インフルエンザの熱37度・38度・39度の対処法!熱が下がらないとき・でない時はどうする?

インフルエンザは風邪と違い、急に発熱し38度を越えることがあります。この記事では、インフルエンザの発熱の程度による対処法の違いについて解説します。

インフルエンザは急激な高熱がポイント!

日本人の平熱は平均的には36.6~37.2度といわれています。
平熱が平均的な範囲の人では、37~38度未満を微熱、38度~39度未満を中等度熱、39度以上を高熱としています。

ただし、普段から平熱が低い低体温の人では、発熱の基準が異なるのであくまで目安としてください。

インフルエンザを発症すると、免疫のはたらきで体温が急激に上昇し、38度以上の高熱や全身の痛み、倦怠感などの症状が急激に進行します。

【インフルエンザの特徴】
・潜伏期間:1日~3日
・症状:38度以上の高熱、関節痛や筋肉痛などの全身症状、咳、鼻水、くしゃみなどの呼吸器症状、腹痛、下痢などの消化器症状など
・合併症:肺炎や脳症など

1週間経過後も熱が下がらない場合は病院へ

インフルエンザは発症後72時間でウイルス量がピークに達します。そのあとは徐々にウイルスも減っていき、多くの場合、1週間も経つ頃にはウイルスが体内から消えていきます。

もし1週間経っても症状が治まらず熱が続くなどの場合は、合併症などを引き起こしている恐れがあるので、必ず医師の診察を受けてください。

インフルエンザで38度台の熱への対応は?

インフルエンザを発症すると、強烈な悪寒とともに急激に38度を越える熱が出ます。

高熱が出たらすぐに医療機関を受診したいところですが、インフルエンザの検査は発症から12時間~24時間以上経っていなければ、正しい検査結果が得られません。

そのため発熱から12時間~24時間以上経ってから、医療機関を受診しましょう。医療機関を受診するまでは、水分をよく摂って安静にしておきましょう。

診断後の熱の下げ方

発熱が38度台であれば、解熱剤を使う必要はほとんどありません。

医療機関を受診し、インフルエンザと診断されたあとは、処方される抗インフルエンザ薬を使用し、水分をよく摂って安静にします。

ただし、発熱によって意識が朦朧としたり、頭痛や関節痛、筋肉痛が辛くて眠れないといった場合は、解熱剤を処方されることがあります。

解熱剤を使うと症状が緩和されますが、使いすぎると低体温や肝機能障害につながる危険性もあります。解熱剤を使うときは、用法容量などを守って正しく使いましょう。

39度以上の高熱への対応は?

インフルエンザの発症から早い段階で39度を越える高熱が出ている場合、40度以上にまで熱が上がる可能性があります。熱があまりにも高い場合は、発熱から12時間~24時間を待たずに早急に医療機関を受診しましょう。

また、症状が重く身動きが取れない、呼吸が困難になっているような場合は、救急車の要請も検討しましょう。

診断後の熱の下げ方

39度以上の高熱が出ている場合は、解熱剤の使用を検討しましょう。病院で抗インフルエンザ薬とともに解熱剤が処方されている場合は、医師の指示のもと用法用量を守って使用します。

インフルエンザのときには、アセトアミノフェンという成分の解熱剤が使用されます。処方薬ではカロナールアルピニー坐薬などの解熱剤が処方されます。

アセトアミノフェンの解熱剤は効果が緩やかなので、目に見えて熱が下がらないことがありますが、使用後30分~1時間ほど経ってから、0.1度でも下がっているなら解熱剤はちゃんと効いているので、経過をよく観察しましょう。

また、夜間や休日などどうしても病院に行けないときの高熱は、市販の解熱剤を応急処置として使います。

ただし、解熱剤の中にはインフルエンザで使用できない成分もあります。詳しくは関連記事をごらんください。
関連記事:インフルエンザに使える解熱剤は?市販薬を選ぶ時のポイント

37度台の微熱の対応

インフルエンザの発熱は、個人差はありますが3日~4日ほどで37度台まで落ち着いてきます。

熱が下がり始めると辛い症状も改善されて、動き回れるようになりますが、ウイルスが完全に体からいなくなったわけではないので無理は禁物です。

また、微熱程度や症状が軽い場合でも、体内にはインフルエンザウイルスを保持している可能性が高いため、外出を控えて安静にし、完治するまでは感染拡大予防策を怠らないようにしましょう。

なお、微熱とされる37度くらいまで熱が下がれば、お風呂に入っても良いとされています。微熱が続く場合でも、お風呂に入ることを過剰に控える必要はありません。

微熱であれば学校や会社に行ける?

微熱などの軽い症状であれば学校や会社に行っても問題ないのでは?と考えるかもしれませんが、インフルエンザはただの微熱であっても周りに感染を広めてしまう可能性があります。

インフルエンザの感染拡大の予防策として、発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまでは学校などへの出席は停止することが望ましいとされています。

関連記事:インフルエンザの出席停止期間を早見表でチェック!幼児・小学校・中学校・高校・大学

インフルエンザB型は熱がでない?!

インフルエンザの中でも、インフルエンザA型は38~40度の高熱が急激に出ることを特徴としていますが、インフルエンザB型の場合、微熱が続いたりほとんど熱がでないケースもあります。

高熱がでないため風邪と間違いやすく、適切な治療をせず悪化するケースが見られます。

解熱時間が長引く

インフルエンザB型は適切な治療をした場合でも、A型よりも解熱時間が長引くことがあります。A型は解熱まで平均1日であるのに対し、B型は平均2日というケースが多く見られます。

熱が上がったり下がったりする

幼児に発症しやすい症状に「二峰性発熱」があります。これは、一度熱が下がっても、再び発熱がぶり返すことをいいます。インフルエンザB型は低めの発熱と、発熱時間が長いことが多いため、この症状が起きやすくなります。

「二峰性発熱」について、詳しくはこちらをごらんください。
関連記事:インフルエンザのぶり返しで熱がでる原因と対処法を徹底解説!

高熱が出た時は脱水症状に注意!

高熱が出た時に一番注意しなくてはいけないのは脱水症状です。

人間は発熱を起こすと体温を下げようと大量の汗をかき、体内の水分が失われるため、脱水症状を引き起こしやすくなります。

脱水症状が起こると、めまい、吐き気、頭痛などが起こり、特に乳幼児やお年寄りに関しては症状が酷くなると死に繋がる危険性もあります。

熱が出たときに備えて脱水症状対策を確認しましょう。

1.ポカリスエットなどのスポーツ飲料をたくさん飲む

脱水症状は水分だけでなく、塩分も失われています。塩分不足の状態で水分のみを大量に摂取すると、体内の塩分がどんどん薄くなってしまいます。

スポーツ飲料は水分だけでなくナトリウム(塩分)やビタミンが含まれ、体への吸収も早いのでオススメです。

2.脱水症状には味噌汁がオススメ

味噌汁は水分と塩分がバランス良く含まれているため、脱水症状対策としてオススメです。

ただし、高熱時は胃腸が大変弱っているため、具材は消化の良いものを選んでください。

おわりに

インフルエンザの特徴は発熱です。

高熱が出たときの対処法や、熱が出なくてもインフルエンザの可能性があることをしっかり理解しておくことで、迅速な治療につながります。

特に気をつけたいことは市販の解熱剤の使用についてです。市販の解熱剤を使う場合は成分によく注意し、あくまで病院に行けないときの応急処置として覚えておきましょう。

素早い完治で感染拡大につなげないためにも、医療機関の受診が大切です。

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