下痢

下痢とは、便の水分量が通常より多く、水状の便が出る状態をいいます。

下痢になるとトイレに行く頻度も増えますが、これは主に消化機能に異常をきたしているのが原因です。

また、便の種類は症状によって軟便や泥状便、水様便と呼ばれます。

自分でケアできる下痢の特徴について説明しています。

特徴

下痢・軟便の症状はさまざまです。まずは発熱や血便がないことを確認しましょう。

便の色が通常で、液状またはペースト状である場合、自分でケアできる下痢であるといえます。

原因

日常的に起こりやすい冷え、ストレス、食あたり、消化不良などが原因になりやすいです。

このような場合には市販の下痢止め薬を使用することをおすすめします。

上記のような特徴がある下痢の場合は、市販の薬によるケアが可能です。

下記のような症状がある場合や、他に気になることがある際は受診することをお勧めします。

医療機関の受診をお勧めする症状

激しい腹痛、発熱、血便などの症状が出る下痢は、感染性下痢の恐れがありますので、医療機関を受診しましょう。

ミナカラの参考記事紹介
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下痢について
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下痢をさっそく治す

本章では自分でケアできる下痢の治し方について詳しく説明しています。

下痢の薬で治す

下痢の薬について

下痢止めの薬には、腸の蠕動(ぜんどう)運動をおさえる作用のあるロペラミド塩酸塩を成分とした薬や、腸の炎症を抑える収れん作用のある次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマス、タンニン酸アルブミンなどを成分とした薬、腸内殺菌作用のある塩化ベルベリン、タンニン酸ベルベリン、アクリノールを成分とした薬があります。

