二日酔いとは?
二日酔いとは、過度の飲酒により翌日まで頭痛やめまい、吐き気など、気分の悪い状態が続くことをいいます。
原因は体の中でアルコールが分解してできる「アセトアルデヒド」が原因です。アセトアルデヒドは主に肝臓で分解され尿によって排泄されます。このアセトアルデヒドを早く分解し排泄することが、二日酔いの早い解決につながります。
ただし、予防対策を行えば、二日酔いにならない可能性が高くなります。
すでに二日酔いになってしまった場合の対処法については、関連記事をごらんください。
飲む前の二日酔い予防策
空腹での飲酒は、胃が荒れ、酔いも早く回ります。アルコールによる胃の荒れは次の日などに胃痛、胸やけ、吐き気といった症状として現れることがあります。
お酒を飲む前に、何か食べておくことが理想的です。
牛乳を飲んだりチーズを食べる
たんぱく質には、肝機能を助ける働きがあります。
また脂肪分も消化するのに時間がかかるため、胃腸でのアルコールの吸収を防ぎ、二日酔い防止に役立ちます。
ただし、揚げ物など脂肪分が多すぎるものは、肝臓への負担になります。
たんぱく質や適度な脂肪分を含む代表的な食材には牛乳やチーズがあり、お酒を飲む前に摂取するのが効果的です。
ウコンを摂取する
飲む前にウコンを含む食品などで、体のアルコールの代謝機能を促しておくことも予防策の一つです。
ウコンの成分を含む食べ物にはカレーなどがありますが、ドラッグストアにあるサプリメントや清涼飲料水を利用すると手軽に摂取することができます。
ウコンの力ウコンエキスドリンク 100ml×6本
ウコンに含まれているクルクミンという成分は、胆汁の分泌を促し、肝臓の働きを良好に維持します。
ウコンを試してみたい方にもおすすめの清涼飲料水です。
飲んでいる間の二日酔い予防策
お酒は適量を守る
飲みの席で何よりも大切なことは、「自分のペース」と「自分の適量」を守ることです。どんな予防策も飲み過ぎの前では役に立ちません。
また、肝臓がアルコールを分解できるペースにも個人差があります。お酒を飲むスピードは自分にあったペースを心がけましょう。
おつまみを選んで食べる
おつまみは次のような、低脂肪・高たんぱくのものを選ぶのがおすすめです。
【枝豆・豆腐】
お通しやおつまみの定番である枝豆や豆腐にはたんぱく質が豊富であり、肝臓の働きを助けるためおすすめです。
さらに枝豆にはビタミンCも豊富に含まれており、二日酔いの原因であるアセトアルデヒドの分解を助ける働きがあります。
【チーズ】
チーズもお酒のお供に最適です。チーズもたんぱく質が豊富であり、肝臓の働きを助けてくれます。
また、チーズにはアルコールの代謝に役立つと考えられているグルタミンが豊富に含まれています。
【たこ・いか・牡蠣・ホタテ】
たこ・いか・牡蠣・ホタテには肝機能を助けてくれるタウリンが豊富に含まれています。
また、たんぱく質も豊富であり、アルコールの代謝をうながすには最適の食べ物です。
お酒の合間に水を飲む
「チェイサー」や「和らぎ水」と呼ばれるお酒の間に飲む水は、二日酔いの予防に役立ちます。
アルコールには利尿作用があり、体外に多くの水分が排出されます。体内の水分が不足すると、脱水症状により頭痛などの症状が起こるため、水分を補給することが大切です。
また、水を飲むことによりアルコールから胃を守り、アルコールの摂取量もおさえられるため肝臓への負担も少なくなります。
タバコはNG
タバコの成分も肝臓で分解されるため、肝臓には余計負担がかかってしまいます。
さらに、タバコはアルコールの分解に必要なビタミンCを消費してしまうため、肝臓のアルコール分解能力を落としてしまいます。タバコを吸いながらお酒を飲む方は二日酔いになりやすいといえます。
どうしてもタバコとお酒が一緒でないと耐えられない方は、ビタミンCの豊富な柑橘系、ジャガイモ、サラダなどの野菜をとるようにしましょう。
飲んだ後の二日酔い予防策
水分補給をする
お酒を飲んだ後は体の水分が不足しているおそれがあります。水分不足だと二日酔いの症状が起こりやすくなるため、お酒を飲んだ後はよく水分をとるように心がけましょう。
寝る前や朝起きた後にも1杯の水を飲むと、脱水による頭痛の軽減に役立ちます。
水分補給にはスポーツドリンクなど、体内に吸収されやすいものがおすすめですが、さらにおすすめなのが、脱水状態のときに使用される経口補水液「OS-1」です。
経口補水液 OS-1 オーエスワン 500ml × 6本
OS-1は体液に近く作られており吸収がよく、脱水状態の時に必要なミネラルも含まれているため、二日酔いのときの水分補給に最適です。
味がしょっぱいと感じるときは水で半分に割って飲んでください。
お風呂は控える
お酒を飲んだ後の入浴やサウナはなるべく避けましょう。
お酒を飲んだ後は、体に水分が足りていないことが多く、入浴やサウナによってさらに水分が失われ、二日酔いになる危険性をさらに上げてしまいます。
どうしてもお風呂に入りたい場合は、水分補給をして短めのシャワーなどにとどめるようにしましょう。
十分な睡眠をとる
睡眠はアルコールの分解で疲れた肝臓の回復に役立ちます。
また、寝不足はそれ自体が頭痛などの症状の原因になることがあり、二日酔いの症状と合わせてひどい頭痛が起こることがあります。
お酒を飲んだ後は十分な睡眠を心がけましょう。
おわりに
お酒は人生を楽しくさせる潤滑油のような存在です。
お酒が好きな方なら、何歳までも美味しく楽しく飲んでいたいと思うことでしょう。しかし、お酒の飲み過ぎは二日酔いだけでなく、思わぬ失敗のもとにもなってしまいます。
二日酔い防止の基本は「飲み過ぎない」ことです。節度をもってお酒を楽しみましょう。