食あたりの原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年11月13日

食あたりの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる食あたりの原因

細菌

食あたりの原因となる主な細菌は、腸管出血性大腸菌(O157、O111など)やカンピロバクター、サルモネラ属菌などがあります。

細菌による食あたりが多く発生する時期は6月~8月の夏場です。食あたりの原因となる細菌は約20度の室温で増殖し始め、35~40度の人間の体温に近い温度で増殖の勢いが増します。

また、湿気を好む性質の細菌が多いため、梅雨の時期からはとくに注意が必要です。

ウイルス

食あたりの原因となる主なウイルスはノロウイルスなどです。

ノロウイルスによる食あたりが多く発生する時期は11月~3月の冬場です。低い気温や乾燥した環境で長く生存します。ノロウイルスの食あたりは食品を介して感染する経路が多く、二枚貝などに直接潜んでいることもあります。

感染力の高いノロウイルスでの食あたりは、発生すると大規模で広がることが特徴です。

冷たい物や消費期限の切れた物の摂取

冷たい物を食べたり飲んだりし過ぎてお腹を下した場合や消費期限を過ぎた物を食べてお腹を下した場合も、広い意味では食あたりとなります。

生活の中でできる予防法

手洗い

手についた細菌やウイルスは水洗いだけでは取り除くことができません。食あたり予防の3原則は「食中毒菌をつけない・ふやさない・殺菌してやっつける」です。

手洗いは石けんを使用し、手のひら、手の甲、指先や爪の間、指の間、手首まで全体を念入りに洗ってください。

食品や調理器具の扱い

野菜や魚介類などは調理の前に丁寧に流水で洗いましょう。調理器具も日常の洗浄に加え、熱湯消毒や漂白剤による殺菌をおこない、直射日光にあて乾燥させてください。

十分な加熱

特に肉料理の場合、中心部分までしっかりと加熱してください。75度で1分以上の加熱が目安とされています。また調理済の料理を再加熱する場合も、しっかり火を通すことを意識しましょう

食品の保存環境に注意

冷蔵庫の設定温度は10度以下、冷凍庫は-15度以下が目安です。温度を変化させないために、熱いものをしっかりと冷ましてから入れます。

食品を詰込みすぎると冷気が隅々まで届かなくなるため、こまめに整理整頓をおこないましょう。週1回を目安に、庫内の掃除も効果的です。

食あたりの対処法

適切な応急処置

下痢や嘔吐によって脱水症状を起こさないようにするため、水やお茶、状態によっては更に吸収率の良いスポーツドリンクで水分補給をおこなってください。また、嘔吐した物が気管支につまらないよう、横向きの姿勢で寝ましょう。

薬を使用する

食あたりでおこる下痢や嘔吐は、主に原因の細菌やウイルスを体内から出そうとする体の防御反応によるものです。そのため食あたりを発症した場合、自己判断で市販の下痢止めや解熱鎮痛剤を使用せず、病院を受診してください。

病院を受診することにより、自分の状態にあった適切な処方薬を使用しましょう。ただし腸内環境を整える作用の整腸剤は市販薬でも使用可能です。

冷たいものの過剰摂取や消費期限の過ぎたものを食べたりするなど、原因が細菌やウイルスでないことが自分でわかっている場合に関しては市販薬の下痢止めなどを使用しても問題ありません。

ただし、症状がひどい場合は病院を受診して治療しましょう。

食あたりに使われるお薬の総合情報

食あたりに関するお役立ち情報

薬剤師に相談する

疑問に思ったことは薬剤師に相談してみましょう。