毛じらみ症は1990年代から増加傾向にあり、性行為での接触以外にも毛布やタオルなどを介して間接的に感染する非常に感染力が高い病気です。

夫婦間の性行為で母親が感染し、母親とタオルを共有した娘にも感染…なんて事もあり得るのがこの病気の厄介なところです。

病気に感染しない為にも、また自分から周りへの大感染を防ぐ為にも、毛じらみ症の原因と症状、治療法について知りましょう!

毛じらみ症の原因は虫!

毛じらみ症はシラミの一種である「毛じらみ」が陰毛に寄生する事によって引き起こされる病気です。

毛じらみの体長は成虫で約0.8~1.2mmで何とか目視できる程度の大きさです。

性器周辺のニオイが好きな為陰毛に住み着きやすく、陰毛にしがみつきながら血液を吸う事によって成長します。

卵から孵化して約2週間で成虫となり、その後3~4週間生存し、30~40個の卵を産むといわれています。

毛じらみは、幼児や児童や家族の頭髪につく頭じらみとは別の種類のものです。

毛じらみ症の症状と感染経路は?

毛じらみ症にかかると、男女ともに激しいかゆみに襲われます。

かゆみは出るけれども発疹が出ない事がこの病気の特徴です。

基本的に毛じらみは陰毛に寄生する事が多いですが、肛門周辺、わき毛、胸毛などの体毛や、ごく稀に頭髪やひげ、まつげなどにも寄生します。

感染経路は主に性行為の際の接触感染が殆どで、陰毛に接触するだけで感染してしまうので、性感染症の予防の基本であるコンドームを装着しても意味がありません。

毛じらみ症の予防はとにかく接触しない事以外は残念ながら方法がありません。

また、毛じらみは人間の身体を離れてからも約48時間程は生存が可能である為、タオルや毛布などを介して感染する事もあります。

毛じらみは水中だと毛にしがみつく傾向がある為、公共のお風呂やプールなどの水中で感染する事はありませんが、脱衣所やトイレなどで感染する事はありますので気を付けましょう。

毛じらみ症の治療方法を知ろう!

毛じらみ症は2週間程かけてパウダーやシャンプーなどの治療薬を使用して治療します。

毛じらみ症の治療薬は市販薬として販売されていますので、医師の処方箋無しで薬局などで購入する事が可能です。

毛じらみの治療薬は卵への効力が弱い為、卵が孵化する3~4日ごとに薬を使用し、これを3~4サイクル繰り返す必要があります。

また、前述のとおり毛じらみは人間の身体を離れても一定期間は生存が出来る為、衣類などはアイロンをかけるなどの熱処理を行った方が良いです。

毛じらみ症の治療薬をご紹介!

毛じらみ症の治療法の1つとして陰毛をすべて剃る方法もありますが、胸毛やワキ毛など、毛じらみが他の場所へ引っ越して感染が拡がる可能性があるので、薬を使って治療する方がおススメです。

スミスリンパウダー

パウダータイプの薬です。

陰毛以外にも、衣類、寝具等にも使用ができます。

スミスリンLシャンプータイプ

シャンプータイプの薬です。

卵を毛からすき取る為の専用くし付です

さいごに

毛じらみはある程度数が増えないとかゆみの症状が出ない為、感染してからかゆみの症状が出るまで大体1~2か月程かかる人が殆どです。

その為、症状が出る1~2か月前に接触のあったパートナーに対しても治療を促す必要がありますので、注意してくださいね!