インフルエンザは感染力の高いウイルスであり、例年流行は12月から始まりピークは1〜3月にやってきます。インフルエンザは早めの対処が早期治療につながりますが、初期症状では風邪に似た症状もあり見分けがつきづらい場合もあります。

インフルエンザの症状に前兆はあるのか、兆候を感じたらどうしたらいいのか。

この記事では、知っておきたいインフルエンザと風邪の症状の違いなどについても解説します!

インフルエンザに前兆はある?

一般的な風邪の多くはまず寒気を感じたり、咳、のどの痛み、鼻水、くしゃみなどの症状が起こり、風邪をひいたと思わせる前兆があります。

しかし、インフルエンザには前兆といえるような症状はありません。

風邪っぽい症状が起きていると感じる間もなく、24時間も経たないうちに突然の高熱が起こることがインフルエンザの最大の特徴です。

インフルエンザウイルスに前兆がない理由は、ウイルスの増殖スピードと潜伏期間にあります。インフルエンザウイルスは風邪のウイルスなどと比べると、ものすごいスピードで増殖していきます。感染して1〜3日程度は潜伏期間で症状は出ませんが、体内で着々とウイルスが増殖していきます。

その後一気に増えたウイルスが暴れ出して症状として現れます。

インフルエンザの潜伏期間については関連記事をごらんください。

風邪との違いは?

インフルエンザは普通の風邪と同じように、咳、のどの痛み、鼻水などの症状も起きますが、高熱が起こると同時に頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの症状が急速に現れることが多くなります。

風邪のような症状の前兆を感じる日が数日あれば風邪の可能性が高く、症状を実感する前兆もなく高熱が起こればインフルエンザの可能性が高いと考えられます。

インフルエンザの高熱の兆候を感じたら?

高熱が起こるなどのインフルエンザの兆候を感じた場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

インフルエンザの治療薬は、タミフル、リレンザ、イナビルなどの抗インフルエンザウイルス薬があり、発症から48時間以内に使用することで、発熱期間が1~2日程度短縮されます。症状が出てから48時間以降に使用しても、十分な効果は期待できなくなります。

インフルエンザの検査を受けるタイミングについては関連記事をごらんください。

インフルエンザの症状はいつまで?

インフルエンザは、ウイルスに感染してから発症(発熱)するまでは潜伏期間があり、通常1~3日かかります。

つらい高熱は1日で解熱する方もいれば、数日かかる方もいます。個人差はありますが、多くの場合は3日程度以内に解熱することが多いようです。

しかし、解熱した後でも微熱が続いていたり、咳やくしゃみ、鼻水、頭痛、関節痛、倦怠感などの症状が残る場合があります。

インフルエンザウイルスは感染力が強く、ウイルスに感染している者の咳やくしゃみにより、飛び散る飛沫などによって主に感染します。微熱、咳やくしゃみなどが続いているときは、ウイルスの感染力も続いているおそれがあります。

インフルエンザは自宅で休むのが基本

インフルエンザは、学校では出席停止すべき期間が定められている感染症です。学生でなくても、発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまでは、周囲に感染させるおそれが強いため、自宅で療養することをお勧めします。

決められた期間を経過した後でも症状が残っている場合などは、マスクを着用するなどして周囲への配慮を忘れずにすごしましょう。

おわりに

インフルエンザは前兆なく起こるものなので、ウイルスに感染しないために日頃からの予防や対策が大切になります。帰宅時の手洗いなどは忘れずに行い、インフルエンザの流行時期には不織布マスクを着用し、なるべく人混みは避けましょう。

バランスのよい栄養のある食事をとり、体の抵抗力を高めておくことも大切です!