尖圭コンジローマの原因と治療・予防方法について

尖圭コンジローマは誰にでも感染の恐れがある、ヒトパピローマウイルスによって発症します。きちんとした対策と予防で防ぐことができる病気なので、感染経路や原因、治療・予防方法を理解しておきましょう!

尖圭コンジローマは性器や肛門の周りにイボができてしまう病気です。

 

発症数は性器クラミジア感染症、淋菌感染症、性器ヘルペスウイルス感染症の次に多く、全国で約3.9万人の患者がいると報告されています。

 

この病気は再発を繰り返す事が多く完治する事が難しい厄介な病気です。

 

自分がかからない為にも、そして大事なパートナーにうつさない為にも、尖圭コンジローマの症状や原因について知りましょう!

尖圭コンジローマってどんな病気?

尖圭コンジローマは「ヒトパピローマウィルス(HPV)」というウィルスに感染する事で発症します。

 

感染経路のほとんどは性交渉ですが、皮膚や粘膜の傷口の接触で感染する事もあります。

 

主な症状は男女共に性器や肛門周辺にカリフラワー状、またはお椀を伏せたような形のイボができます。

 

軽い痛みやかゆみが出る場合がありますが、自覚症状が出ない場合が多いです。

 

フェラチオなどのオーラルセックスでも感染する可能性があり、ウィルスが悪性だった場合は「口腔がん」の発生に繋がる可能性もあるといわれています。

 

尖圭コンジローマの治療方法

女性の場合は婦人科へ、男性の場合は泌尿器科・皮膚科で診察を受けましょう。

 

尖圭コンジローマの治療法は塗り薬による治療と手術の2つがあります。

 

尖圭コンジローマの代表的な治療薬に「ベセルナクリーム」というものがあります。

 

この薬は塗った皮膚の免疫を高め、皮膚の細胞を壊してイボを消失させる作用があります。

 

しかし、塗った部分の免疫を活性化させる作用から皮膚が赤く炎症を起こしたり、ただれたりする副作用が出る場合もあります

 

また、塗り薬による治療でも手術でも、イボを取り除いたとしてもウィルスが残っていれば再発を繰り返す可能性があります

 

ウィルスを根絶する治療法は現在残念ながらありませんので、一度かかったら免疫力を落とさないように規則正しい生活を送る事が重要です。

 

※ ベセルナクリームは処方薬ですので婦人科などで処方してもらいましょう。

尖圭コンジローマの予防~ワクチンを打とう!~

尖圭コンジローマは一度発症してしまうと完治が難しい為、予防をする事がとても大切です。

 

尖圭コンジローマの予防はコンドームの装着が基本ですが、HPVワクチンの接種を受ける事も効果的です。

※ただしHPVワクチンを受けられるのは女性のみで、日本では残念ながら男性への適応が承認されていません。

 

HPVワクチンは性交渉前に接種を始める事が好ましい為、推奨年齢は小学6年生~高校1年生相当となっていますが、成人女性に関しても勿論効果があります。

 

また、HPVワクチンはHPVが悪性だった場合に危惧される子宮頸がんの予防にも繋がりますので、女性は必ず受けておきたい予防接種です。

 

HPVワクチンは以下の2種類があります。

 

 

サーバリックス

 

初回接種の1か月後に2回目、初回接種の6か月後に3回目の接種をします。

 

 

ガーダシル

 

初回接種の2か月後に2回目、初回接種の6か月後に3回目の接種をします。

 

※ HPVワクチンについてはまれに副反応で様々な症状が起きることが報告されていますので、受診の際は主治医としっかりとコミュニケーションをとりながら実施するようにしましょう。

 

子宮頸がんの危険因子となる「ヒトパピローマウィルス感染症」。あまり知られない名前ですが、ヒトパピローマウィルスは多くの女性が感染しているといわれています。ヒトパピローマウィルス感染症の原因と予防ワクチンについてご紹介します!

 

 

おわりに〜妊婦さんは注意してください!〜

妊婦さんが尖圭コンジローマを発症すると、出産の時に産道で赤ちゃんがHPVに感染してしまう可能性があります

 

赤ちゃんにHPVが感染すると、同じ様に尖圭コンジローマを発症したり、多発性咽頭乳頭腫(ノドのイボ)が出てしまう事がありますので注意してください!

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