クラミジアの治療薬

クラミジアの感染が判明したら、通常、抗生物質を用いた服薬治療が行われます。期間はだいたい2週間。

ただし、咽頭感染の場合は長引くこともあります。

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クラミジア感染症の抗生物質

治療に使われる抗生物質は主にマクロライド系、ニューキノロン系、テトラサイクリン系。この3種類の中から患者の体質や症状に合わせて処方します。

⭐︎マクロライド系⭐︎

ジスロマック250、クラリス錠200、クラリシッド・・・など。

特徴

マイコプラズマやインフルエンザにも処方されます。副作用や重篤なアレルギー症状の少ない比較的安全なお薬です。

報告されている副作用には、下痢、悪心(吐き気)、嘔吐などの消化器系の症状があります。

⭐︎ニューキノロン系⭐︎

クラビット250、オゼックス、トスキサシン、ガチフロ・・・など。

特徴

皮膚感染症、膀胱炎、淋病など広範囲にわたる抗菌効果があります。副作用は吐き気、嘔吐、食欲不振、頭痛、めまい、痙攣、光線過敏症(日光によって皮ふが赤くなったり、水ぶくれができるなどの症状)

軟骨の発達を阻害する成分が出るので、小児や妊婦は服用禁止です。母乳への移行も確認しているので授乳婦も授乳をやめるか、服用しないこと。高齢者は腱障害が出るという報告もあります。

⭐︎テトラサイクリン系⭐︎

ミノマイシン、ビブラマイシン

特徴

クラミジアの他に淋菌、マイコプラズマ真菌にも処方されます。副作用は比較的少ないお薬です。ときに食欲不振、吐き気、腹痛などの消化器系症状があります。こちらも光過敏症には注意。ミノマイシンのみ、めまいの報告があります。

クラミジアのジェネリック医薬品は?

ジェネリックもあるので気になる方は医師、もしくは処方箋薬局の薬剤師に相談してみましょう。

☆先発品(薬価)→ジェネリック(薬価)

☆ジスロマック錠250㎎(264.40円)→アジスロマイシン錠250㎎(146.30円)など

☆クラビット錠250㎎(253.60円)→レボフロキサシン錠250㎎(126.80円)など

☆ミノマイシン錠100㎎(51.00円)→ミノサイクリン塩酸塩100㎎(28.90円)など

クラミジアの市販薬はないの?

クラミジアの治療薬は薬局・ドラッグストアでは販売していません。

現在は、インターネット通販で海外の薬を個人輸入して販売しているサイトがありますが、個人輸入の薬の使用は完全自己責任です。

重篤な副作用をおこす可能性もあるので、必ず病院で医師の診察を受け薬を処方してもらってください。

服薬の注意点!薬は必ず飲み切ること!治療中の飲酒はNG!

抗生物質の効果を出すためには、血中の成分濃度を上げてクラミジア菌の働きを抑制しなければなりません。途中で服薬をやめたり、不規則な服薬をしたり、治療中にお酒を飲んだりすると、血液の成分濃度が下がってしまい、「薬物耐性菌」と呼ばれる薬の効かない菌を出現させてしまいます。耐性菌ができると薬の種類を変えて再度服薬治療をするので、時間もお金もかかってしまいます。

早く完治させるためには医師の指示をしっかり守って正しい服薬をして下さいね。