インフルエンザの潜伏期間とは?

一般に潜伏期間とは、ウイルスが体内に侵入してから症状が出るまでの期間を指します。

インフルエンザウイルスの潜伏期間は、およそ1~3日です。一般的な風邪のウイルスなどの潜伏期間がおよそ5〜6日であることからすると、極めて短いといえます。

インフルエンザウイルスの潜伏期間が短い理由は、ウイルスの増殖スピードが速いことにあります。たったひとつのインフルエンザウイルスが体内に侵入した場合でも、16時間後には1万個にまで増殖してしまうのです。

ただし潜伏期間には個人差があり、5日ほど潜伏期間が続くこともあれば、わずか16時間でインフルエンザを発症するケースもあります。

インフルエンザにはA型とB型がありますが、潜伏期間はどちらも同じ日数です。潜伏期間について詳しくは関連記事をごらんください。

潜伏期間中にインフルエンザ検査は受けられる?

基本的にインフルエンザの発症から12時間経過しないと、検査で正しい結果は得られません。

病院では、発熱などの症状が出てから12時間以上が経過し、体内でウイルスの増殖が十分に行われていると考えられる状態で検査を受けるように促されます。

インフルエンザが疑われる症状がでて12時間が経過していない場合でも、医師と相談の上検査を受けることもありますが、検査結果が陰性の場合、翌日に再検査を受けるように促されるケースもあります。

何度も病院に行かなくてもすむように、症状がではじめてから12時間が経過してから検査を受けましょう。

インフルエンザの潜伏期間に検査しても正しい結果は出ない

インフルエンザの検査では、20〜30分以内に結果が出るインフルエンザ迅速検査キットが用いられることが一般的です。

インフルエンザ迅速検査キットは、インフルエンザA型・B型のどちらのウイルスも検出できますが、体内のウイルス量が増加してからでないと感染の判定ができません。

潜伏期間中は症状も出る前の状態であり、体内のウイルス量が少ないため検査しても正しい結果は出ません。

実際にはインフルエンザウイルスに感染していても、ウイルス量が検査に必要な量に満たなければ陰性と判定される場合があるのです。

このように、インフルエンザの検査では本来は陽性であるのに陰性の結果が出る「偽陰性」は多くあります。反対に、本来は陰性であるのに陽性結果が出る「偽陽性」はほとんどありません。

インフルエンザの検査で陽性反応が出るのはいつから?

インフルエンザの検査では、発症から12時間経過してから正しい検査結果がでるとされています。ただし、検査のタイミングが遅すぎるのも問題になります。

抗インフルエンザ薬がもっとも効果を示すのはインフルエンザの症状が出てから48時間以内であるため、48時間以内に検査をする必要があります。

したがって、インフルエンザの検査は発症から12時間〜48時間の間に受けるのがベストといえます。

インフルエンザの検査については、関連記事をごらんください。

おわりに

インフルエンザの検査を潜伏期間に受けても正しい結果は出ず、潜伏期間中に検査を受けた場合は陰性の結果が出ることがほとんどです。

検査を受ける場合は、発症後12時間〜48時間の間に医療期間を受診しましょう。