満腹感の原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年08月18日

満腹感の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

腹部膨満感の症状

腹部膨満感は「お腹がはる」と表現され、お腹全体または部分的にはった感じがすることを指します。腹部膨満感の症状には2つのタイプがあり、消化管にガスがたまってお腹がはって苦しさや重さを感じるタイプと、胃腸の運動機能が低下して胃が重苦しいなどの不快感を感じるタイプがあります。

生活の中で考えられる原因

腸内バランスの乱れ

腸内にはさまざまな細菌が存在しています。なんらかの原因で腸内の細菌のバランスが乱れて悪玉菌が増えると、異常発酵しガスが発生します。ガスの発生とガスの排出のバランスが崩れてしまうと、腸管内にガスが過剰にたまり、腹部膨満感を感じます。食物繊維を多く含む根菜類や、発酵食品を多く摂取するとガスが発生しやすくなります。

ストレス

ストレスで胃腸の運動機能が低下すると、腸内に溜まったガスが排泄されないため、腹部膨満感が起こります。

便秘

便秘のときは、腸内に溜まったガスが排出されずに腸内にとどまってしまうため、腸が膨張し、外から見てもお腹がはった状態となります。

なんらかの病気

腸閉塞を起こすと、消化物もガスも排泄することができません。また、腸粘膜の炎症や循環障害の場合も、ガスが体に吸収されるため呼気として排泄できません。なんらかの疾患が原因となりガスを体外に排出することができず、腹部膨満感を引き起こします。

腹部膨満感の対処法

食事の見直し

ガスを増やす根菜や芋類、豆類などの食物繊維が多い食べ物や発酵食品の摂取量を見直しましょう。全くとらないのではなく、バランスよくさまざまな栄養素を摂取することを心がけます。また、消化を助けるためにゆっくり噛んで食べることを意識しましょう。

ストレスを溜めない

ストレスによる胃腸の運動機能の低下を防ぐため、ストレスを解消することを習慣にします。自分の好きなことをしたり、意識的に湯船につかったり、寝る前にストレッチをするだけでもリラックス効果があります。

便秘を改善する

食物繊維を過剰に摂取するとガスが発生しやすくなり腹部膨満感につながりますが、便秘を改善するうえでは、食物繊維が豊富なものや乳酸菌を多く含んだものを摂取することも大切です。また水分を多くとることも意識しましょう。

薬の使用

整腸薬には、腸内バランスを改善することでガスの発生となる悪玉菌が増えるのをおさえる効果や、乳酸菌やビフィズス菌が腸を刺激することにより腸管運動を活性化し、ガスの排出をうながす作用があります。ただし即効性は期待できないため、数週間から1か月程度の期間をかけて体質を改善していくというような形になります。

整腸剤に比べてすぐに効果が現れやすいのは、ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)という成分です。腸内のガスに直接作用して、ガスを潰します。

ただし1か月以上症状の改善が見られない場合には、一度胃腸科を受診することをおすすめします。

満腹感に使われるお薬の総合情報

薬剤師に相談する

疑問に思ったことは薬剤師に相談してみましょう。