乱れた腸内菌のバランスを整える乳酸菌や生薬であるゲンノショウコなどが配合された整腸薬も下痢止めの薬と併用すると効果的です。

なお、原因が細菌・ウイルスによるものである場合はむやみに下痢を止めるのもよくないため、下痢症状がひどいようであれば病院を受診しましょう。

下痢止めの薬について、詳しくは下記記事で解説していますのでごらんください。

ミナカラの参考記事紹介

薬以外の方法で改善する

安静にしてお腹を温める

下痢は腸の働きが異常になっているので、腸を正常にするためおなかを温め、できるだけ安静にしましょう。

正常な便にもどるまでは、消化のよい食事をとることも重要です。

水分・電解質をしっかりとる

下痢の時には、脱水症状や電解質異常をきたす恐れがあります。

清涼飲料水などで、水分・電解質を補給することが重要です。

牛乳は脂肪などが腸管を刺激してしまうため、避けるようにしてください。

消化の良い食事をとる

消化・吸収のよい食事

消化・吸収のよいおかゆなどを、ゆっくり食べましょう。

果物をとる場合は、すりおろしたりんごがおすすめです。

ただし、柑橘類は腸に刺激を与えるため、避けましょう。

料理の味付けは、薄味を心掛けてください。

脂っぽいものや刺激の強いものを避ける

脂っぽいものや刺激の強い食事

天ぷらなどの脂っぽい料理や糖分を多く含む料理は、腸管に負担をかけるのでできるだけ避けましょう。

下痢について詳しく知る

下痢の症状

下痢とは

下痢とは、便の水分量が通常より多く、水状の便が出る状態をいいます。

正常な便の水分量は60~70%です。表面がつるっとしていてひびが入っていません。

水分量が80%以上になると軟便と呼ばれ、さらに90%以上を下痢便と呼びます。

下痢になると水分量が多いだけでなく、トイレに行く頻度も増えます。

これは体内の消化機能で何かしらの異常が起きているのが主な原因です。

便の種類はその性質によって軟便や泥状便、水様便とも呼ばれます。

たかが下痢と考えるかもしれませんが、死因の1つとなることもありますので、注意しましょう。

腸の働きが異常な状態になると下痢は起こります。

腸が正常な状態では、蠕動(ぜんどう)運動という運動により、腸の内容物が肛門側に送られ便になります。

そして便が腸を通過する際、便に含まれる水分が体内に吸収されることにより、適度な水分を含む便となります。

しかし、なにかしらの原因で蠕動運動が活発になりすぎた時や水分量の調節機能に異常が起きた時には、便中の水分が増加して下痢便や軟便になります。

蠕動運動が過剰になった場合は、便が速く通過するため水分の吸収が十分に行われず、液状の糞便となり下痢便や軟便になります。

また、腸から体内への水分吸収が不十分だったり、腸からの水分分泌が増えると、腸の中の水分が多くなり下痢便や軟便になることがあります。

下痢の種類

一般的な下痢の症状
下痢の色 お腹の状態
色はいつも通りの下痢
便の色はいつも通りだが、液状またはペースト状である。

日常的に起こりがちな冷え、ストレス、食あたり、消化不良などが原因の下痢です。

症状がひどくなければ、市販の下痢止めの薬を使用することで対処可能です。

医療機関への受診を考慮すべき下痢の症状
下痢の色 お腹の状態
血が混じっている下痢
便に血が混じっている

大腸の病気による出血が主で、大腸の炎症や潰瘍が原因の恐れがあります。

痔が原因による出血もあります。

また、O-157などの感染による食中毒の疑いもありますので、医療機関を受診しましょう。

黒っぽい下痢
便が黒っぽい

食道や胃などの上部消化管で出血があると、黒っぽい便になります。

胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの恐れがありますので医療機関を受診しましょう。

粘液が混ざり黄色っぽい下痢
便に粘液が混ざり黄色っぽい

下痢の時は腸の粘膜が傷んでいるので、粘液が混じってくることがよくあり、食あたり・消化不良・冷え・ストレスによる下痢と考えられます。

基本的には特に対処する必要はないですが、粘液の量が多い、粘液便が続く、血液が混じっている場合には医療機関を受診しましょう。

白い液状の下痢
便が白い液状

米のとぎ汁のような白い下痢はコレラ特有の症状です。

また、乳幼児の白い下痢はロタウイルスが原因の恐れがありますので医療機関を受診しましょう。

吐き気・嘔吐がある

吐き気・嘔吐の症状が出るときは、食あたりや感染症の恐れがありますので医療機関を受診しましょう。

症状が軽いようであれば風邪が原因の場合もあるので、まずは市販の下痢止めの薬を使用して様子をみるのもいいでしょう。

発熱がある

食中毒による下痢の恐れがあるので、医療機関を受診しましょう。

発疹が出ている

アレルギーによる下痢の恐れがあるので原因となる食べ物は控えましょう。

症状がひどい場合は医療機関を受診しましょう。

下痢止めの薬を数日使用しても改善しない

下痢止めの薬を使用しても改善しない場合は、原因が異なる場合があるので、医療機関を受診しましょう。

下痢の原因

運動亢進性下痢(うんどうこうしんせいげり)

腸管の運動が異常に活発になることで、便の通過速度が速くなり、便から水分を吸収できないことで起きます。

原因

・精神的ストレス

・暴飲暴食

・消化不良

・冷え

などがあげられます。

分泌性下痢

腸粘膜から腸液などが過剰に分泌されることで起きます。

また、腸粘膜障害などにより腸管内の塩類と水分の分泌が促進される場合もあります。

原因

・食あたり

・水あたり

・食物アレルギー

などがあげられます。

浸透圧性下痢

腸管内の浸透圧が上昇して、水分・電解質などの吸収が十分できなくなることが原因です。

原因

・下剤

・サプリメント

・人工甘味料のとりすぎ

などがあげられます。

通勤・通学中や、試験の前、会議の前、旅行先で急におなかが痛くなりトイレに駆け込む、トイレを探す、大事な場面でおなかを下してしまう、などのくりかえす下痢は過敏性腸症候群(IBS)という病気の恐れがあります。

過敏性腸症候群について、詳しくは下記記事で説明していますので、ご覧ください。

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下痢(げり)に関するお役立ち情報

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