蓄膿症の予防や治療に効果的な鼻うがい

蓄膿症とは鼻の「副鼻腔(ふくびくう)」に細菌が入って炎症が起こる病気です。
副鼻腔は鼻の周りにある大小合計8個の空洞のこと。

蓄膿症の原因の多くは、風邪などの細菌やウイルスが副鼻腔に感染してしまうこと。
炎症を起こすことによって副鼻腔内に膿が溜まってしまいます。

蓄膿症を発症すると炎症部分の痛みや腫れ、鼻づまり、味覚障害などの症状があらわれます。
また、副鼻腔内に溜まった膿により、黄色く濁ったようなネバネバの鼻水が出るようになり、鼻をかんでもスッキリとしません。
さらには、膿が鼻の中に溜まり続けると、膿の臭いが原因で口臭が次第にキツくなっていきます。

これらの症状を感じるようになったら必ず医師の診断を受ける必要がありますが、お家でできる蓄膿症の予防法や民間療法の1つに「鼻うがい」があることを知っておくとよいでしょう。

 

鼻うがいの正しいやり方とコツをマスターしよう

鼻うがいをすることによって、鼻の中の細菌やウイルスを洗い流すことができるため、蓄膿症の予防や治療に効果的と言われています。
しかし「鼻に水をいれるなんて!絶対痛い!」と恐怖心を持つ方が多いかと思いますが、鼻うがいは正しい方法を知ればそんなに痛いものではないんです。

鼻うがいの正しいやり方

◆用意するもの◆

・コップ
・塩(2g弱)
・塩素が含まれていない水(200cc)
※ミネラルウォーターや精製水など

塩素が含まれていない水200ccに2g弱の塩を入れ、混ぜて溶かし生理食塩水を作る。
前かがみになり、作った生理食塩水を片方の鼻から吸う。
※食塩水を飲み込まないように、ノドを締め付けながら吸いましょう。誤って飲んでしまっても食塩水なので問題はありません。
鼻から吸い込んだ食塩水を口から出す。これを右と左交互に繰り返す。
※鼻がスッキリとしたら終了。やり過ぎは禁物です。

 

鼻うがいはやり方を間違えると中耳炎などのトラブルの原因となる


鼻うがいは正しい方法を身につければ、蓄膿症以外にも花粉症などの鼻トラブルに効果的ですが、やり方を間違えるとトラブルの悪化や中耳炎などの原因となるため、注意が必要です。
 

鼻うがい中はツバを飲んじゃだめ!

鼻うがい中にツバを飲むと、副鼻腔と耳が繋がっているため生理食塩水が耳の中に入ってしまい、中耳炎の原因となってしまいます。
 

水道水は使わない

水道水の中には塩素が含まれるため、これが副鼻腔を刺激してしまい炎症を悪化させる原因となります。
鼻うがいに使用する洗浄水には、塩素が含まれていないミネラルウォーターを使用するようにしましょう。
もし、ミネラルウォーターを使うのが勿体ないという場合は、水道水を3~5分程煮沸させるか、半日~1日程日光にあてて放置し、塩素を除去してから使用するようにしましょう。
 

体液に近い0.9%の生理食塩水を作ろう

プールや海で誤って水を鼻に吸い込んで「ツーン!!」となった記憶がある人は、鼻うがいに対して怖いイメージを持つでしょう。
しかし、人間の体液に近い0.9%の食塩水を使用すれば刺激が弱いため、痛みが殆ど伴うことなく鼻うがいをすることができます。
水温に関しても、人肌ぐらいのぬるめの水を使用するようにしましょう。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか!
鼻うがいは蓄膿症の予防には効果的ですが、蓄膿症を根本から治療できるものではありません。
蓄膿症の疑いがある場合は、必ず医師の診断を受けるようにしましょう。
image by Photo AC
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