2013年、国内で新たに報告されたエイズ患者とHIV感染者は合わせて1590人になり、これまでで最も多かったことが厚生労働省の発表でわかりました。

先進国の中で日本は唯一HIV感染者が増加しています。

ではHIVはどのように感染するのでしょうか?

エイズは日常生活ではうつりません。

HIVはHIV感染者の血液、精液、膣分泌液、唾液、母乳、尿、涙等の体液に含まれています。

このうち、唾液や尿などの体液では人に感染させられるだけのウイルス量は分泌されていません。

HIVは空気や水に触れるとすぐに感染力が弱まってしまうとても弱いウイルスであり、一般に普通の社会生活をしている分には感染者と暮らしたとしてもまず感染することは無いとされています。

HIVウイルスの感染経路について

性行為感染

現在世界で最も多いHIV感染の原因は性行為(セックス)によるものです。

また日本においても、新しく報告されるHIV感染者の感染理由のトップをしめています。

HIVに感染しているパートナーとの性行為を行った場合、精液、膣分泌液などに含まれているHIVが粘膜を通って血液中に入り込み感染する可能性があります。

また性器が傷ついてる場合は血管に入りやすくなるため感染の可能性はより高くなります。

特に肛門を使った性行為による感染が多く、同性愛者間でエイズの感染率が高いのはそのためです。

妊娠の心配がないためコンドームを使わない人が多く、もともと性行為をするための器官ではない腸は非常に傷つきやすく出血することが多いのも理由の1つです。

母子感染

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HIVに感染している母親が妊娠・出産した場合、生まれてくる赤ちゃんがHIVに感染している可能性があります。

また、出生時に感染していなくてもその後の授乳によって感染する場合があります。

母子感染には主に3つのルートがあります。

・胎内感染 :子宮内で赤ちゃんにHIVが感染する可能性があります。赤ちゃんとお母さんを物理的に遮断することが不可能なため、この場合の感染は防ぐことが難しいです。

・産道感染: 赤ちゃんが生まれてくる際に産道の出血を赤ちゃんが浴びることで感染します。この場合は帝王切開をすることでかなりの確率で感染を防ぐことができます。

・母乳感染 :母乳は血液から作られているため、赤ちゃんが母乳を飲むことで感染してしまいます。粉ミルクを与えることで感染を防ぐことができます。

血液を媒介する感染

感染者の血液が、傷、輸血、麻薬のまわし打ち等によって媒介となり感染します。

以前は輸血や血液製剤からの感染がありましたが、現在では必ず事前にHIV感染の検査をすることになっており、感染のリスクは非常に低くなっています。

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おわりに

母子感染や血液感染は医療技術の発達で以前より減ってきています。

一番の原因である性交渉からの感染を防ぐようにしていきたいですね。

自分には関係ないと思わずに一度は検査をしてみましょう。