家族がインフルエンザにかかったらうつる確率は?同居人は出勤できる?

家族がインフルエンザに感染したときの感染防止対策を解説!家族からうつる確率は?家族や同居人が感染した場合は出勤・登校できる?インフルエンザの感染予防の基本と合わせて詳しく紹介します!

インフルエンザが家族からうつる確率は?

家族など身近な人がインフルエンザを発症した場合、感染中だけではなく潜伏期間中に接触し同じ空間で過ごしていれば、インフルエンザウイルスに感染する危険性は高くなります。

ただし、インフルエンザウイルスに感染したとしても、発症するかどうかは個人差があります。予防接種を受けたかどうか、ウイルスに対する抗体をもっているか、もともとの免疫力の強さなど、インフルエンザウイルスに感染後に症状がでるかどうかや、症状の程度にはさまざまな要因が関わります。

「家族からインフルエンザがうつる確率」を一概に言うことはできません。また、家族が感染したからといって必ずうつっているとも言えないのです。

インフルエンザの感染力

インフルエンザウイルスは、非常に感染力が強いことで知られています。個人差はありますが、発症1日前から発症後の7日の約9日間は感染力があります。

インフルエンザウイルスは潜伏期間中からすでに感染力があり、発症の前日から鼻やのどからウイルスを排出しています。

その後、ウイルスの感染力がもっとも強くなるのは発症から2日目〜3日目あたりです。また、熱が下がるとともに体内のウイルス量は減少しますが、解熱後もウイルスは排出され続けます。

家族間でインフルエンザ感染を防ぐ対策

同居している家族にインフルエンザ感染が判明したら、家族内で感染を広げないためにもしっかり対策をとりましょう。

特に発症から1日目〜4日目が周囲に感染しやすい時期であり、この間の対策が非常に重要です。

患者はできれば個室で安静に

インフルエンザに感染した患者は、個室で静養するのが望ましいです。

部屋の間取りなどで個室が難しい場合は、部屋を区切るなど、なるべく同居人の生活範囲から離れた場所で安静にしましょう。

患者も看病者もマスク着用を徹底

インフルエンザウイルスは、インフルエンザ感染者のくしゃみ・咳で飛散します。

看病する方は、患者に接触する際は必ずマスクを着用しましょう。また、患者もトイレや食事など家の中を移動する際には、マスクを着用して、ウイルスの飛散を防止しましょう。

そのほか家族間の感染を予防するため、咳やくしゃみの際は以下のポイントに注意してください。

・咳、くしゃみをするときはティッシュなどで鼻と口を覆う
・咳、くしゃみをするとき、周囲に人がいる場合は顔をそむけ、1メートル以上離れる
・痰や鼻水を含んだティッシュは、すぐに蓋付きのゴミ箱へ捨てる

看病する人をひとりに決める

インフルエンザ感染者と直接接触する人は、できる限り1人に決めて看病を行いましょう。

インフルエンザの感染経路で多いのは、人やものを介して直接ウイルスに触れて感染する接触感染です。患者に接触することで感染の危険性はあがるため、可能な限り少人数での接触に留めましょう。

幼児や妊婦や高齢者、持病がある人など、インフルエンザが重症化しやすいハイリスク群と呼ばれる人は、特に感染者に接近しないよう注意が必要です。

お風呂の順番は一番最後に

インフルエンザ発症後の1〜3日など症状が重いときは、入浴は控えましょう。

熱が下がり始め症状が治まってきたら入浴も可能ですが、熱が下がったからといってインフルエンザウイルスが体内から完全に消えた状態というわけではありません。

インフルエンザウイルスは、高温多湿の環境が苦手なため、湯舟や浴槽でインフルエンザがうつることはほとんどないとされています。

ただし、脱衣所などで感染する可能性は全くないわけではないため、念のため、患者は入浴の順番を最後にすることをお勧めします。

こまめな消毒・手洗い

インフルエンザ感染者がくしゃみやせきをして手で口を抑えた後などに、ドアノブやスイッチ・テレビのリモコンなどを触ると、その場所やものにインフルエンザウイルスが付着することがあります。

