インフルエンザ予防接種を受けた後の過ごし方
お風呂はOK
昔は共同浴場が多かったため注射したところから雑菌が入るのを心配して入浴は注意されていましたが、今は予防接種の当日に入浴しても問題ないとされています。
運動・部活は無理がない程度に
基本的にはいつも通りの生活をして大丈夫ですが、当日の激しい運動は控えましょう。
飲酒に関しては注意点あり
厚生労働省のインフルエンザ予防接種のガイドラインには、「大量の飲酒は、それ自体で体調の変化をきたす恐れがあるので、インフルエンザワクチン接種後24時間は避けるよう注意する」とあります。
アルコールの適正摂取量には個人差がありますので、お酒を飲むにしても1〜2杯にとどめ、なるべくなら飲酒は控えた方がいいでしょう。
インフルエンザを発症したときの過ごし方
お風呂は熱が下がったらOK
お風呂は湿度が高いので感染に関しては問題ないとされています。
しかし、熱が下がったとはいえ体力が落ちているので短時間でさっとすませましょう。
お風呂は一番最後に入るようにして感染を防ぐためにタオルは家族と共用しないようにしてください。
そして終わったら湯冷めしないようにすぐにお布団に入り、ぶり返さないように気をつけましょう。
飲酒はNG
インフルエンザウイルス感染中の飲酒は禁止はされていませんが、体力も落ちていますし肝臓にも負担がかかるのでやめておきましょう。
洗濯は一緒にしても大丈夫
しっかり洗濯することによりウイルスはほとんど死滅するため、他の家族の洗濯物と一緒に洗っても大丈夫です。
ただし、洗う前の洗濯物にはウィルスがついている可能性があるので触った後は必ず手を洗いましょう。
部屋は基本的には通常の掃除で問題なし
インフルエンザにかかった人の部屋は、基本的には通常の掃除で大丈夫です。
ただし、インフルエンザの方の嘔吐があったり吐瀉物がある場合は消毒処理をしましょう。
インフルエンザウィルスは消毒液に弱いので直接つばやくしゃみが飛んで気になる所があるなら、一般的な消毒薬で消毒できます。
熱が下がった後の過ごし方
外出は熱が下がって3日ほど経ってから
最近のインフルエンザの薬は1~2日で熱が下がるので3日目くらいから普通の生活に戻したくなりますが、発症する1日前から発症後5~7日頃までは周りの人に移してしまう可能性があります。
熱が下がっても体の中にはまだウィルスが残っている可能性があるので感染予防のためにも家でおとなしくしていましょう。
食事は消化の良いものを
インフルエンザが発症してから完治しても胃腸は弱っていますので、しばらくは刺激物や脂っこいものや固形物は避けて、柔らかくなるまでよく煮込まれた消化のいいものを食べるようにしてください。

おわりに
インフルエンザにかかると熱が下がっても体はかなり体力を奪われた状態です。
また再発や合併症などを起こさないように、病中病後は静かに無理のない生活を送るように心がけてください。