質問

Q

耐性菌について

回答済み

耐性菌と多剤耐性菌の違いは何でしょうか。MRSA、ESBLは多剤耐性菌に含まれますか?保菌者は治療してもその菌がいなくなることはないのですか?
また、緑膿菌とムコイド型緑膿菌の違いを教えてほしいです。
分からないことがたくさんありますが、お願い致します。

回答(1件)

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ご質問ありがとうございます。

耐性菌とは、ある抗菌薬(抗生物質)に耐性が起こり、効かなくなった菌のことです。
多剤耐性菌とは、2種類以上の抗菌薬(抗生物質)に耐性が起こり、効かなくなった菌のことです。

現状は、ほとんどの場合が多剤耐性菌であり、総じて耐性菌と呼ぶ場合もあります。

MRSAも、昔は1つの抗菌薬にのみ耐性を持っていましたが、長い歴史の中、いくつかの抗菌薬に耐性を持つようになりました。そのため、MRSAは多剤耐性菌です。

ESBLは細菌の名前でなく、抗菌薬を分解する酵素の名前です。この酵素を発生させる菌のことはESBL産出菌と呼びます。ベータラクタム系抗菌薬のほとんどに耐性があるので、多剤耐性菌に含まれると言えます。

保菌者についてですが、他の抗菌薬が使えるような耐性菌であれば、治療はできるようです。

緑膿菌は水に存在する細菌であり、植物の表面や人の腸内にいる常在細菌の一つです。
緑膿菌の中にはムコイド産出型とムコイド非産出型があり、ムコイドを産出するものをムコイド性緑膿菌と言います。

ムコイドは高い粘性があるため、その中に生存している菌は、ムコイドがバリアとなって抗菌薬などの薬剤の浸透をしないため、耐性が生じるそうです。

ご参考になれば幸いです。


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