2017年2月より、高額ながん治療薬「オプジーボ」の薬価が特例として50%引き下げられました。

オプジーボは夢の新薬とよばれ、悪性黒色腫や肺がんに効果を示す薬ですが、その価格は100mgあたりおよそ73万円。
標準的な患者は1年に3500万円ほどの費用がかかる高額なお薬です。

 

オプジーボ100mgあたり、アメリカではおよそ30万円、イギリスではおよそ15万円と、日本での価格と格差があることも今回の値段引き下げの理由となったようです。

これに対し、発売元の小野薬品工業をはじめ、製薬業界は今回の値段引き下げに反発しています。

というのも、新薬の開発には長い年月(9〜16年)と多額の開発費を要し、今回のようなことが当たり前になるとその回収が困難になりかねません。
そうなると、開発意欲がそがれてしまうとのこと。

 

私たちとしては、良い薬ができるだけ低価格で使用できるのは嬉しいことですが、製薬企業の言い分ももっともですね。
「採算がとれないために新薬開発が行われない」という状況となってしまったら本末転倒です。

今後も2018年度からは、高額な薬剤・医療機器の価格は、費用対効果指標に基づく見直しが行われる予定となっており、注目したいですね。