胃のもたれ・むかつきの原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年08月18日

胃のもたれ・むかつきの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

食べ物が胃に長くとどまることで、胃もたれを起こし、胃のむかつきを感じやすくなります。

暴飲暴食

食べ物は、1~5時間ほど胃の中にとどまったあと、胃の蠕動(ぜんどう)運動により、胃酸と混ざり合って消化され、小腸に送り出されます。

不規則な時間に食事をしたり暴飲暴食しまうと、胃に過度な負担がかかり、胃の機能が低下して消化がスムーズに行われなくなってしまいます。

刺激の強いもの・油っぽいもの

唐辛子や香辛料など刺激の強いものは胃の粘膜を刺激し、油っぽい食べ物は消化に時間がかかるため、胃に負担をかけてしまいます。

タバコやアルコールなども刺激物なので負担がかかります。

ストレス

胃腸の働きには自律神経が関わっており、ストレスで自律神経が乱れることで胃が消化不良を起こし、胃もたれ、むかつきを感じることがあります。

胃のもたれ・むかつきの対処法

食物繊維や脂肪の多い食品を避ける

きのこや海藻類など食物繊維の多い食品や、脂肪分の多い食べ物は消化が悪く胃に負担をかけるため、胃がもたれているときは避けましょう。

刺激物を控える

香辛料や酸味が強い食品などの刺激物は胃酸の分泌を高めます。

たばこやアルコールなどの嗜好品も胃に刺激を与えるため、胃の調子が悪いときは控えましょう。

暴飲暴食・就寝前の食事を避ける

暴飲暴食や就寝前の食事は胃に負担を与えます。食事量や食事をする時間にも気を配りましょう。

薬の使用

胃もたれ・むかつきには、出すぎた胃酸から胃を守る制酸薬、胃の運動機能を活発にする健胃薬、消化を助けるタイプ胃粘膜保護薬、消化酵素の働きを補い消化吸収を助ける消化酵素剤を使用します。

漢方薬もよく使われており、漢方薬には、胃への血行を促して胃腸を温めることで胃の緊張を解いたり、胃に溜まった水を排出させる作用があります。

胃部の停滞感や重圧感、食欲不振のある人には「黄連湯(おうれんとう)」を使用します。

体力がない人で、おなかが冷えて痛み、腹部膨満感がある場合には、「大建中湯(だいけんちゅうとう)」を用います。血流をよくしておなかを温め、胃腸の働きを活発にすることで症状を改善します。

体力が中程度よりあって、消化不良をともなう胃もたれ、吐き気、下痢傾向のある人の、胃炎(急性・慢性)、消化不良、食欲不振などには、「平胃散(へいいさん)」が用いられます。食べ過ぎたときに有効です。

「六君子湯(りっくんしとう)」は、やせ型で顔色が悪く、冷えやすく、みぞおちのつかえ、全身倦怠感のある人の食欲不振、胃もたれ、胃痛、嘔吐などが処方の目安とされています。胃下垂、消化不良などにも用いられます。

体力が中程度~虚弱で、吐き気、胸やけ、胃の膨満感があって、尿量の減少などをともなう人の、胃炎、神経性胃炎、胸やけなどには「茯苓飲(ぶくりょういん)」が用いられます。

2~3日使用しても改善しない場合には病院を受診しましょう。

胃のもたれ・むかつきに関する疑われる病気

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

胃のもたれ・むかつきに使われるお薬の総合情報

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