滞することになります。

毎日トイレに行っているのにスッキリしないのは排便力が弱まってしまい出し切れていないからです。

排泄されなかった便は腸の中で腐敗してガスを発生させます。

腐敗したガスは腸壁から血液に乗って全身に巡りさまざまな悪影響をもたらします。

腐敗したガスが体にもたらす悪影響

便秘などでガスなどがしっかりと体外に排出されないと、腹痛、胸焼け、頭痛、体臭、口臭、肌荒れといった悪影響が起きてきてしまうことがあります。

大腸の動きが悪いと繋がっている胃腸の動きも悪くなるため「逆流性食道炎」になりやすくなり、有毒ガスが腸を刺激し続けるので大腸がんのリスクも高まります。

免疫機能低下を引き起こすことも

冬に腸の動きが鈍くなってしまうと、インフルエンザや感染性胃腸炎にかかりやすくなります。

腸には消化吸収排泄の機能に加えて免疫機能としても大切な役割を担っています。

腸には全身の免疫細胞の約7割が存在しています。

腸が冷えると免疫機能も低下するためインフルエンザや風邪、ノロウィルスなどに感染しやすくなります。

腸の働きが停滞する原因

腸の働きが鈍くなる原因としては、食事を3回取らないこと、ダイエット、運動不足・ストレスなどが考えられます。

食事の回数や量が減ると、それに従って食物繊維やなどの腸の働きを活発にする成分の摂取量が減るためです。

また、冬に腸の働きが停滞する原因に、冷えがあります。これは、冷えることにより、血行不良になってしまうためです。

腸の働きをよくするための対策

食事対策

◼︎消化のいいものを食べるようにする
動きが鈍くなっているので消化のいいものを摂るようにして腸への負担を軽くしましょう。

◼︎食物繊維をとる
腸に刺激を与え、蠕動運動を促してくれます。
食物繊維が多く含まれる食品には、海藻類(寒天・昆布・わかめ・ひじき)など、キウイ・バナナ・りんご、ごぼう、オクラ・モロヘイヤなどがあります。

他にも食物繊維に加え、腸の運動を促すのに効果的なオレイン酸やマグネシウムが多く含まれるオリーブオイルがおすすめです。

冷え対策

体の冷えの改善するには、次のような対策があります。

◼︎なるべく下半身を冷やさないようにパンツスタイルにする

◼︎冷たい飲み物や食べ物はできるだけ控える

◼︎入浴の際はシャワーだけではなくて湯船に10分以上つかるようにする
湯冷めに要注意!お風呂から上がったらすぐにお布団に入るなどしてせっかく暖めた体が冷えないようにしましょう。

◼︎軽い運動
血行が良くなることで体もあたたまり自律神経も整えてくれます。ストレッチやヨガがおすすめです。呼吸を深く使い腸が動くイメージを描きながらやるのが効果的です。

おわりに

停滞腸は万病のもとです。

バランスの良い食事や体をあたためることで、腸の動きをよくし免疫力を高めましょう。
毒素を溜めないように生活習慣を改善していきましょう。

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