インフルエンザで便秘になる原因とは?

インフルエンザのときに便秘になった場合、考えられる原因には次のようなものがあります。

高熱による脱水症状

インフルエンザの主な症状の一つとして、38℃以上の高熱があります。

高熱により意識が朦朧としたり、頭痛や体の節々が痛むと、食事や水分を十分にとることができなくなります。

発熱で汗をかいてる体は水分を必要としていますが、摂取する水分量が減ると、便から過剰に水分を取り込んで補おうとします。

水分を失った便は硬くなり、便秘を引き起こすこともあります。

胃腸の働きが弱っている

インフルエンザに感染すると、食欲も落ち胃腸の働きも弱まります。

食事量が減ることで腸内に蓄積される便の量も少なくなること、胃腸の働きが弱まりスムーズに排便できなくなることが、便秘につながります。

インフルエンザにはA型やB型などがありますが、特にB型に感染すると消化器系の症状が出やすくなるとされています。

インフルエンザによる便秘の解消法

こまめな水分補給

インフルエンザ発症中で高熱が出て食欲がないときは、無理に固形物を食べる必要はありません。まずは、お湯やスポーツドリンクなどの水分をこまめに摂取して、脱水症状にならないように気をつけましょう。

食物繊維や乳酸菌を摂取

食物繊維には水溶性と不溶性があり、水溶性食物繊維は水分の保持能力が高く、硬くなった便を柔らかくする効果があります。

水溶性食物繊維は、リンゴ等の果物、キャベツ、根菜類、海藻類などに含まれています。

いっぽう不溶性食物繊維には腸の運動をうながし便のかさを増す働きがあります。大豆などの豆類や玄米などの穀類、ごぼうなどに多く含まれています。

ただし食物繊維は消化が良くないため、インフルエンザ感染中や治った直後など、胃腸が弱っているときはおすすめできません。症状が落ち着いてから摂取しましょう。

腸内環境を整える働きのある乳酸菌が含まれたヨーグルトなどもお勧めです。

インフルエンザで便秘薬は使える?

インフルエンザの治療の基本は、タミフルやイナビル、イレンザなどの抗インフルエンザ薬の使用です。

抗インフルエンザ薬と便秘薬に問題のある相互作用は報告されていないため、便秘が苦しいときは便秘薬を使用することも可能です。

ただし、便秘薬を日常的に使うと効かなくなるおそれがあるので、連用には注意が必要です。

不安な場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

便秘だとインフルエンザに感染しやすくなる?

小腸には免疫細胞の約60%が集中しているといわれています。そのため、腸内環境が悪化すると免疫力が低下してインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるおそれもあります。

また便秘により腸の中に便が長く留まると、悪玉菌が増殖し腸内環境の悪化を招きます。

日頃から排便のリズムを整え、乳酸菌を摂取するなどして腸内環境を整えることも大切です。

便秘を予防するには?

便秘を予防するには、朝昼晩の3食をしっかりととり、食事のリズムを整えることが大切です。

食事をとることで腸管が刺激されて便意が催されるため、結果的に排便のリズムも整います。

一般的に、朝起きたときは腸管がよく動いているため、便が出やすい状況になっています。特に朝食をしっかりとることがおすすめです。

食事量が減ると食物繊維や水分の摂取量も減るため、無理なダイエットも避けてください。

運動不足も便秘の原因となるため、普段から食事や運動に気を配り、便秘にならない体づくりを目指しましょう。

 

おわりに

インフルエンザにかかると、熱症状だけでなく、食欲がなくなったり、胃腸のはたらきも弱くなっています。そのため、インフルエンザが治った後は便秘になりやすい体となっています。

また、インフルエンザが流行しやすい冬は、空気が乾燥している季節でもあります。気温が低いために摂取する水分量が減り、気付かないうちに脱水状態になっていることが多い季節です。

普段から水分や食物繊維を十分にとることで、便秘を予防・改善しましょう。