2014年12月の「感染性胃腸炎」は微増。食中毒事件もあったノロウイルスに注意しよう!

冬の間はノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスなどをはじめとした感染性胃腸炎に注意が必要です。 国立感染症研究所のデータをもとに、患者数の推移と予防法を解説します。

12月最終週の感染性胃腸炎の患者数は微増

1月6日、国立感染症研究所が発表した2014年12月15日〜12月21日(2014年第51週目)における感染性胃腸炎の報告数は、定点医療機関あたり11.49人となり、前週の10.8人を超え今シーズンで最も多い患者数となり流行していることがわかります。

※ 定点報告数は、国立感染症研究所により指定された全国の医療機関(定点)からの報告数/定点医療機関数になります(つまり指定医療機関あたりの平均週間患者・発症報告数)

今年の感染性胃腸炎の流行具合は例年より低い水準になっていることがわかりますが、それでも流行曲線にのって現在が流行シーズンになっていることは間違いないので念のため注意していきましょう。

「感染性胃腸炎」として代表的なものは「ノロウイルス」「ロタウイルス」「アデノウイルス」

ここでいう「感染性胃腸炎」とは、ウイルス性胃腸炎の総数になります。

ウイルス性の胃腸炎は冬場に流行するのが特徴で、夏場に流行する細菌性の胃腸炎はまた別の病気となります。

私たちがよく耳にするウイルス性胃腸炎の代表格としては「ノロウイルス」「ロタウイルス」「アデノウイルス」などがあります。

ロタウイルスとアデノウイルスは乳幼児によく流行するものですが、ノロウイルスは乳幼児だけでなく大人でも感染することがあるので聞き覚えのある方がほとんどでしょう。

幸い、今年はこの時期に流行するウイルス性の胃腸炎は例年ほど流行していません。
「そういえば、昨年の忘年会ではノロウイルスに気をつけろと言われたけど、今年はあまり騒がれないな」とお気付きのかたもいるでしょう。
過去10年のピーク時に比べると今年の流行具合は半分程度になっていておとなしいのです。

でも油断は禁物です!

感染・発症数が例年より低いとはいえ流行していることは確かなのです。
 

おわりに:感染性胃腸炎の予防ポイント3選

ノロウイルスをはじめとしたウイルス性の感染性胃腸炎の予防のポイントは以下の通りです。

  1. 大切なのは手を洗うこと!
    特に「料理の前」「食事の前」「トイレの後」は油断せずしっかりと石けんで十分に手を洗いましょう。
  2. トイレの掃除や吐物を処理する時は「使い捨て手袋」「マスク」「エプロン」を着用しましょう。
    これらの作業後は石けんで手を洗います。
    ノロウイルスをはじめとした感染性胃腸炎の方のトイレや吐物を処理する場合や、使用した食器を洗うときは特に注意が必要で、できれば作業あとに次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒をしたいところです。この消毒液はご家庭でも意外と手軽に作れますのでご確認ください。
    参考記事:ノロウイルスに効く!本格的な消毒液を自宅で簡単に作る方法
  3. ノロウイルスは「カキなどの二枚貝」に存在することが多いです。
    カキや貝類を調理するときは、中心部まで十分に加熱しましょう。
    「中心温度85℃」で「1分以上」の加熱が必要です。
    また、調理で貝類を触った際はこまめに石けんで手洗いをするようにしましょう。

 

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