消化不良の原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年11月19日

消化不良の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる消化不良の原因

消化不良は上腹部に痛みや不快感を感じ、下痢、吐き気、消化障害、胃酸の逆流、膨満感、激しい痛みなどの症状を起こすものです。

消化不良が起こる原因はさまざまなことが考えられ、複数の原因が重なって起きている可能性もあります。

暴飲暴食によって腸に負担をかける

暴飲暴食をすると栄養や水分を吸収する腸管内の浸透圧が急上昇し、水分の吸収が十分でないまま排便することに至り、下痢を起こします。

特に人工甘味料、アルコール、脂分が多い物、刺激が強い物、糖分が多い物、スナック菓子などのとりすぎは腸の消化に負担をかけます。

また、食物繊維が多い生野菜、香辛料を使ったカレー料理などは、腸の運動を活発にすることで消化不良の症状の悪化につながります。牛乳を飲んだときに牛乳を消化する酵素が不足していて消化不良を起こす(乳糖不耐性)場合もあります。

ストレスで腸の動きが過剰に高まる

ストレスなどによって自律神経のバランスが乱れると、腸管の動きが異常に活発になります。食べた物が腸を通過するスピードが速くなり、便の水分吸収が不十分になることで消化不良となり下痢が起こります。

体を冷やすことが多い

冷たい食べ物や飲み物のとりすぎなどで胃腸が冷やされると、消化する機能が低下します。また、寝冷えを起こすことも消化能力の低下につながります。

病気によるもの

脂肪を分解する消化液を分泌している膵臓に炎症があったり、慢性胃炎、胃癌、胃腸虚弱、糖尿病などが考えられる場合は消化不良の症状が起こることがあります。また、抗生物質や抗がん剤など薬の副作用で下痢を起こすことがあります。

消化不良の対処法

消化の良い物を食べる

おかゆ、よく煮込んだうどんなどの炭水化物、味噌汁、 野菜スープ、すりおろしリンゴなど消化吸収が良く胃腸への負担が少ない食べ物を摂取しましょう。

また、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を多く取り入れ、悪玉菌の増殖を抑えて腸内環境を整え、整腸作用を意識することも大切です。善玉菌はヨーグルト、チーズなどの乳製品、納豆などの発酵食品から摂取することができます。ただし糖不耐性の方は牛乳は控えることが望ましいです。

脂肪の多い肉や魚、柑橘類などの刺激物、玄米、生野菜、お菓子、香辛料、人工甘味料、炭酸飲料、アルコールなどはお腹に刺激を与えたり、消化吸収を悪くさせるので、消化不良が気になる方はできるだけ控えましょう。

消化を助けるためにもゆっくりよく噛むことを意識して食べましょう。また、食事をしてからすぐ寝ることは避けましょう。

また、消化不良によって下痢を起こした場合は、水分とナトリウムやカリウムの電解質が失われるため、スポーツドリンクなどで補給し、体液のバランスを回復させることが大切です。

ストレスをためない

自律神経を乱さないためにもストレスはためこまないようにしましょう。ゆっくり休んで疲れをとり、自分なりの趣味を見つけたり、適度な運動や睡眠不足を解消するなどして、体がリラックスできるようにしましょう。

体を冷やしすぎない

アイスクリームなど冷たい食べ物、よく冷えた飲み物の摂りすぎは胃腸を冷やして消化機能を低下させてしまうので控えましょう。

できる限り飲食物は温めてから摂取することを心がけましょう。寝るときには寝冷えを起こさないように心がけることが大切です。

病院にいく

消化不良がなかなか治らない、症状が長く続く、市販薬を使用しても治らない場合などは、他に原因となる病気が隠れている可能性があります。原因と治療法をしっかり知るためにも医療機関を受診することが大切です。

薬の使用

消化不良の原因や症状によって使用する薬を選ぶ必要があります。

過剰な腸の運動を抑える薬、腸内の粘膜を保護する薬、腸内の水分を吸い取り便を固める薬、消化を助ける消化酵素が含まれている薬、腸内環境を整える整腸薬などがあります。

腸管の過剰な運動を抑制する成分のロートエキス、ロペラミドなどが腸の異常な収縮を抑えます。暴飲暴食などにより荒れた腸の粘膜を保護する成分にはタンニン酸アルブミン、次硝酸ビスマス、ゲンノショウコエキスなどがあります。

また、腸内の水分や有害物などに吸着して下痢の症状を緩和する成分のアドソルビン、消化機能を助けるための消化酵素のタカヂアスターゼN1、リパーゼAP12、ビオヂアスターゼなどがあります。

整腸剤はビフィズス菌、ラクトミン、フェーカリス菌、アシドフィルス菌、ラクボン(有胞子性乳酸菌)、カゼイ菌、納豆菌などが整腸作用をあらわして腸内環境を整えます。

消化不良に関する疑われる病気

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

消化不良に使われるお薬の総合情報

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