インフルエンザウイルスが付着している場所に健康な人が触れ、その手で食事をしたり目を触ったりすることによってインフルエンザに感染します。

このような接触による感染を防ぐためには、感染者が触れる家族共用のものや場所はこまめに消毒するのが良いでしょう。

また、感染者を看病する家族は感染者に直接触れることも予想されるため、その度に必ず手洗いを行ってください。

適度に換気をして湿度を保つ

室内に漂うウイルスを追い出すために、できれば1時間に1回程度は空気を入れ替えましょう。患者のいる部屋だけではなく、家全体で換気をして空気を入れ替えることが望ましいです。

また、インフルエンザの感染には湿度が密接に関係しています。インフルエンザウイルスが苦手な湿度を保つことで感染を防ぐことができます。

また、のどや鼻といった気道粘膜のウイルス防御機能は、空気の乾燥により低下してしまいます。乾燥した場所では気道の防除機能が低下するため、インフルエンザウイルスに感染しやすくなります。

適度な換気をしつつ、室温は22℃ほど、湿度は50%〜60%を保ちましょう。

インフルエンザの時に最適な室内環境については関連記事をごらんください。

家族が感染している場合は出勤できる?

家族がインフルエンザを発症している場合の出勤については、会社ごとに規定を定めている場合もあります。まずは会社の上司や管理部に確認しましょう。

多くの場合は、インフルエンザのような自覚症状が出ていなければ出勤が可能です。

ただし、出勤前に体温を確認する、出勤時には必ずマスクをするなどの感染拡大の予防対策を行いましょう。

インフルエンザウイルスの潜伏期間は1〜3日で、潜伏期間中は無症状です。症状が出ていなくても体内にウイルスがいるおそれはあるので注意しましょう。

感染後はいつから出勤できる?

インフルエンザを発症した後に、出勤が可能になる日について法的な規則はありません。まずは会社に確認しましょう。

一般的には、学校保健安全法に沿って熱が下がってから2日経過した後を出勤の目安にすると良いでしょう。

インフルエンザの時の出勤については関連記事をごらんください。

兄弟がインフルエンザに感染している場合は登校できる?

兄弟がインフルエンザに感染しても、本人がインフルエンザに感染していない限り学校に行くことは可能です。母親や父親が感染した場合でも同様です。

法律で定められている出席停止期間は「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」とされていますが、家族のインフルエンザ感染などを含む、その他の出席停止の規定はありません。

しかし、一部の学校では家族がインフルエンザに感染した場合、出席してはいけないという学則が定められている場合があります。

家族がインフルエンザに感染した際は、子どもの通っている学校に問い合わせてみると良いでしょう。

インフルエンザの時の出席停止期間については関連記事をごらんください。

インフルエンザ感染予防の基本

こまめに手洗いを行う

自宅や外出先で、インフルエンザウイルスが付着したドアノブや電車のつり革を触っている可能性があります。

帰宅時や食事前だけではなく、外出先でもこまめに手洗いをしましょう。

休養とバランスのとれた食生活

睡眠不足や過労で体力が消耗していると、免疫力が低下してインフルエンザに感染しやすくなります。

インフルエンザの流行シーズンは、無理をせず休養と睡眠をしっかりとり、栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう。

インフルエンザ予防の食生活については関連記事をごらんください。

おわりに

小さな子どもや高齢者の方が家族にいる場合は、事前に夜間・休日の診察が可能な病院をみつけておきましょう。

かかりつけ医をつくることは、もちろん大切ですが、休日や夜間の診察が受けられないケースがあります。

子供や高齢者などは、インフルエンザが重症化しやすい傾向にあります。いざというときに頼れる医療機関をひとつでも多く見つけておくと、家族みんなが安心できますね。

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