はじめに

鼻づまりや頭痛、息苦しさなど日常生活の質(QOL)にも影響を与える蓄膿症(副鼻腔炎)。
薬や鼻の洗浄で治ることも多くありますが、手術が必要になる場合も。

どんな場合に手術が必要になるのか?
どんな手術をすることになるのか?
入院期間はどのくらい?
など、蓄膿症の手術の実際を紹介します。
 

蓄膿症で手術することになる場合とは?

多くの場合は、抗生物質を1、2ヶ月間飲み続けたり鼻の洗浄を行うことで、治癒が期待できます。
同時に、鼻をすする癖をなくして、鼻かみを1日10回以上行うようにします。

それでも効果がなかった場合、手術を選択肢の一つとして考えることになります。
つまり、蓄膿症=すぐに手術ということには基本的になりません。

 

蓄膿症の手術に必要な時間は?入院はどのくらい必要?

<かつてよりもダメージが少ない方式に変化>

以前は、歯茎の上の方を切るといった大がかりな手術で、後遺症がしばらく残る場合もあり、蓄膿症の手術=大変というイメージがありましたが、最近の術式は、鼻の穴から内視鏡を入れて行われるようになり、ダメージが少なく、傷跡も残らないものになっています。

手術時間も1~2時間程度と短時間の場合が多く、日帰り手術を行っている病院もあり、入院の場合も数日から一週間ほどが主流のようです。

とはいえ、日帰り手術を行っている病院でも、手術の翌日、翌々日、一週間後にそれぞれ通院は必要です。
また手術後にある程度の通院が必要なほか、鼻からの出血を止めている綿球を交換する事など、翌日からなんでもできることを意味しているわけではなさそうです。


 

蓄膿症ではどんな手術をするのか?

基本的には、副鼻腔と鼻腔の通路を広げて、空気や分泌物の出入りを良くする手術です。
それにより、鼻腔と副鼻腔との間の換気と排泄機能の改善を目指します。

もちろん、症状や病院によって、細かな内容は違ってきますので、現在のご自身の状況やそれを踏まえた手術内容をしっかりと聞いておきましょう。
 

蓄膿症の手術費用はいくらくらい必要?

症状や行う手術内容などによっても異なってくることから、あくまでも目安にすぎませんが・・

3割負担の保険適用で、日帰り手術だと片側約3〜6万円(両側することが多くその場合は2倍)
1泊2日で6〜10万円、1週間程度の入院で20万ぐらいのようです。

それ以外に、手術前の検査料、再診料、術後の薬剤料も必要になります。

同時に、高額療養費の対応となっていることから、前もって健康保険組合に限度額適用認定証の手続きを行っておけば、窓口での支払いを自己負担限度額までに抑えることができます。


 

手術後の生活は?

これもまた状況によりますので一概には言えませんが、数日後から、ほぼ普段通りの生活ができることが多いようです。

同時に、定期的に通院をして経過観察をしてもらうことは必要になります。
 

終わりに

かつてよりは、かなり負担が少なくなっている蓄膿症の手術。
とはいえ、手術であることに変わりはありません。

手術をするときには、その内容や、手術後の状況や生活などをしっかり確認することが大切ですね。

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