あなたも感染する?!人ごとではない性感染症

 

性感染症(性病)は性行為によってうつる感染症のことです。

性交渉をきっかけに病原菌が感染して起こる病気なので、日常生活の中で勝手に誰かにうつしてしまう危険性はありません。

また性感染症は「感染する」病気なので、何もないところから突然病気が発生することはありません。

 

感染していない人同士の性交渉であれば感染することはありませんが、性感染症には症状が現れにくいものが多く、自分が感染しているとは知らずに、または相手が感染しているとは知らずに性交渉をしてしまうことがあります。

そのため、自分が病気をうつしてしまっていたり、相手から病気をもらってしまっていることもありえるのです。

 

性感染症は性行為をしたことがある人であれば誰もがかかりうる病気です。

「性病は一部の人がかかる特殊な病気なんだから私には関係ない!」というような考え方はもう通用しないのです。

 

 

性感染症が引き起こす悪影響

性感染症に感染したことにきづかないままだったり、病院を受診せずにそのまま放置してしまうと、様々な悪影響をもたらす原因となります。

 

知らない間に周りの人にうつしてしまうことも

性感染症の中には症状が出にくいもの、またはほとんど出ないものもあります。

知らない間に、知らない間に進行して、知らない間に大切なパートナーに感染させてしまうこともあります。

逆に、気づかないうちに相手が性感染症に感染していて、気づかないうちに相手から病気をもらってしまっている可能性もあります。

 

男女ともに不妊の原因に

生殖器に炎症が起きるなどして、不妊につながる恐れがあります。

また、妊婦が感染した場合は流産早産の原因になりかねません。

 

胎児に感染する危険性も

出産時に子どもに感染する可能性があります。子供に感染すると肺炎や失明の原因になったり、最悪の場合は死に至るケースもあります。

 

HIVに感染しやすくなる

性感染症にかかっていると、粘膜に炎症を起こしてバリア機能が弱くなりばい菌やウイルスが侵入しやすくなっているので、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染する可能性が通常の3~5倍高くなると言われています。

 

今日から実践!3つの予防ポイント

 

①性行為をしない

性病とは性行為をきっかけに感染する病気なので、性行為をしないことが一番安全で確実です。

しかし、実際に性交渉を一度もせずに生活していくのは難しいですよね。

 

②セックスパートナーを限定する

感染していない人同士で性行為をするのであれば、性感染症にかかる恐れはありません。

しかしこれは、「性感染症の検査を受けて、その結果お互いが性感染症にかかっていないことを確認していること」「現在の性交渉の相手が、お互い以外にいないこと」が前提です。

不特定多数の人と性的な関係を持つということは、性感染症にかかっているかどうかよくわからない相手と性行為をすることなので、必然的に性感染症に感染している可能性が高くなります。

 

③性行為の時はコンドームを使う

最も現実的で効果が見込める予防法は、やはりコンドームを使うことです。

コンドームを使用することで、性器に直接触れないようにすることで感染を防ぐことができます。

ただし、コンドームをしたからといって、性感染症にかかる危険性を払拭できるかといえばそうではありません。

コンドームを使用しても防ぎきれない病気もあるので、検査を受けて自分や相手が性感染症にかかっていないことを確認し、性行為をする相手を限定することが大切です。

 

コンドーム生産大国・日本。使用率は世界ワースト3位?!現在、日本は10億個を超えるコンドームを輸出しているといわれ、世界に名だたるコンドーム大国であるといえます。一方で、日本でのコンドームの使用率はわずか42%!なんと世界ワースト3位という不名誉な結果が出ています。この数値は、世界で最もエイズ人口が多いといわれている南アフリカと同等であるといわれてい

 

 

その他の予防法

■性行為は清潔な環境で

病原体は人の体だけでなく、あらゆるものに付着しています。

清潔でない寝具には、感染源となる病原体がいる可能性があります。

ベッドを掃除する、シーツや毛布を洗濯するなどして

寝具はいつも清潔に保つように心がけて下さい。

 

また、屋外は屋内より衛生状態が悪いので細菌・ウイルスに感染する危険性もあります。

屋外での性行為は慎みましょう。

■性行為をする前に体をキレイにしておく

人の体には、性感染症の原因となるたくさんの病原体が、いたるところに付着しています。

なので、性行為の際には歯磨きをしたりシャワーを浴びるなどして、きちんと汚れを洗い流しましょう。

歯磨きをするときは、傷口や血液から感染することを防ぐために、口の中を傷つけないように気をつけて磨きましょう。

 

また、性行為をする前にトイレを済ませておきましょう。

こうすることで、肛門付近を清潔にすることができます。

性行為後の排尿も、病原体を洗い流すことができるのでオススメです。

■相手や自分の性器に気をつける

まずは自分や相手の性器をしっかり自分の目と鼻で確認しましょう。

男性の場合は、性器のイボやブツブツ、尿道からの膿が出る、口の色が赤いなどの症状があれば、

女性の場合は、性器のイボやブツブツ、悪臭などの症状があれば性感染症の疑いがあります。

陰毛周辺が痒そうで、頻繁にかいている場合や下着に膿やおりものが付着している場合も注意が必要です。

 

そして自分や相手の性器を傷つけないように気を配りましょう。

のびた爪や器具の使用は、性器の粘膜を傷つける原因になります。

その場所から病原菌が侵入したり、血液を通して感染する可能性が高くなります。

器具を使用する場合は、コンドームをかぶせるなどのしましょう。

性行為を控えるべきタイミング

疲れているときや病気などで免疫力が低下しているときなど、体調がすぐれないときは、性感染症に感染する可能性が高くなります。

疲労時の性行為が引き金になって、既に感染しているけれど症状の出ていない性感染症が発症する(症状が出る)こともあります。

 

また、お酒を飲んで気分が高揚し、その勢いでセックスに至るケースがありますが、お酒や薬物は判断力を低下させるため、感染予防の行動を正しくとれない場合が多くなります。ご注意下さい。

 

なお、生理中の女性性器はデリケートで傷つきやすく、傷口からの感染の可能性が高くなります。

また、出血した血液から感染する可能性もあります。女性の方は生理中の性行為は控えましょう。

 

 

性感染症は早めの検査と治療が大切です!

 

性病と疑わしい症状が出たり、性行為を行った相手が性感染症を患っていた場合は、

すぐに性感染症にかかっていないかきちんと検査しましょう。

性感染症の検査は、病院保健所で受けるか、検査キットを購入して自分で検査する方法もあります。

性感染症は性交渉の経験がある人は誰でもかかる可能性のある身近な病気です。「パートナーのためにも性病検査をうけたいけど、どこで検査を受けたらいいかわからない!」という人のために、病院・保健所・検査キットの3つの手段のメリット・デメリットを比較!

 

 

もし性病にかかっていたとわかったら、病院で治療を受けましょう。

また、感染しているときは献血や性行為をしないようにしましょう。