北海道の焼肉屋から検出された食中毒菌「カンピロバクター」とは?症状や潜伏期間などを解説

北海道栗山町の焼肉屋で食事をした21人のうち14人が腹痛など食中毒症状を訴え、岩見沢保健所が調べたところ5人から食中毒菌「カンピロバクター」が検出されました。
また食事をした中学3年の女子生徒が死亡したことが分かり、現在食中毒との関連を調査しています。

「カンピロバクター」という聞きなれない名前に戸惑う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、カンピロバクターの症状や潜伏期間など解説していきたいと思います。
 

実はノロウイルスの次に患者数の多かった「カンピロバクター」

カンピロバクターは1982年に食中毒菌として指定された細菌です。
実は近年で最も発生件数が多い食中毒であり、患者数もノロウイルスに続いて2番目の多さとなっています。
生息場所はウシや豚といった家畜やペット、野生動物の消化管内で、31度から46度が最も生きやすい環境と言われています。
 

カンピロバクターの症状と潜伏期間は?

カンピロバクターの潜伏期間は平均2~3日です。1日で症状が出る場合もあれば、1週間後に症状が出る場合もあります。
主な症状は下痢や腹痛、嘔吐そして発熱です。初期には風邪と間違うこともあるようです。
場合によっては倦怠感やめまい、筋肉痛がみられることもあります。

多くの患者は1週間で症状がなくなりますが、高齢者など抵抗力が弱い場合は重症化する可能性もあります。
症状がみられた場合、ほかの病気との鑑別をするためにも必ず医療機関の診察を受けましょう。
 

どういった食品にカンピロバクターが潜んでいるの?

生や加熱処理が不十分な食肉を食べると感染のリスクが高まります。
主に鶏肉にみられることが多いですが、牛レバーから感染した例もあります。
その他、殺菌が不十分な湧水や井戸水から発生した例もあります。

感染してしまった場合は医療機関(内科など)への受診と、症状に合わせてお薬での治療が必要となることが多いです。
違和感があるときは早めに受診をするようにしましょう。
また、下痢や吐き気が強く出ているときは水分摂取をこまめにおこない脱水症状を予防することも大切です。
 

カンピロバクターを予防するには?


肉を食べるときには、十分に火を通すことが大切です。中心部を75度以上で1分間以上の加熱を目安にしましょう。
そのほか調理のときには、ほかの食品と調理器具を分けて使用したり、保存する場合も器を分けましょう。
また食肉を調理した後ほかの食材を触る場合は、必ず手を洗いましょう。
調理後の器具の洗浄や殺菌を丁寧に行うことも大切です。

 

さいごに

いかがでしたか?

東京都の高度な検査によると、私たちが普段手に取る鶏肉にも約4~6割はカンピロバクターが付着していることが分かっています。
全く無菌状態の鶏肉を作り出すことは非常に難しいのです。

これから暖かくなり、ますます細菌が繁殖しやすくなります。
上記の予防策を忘れずに調理器具や自分たちの手が清潔な状態か、常に確認しながら美味しいご飯作りを心掛けたいですね。

 

(image by Photo AC)
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