鼻炎の原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年10月17日

鼻炎の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

生活の中で考えられる原因

風邪などのウイルス・細菌の感染

ウィルスや細菌感染によって風邪をひくと、多くの場合急性鼻炎を起こします。

大量の鼻水がみられるようになり、しだいに粘性のある鼻水に変化します。通常10日間で自然治癒しますが、急性鼻炎を繰り返したり長期的に続くことで症状が悪化して慢性鼻炎を起こしたり、細菌が二次感染を起こすことにより副鼻腔炎などを起こすことがあります。

花粉・ハウスダストなどのアレルゲン

アレルギーを起こす原因物質のアレルゲンが体内に入ってくることでアレルギー性鼻炎を発症します。季節性のアレルギーの原因として主な物質は花粉です。一年を通して起こる通年性のアレルギーの原因としてはハウスダスト、化学物質、カビ、ダニ、ペットの毛などがあります。

アレルゲンが体内に入って鼻粘膜に付着すると、体内に抗原に対する抗体が作られ肥満細胞にくっつきます。アレルゲンが再び侵入すると抗原抗体反応が起こり肥満細胞からヒスタミン、ロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出されます。化学伝達物質が作用することで、鼻水やくしゃみなどのアレルギー反応を起こします。

生活の中でできる予防法

原因物質を体内に入れない

細菌やウイルス、アレルギーの原因となる花粉やハウスダスト、カビ、ダニ、ペットの毛などの異物を体内に入れないことが大切です。外出するときはマスク、帽子、眼鏡を使用したり、帰宅時には家に入る前に衣類や髪をはらって花粉や埃などを落としましょう。うがい手洗いに加えて、洗眼、鼻うがいなどをするとより効果的です。

室内はこまめな掃除を

室内ではよく換気をし、こまめに掃除機をかけたり、埃やダニなどが集まりやすい布団、枕、カーペット、畳、ソファーなどは丁寧に掃除するようにしましょう。ダニは高温多湿な環境を好むので、布団などはまめに洗濯して清潔さを心がけることが大切ですが、外に干すことでアレルゲンが付着する可能性があるため、乾燥機でしっかり乾燥させると良いでしょう。ダニが繁殖しやすいカーペットやぬいぐるみなどはできるだけ置かないようにしましょう。

ストレスをため込まない

ストレスにより症状が悪化することもあるので、日頃からストレスや疲労はため込まず、十分な睡眠をとり、偏食はせずにバランスの良い栄養をとって体の免疫力を高め、ウイルスやアレルゲンに抵抗できる体をつくるようにしましょう。

鼻炎の対処法

鼻腔を温める

鼻水や鼻づまりが気になる場合は、お風呂の蒸気などで鼻腔を温めると血液の循環が促進されて症状が緩和されます。

風邪の場合は悪化する前に治す

風邪をひいて急性鼻炎を起こした場合は、風邪の症状を悪化させないために安静にすることが大切です。

病院に行く

急性鼻炎の場合は通常10日程度で治癒に向かいますが、2週間以上続く場合や黄色や青緑っぽい鼻水が出る場合は、副鼻腔炎などを発症していることも考えられるため、早めに耳鼻科などを受診しましょう。

アレルギー性鼻炎は風邪のひきはじめと症状が似ていますが、治療方法が異なるため原因がはっきりしない場合はしっかり診察を受けましょう。

また、薬を使用しても改善しない、再発を繰り返す、鼻の構造に問題がある場合などは鼻の内部を一部切除したり、鼻の粘膜をレ-ザ-照射するなどの手術が必要になることがあります。

薬の使用

鼻炎には、血管収縮剤、抗ヒスタミン剤、ステロイド剤などを使用します。

鼻粘膜の腫れや充血をおさえる血管収縮作用があるオキシメタゾリン塩酸塩、ナファゾリン塩酸塩、塩酸テトラヒドロゾリンなどの成分を含んだ点鼻薬が鼻水鼻づまりなどの症状を改善します。点鼻の血管収縮剤には長期の連用によって症状が悪化する恐れがありますので、1~2週間を超えての使用は控えましょう。

他に血管収縮作用がある成分としては、プソイドエフェドリン塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩などを含んだ内服薬があります。

抗ヒスタミン成分であるエピナスチン塩酸塩、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩がアレルギーによるくしゃみ、鼻水などの症状をおさえます。他にも、鼻水の過剰な分泌をおさえるベラドンナ総アルカロイド、鼻粘膜の炎症をおさえるにはグリチルリチン酸や、ステロイド成分などがあります。

また漢方処方として、鼻炎症状やアレルギー性鼻炎には小青竜湯(ショウセイリュウトウ)、鼻づまりや慢性鼻炎には、辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)、葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)などが使用されることがあります。

鼻炎に関する疑われる病気

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

鼻炎に使われるお薬の総合情報

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鼻炎の症状に関するみんなの疑問