インフルエンザによる腰痛の原因・対処法を解説!腰痛が治らないときには?

腰痛とインフルエンザの関係をわかりやすく解説!インフルエンザで腰痛が起こる原因、腰痛に使うお勧めの市販薬、インフルエンザのときの腰痛の対処法を徹底紹介します。

腰痛もインフルエンザの症状?

インフルエンザと腰痛は一見すると関係がないように感じますが、実は腰痛はインフルエンザの特徴的な症状のひとうです。

インフルエンザの症状の特徴として全身の関節痛や筋肉痛があり、腰痛はその中に含まれる症状と考えられます。

関節痛や筋肉痛は腰だけではなく、首や背中、腕や足などに現れる場合もあります。

A型インフルエンザの症状・特徴

A型インフルエンザは最も流行が広がりやすいウイルスで、高熱や関節痛などのつらい症状が特徴です。

A型インフルエンザ
症状 ・38℃〜40℃近い高熱
・寒気、悪寒、震え症状
・頭痛
・めまい
・全身の強い倦怠感
・強度の関節痛
・筋肉痛、筋肉の熱感
・腰痛
・上気道炎
特徴

・ウイルスが変異するため流行が広がりやすい
・呼吸器系の合併症を起こすこともある
・高熱がでる
・強い関節痛がでる  

B型インフルエンザの症状・特徴

B型インフルエンザはA型に比べると症状の程度は軽く風邪の症状と似ているため、インフルエンザに感染していることに気づかないケースもあります。また、体内にウイルスが残留する期間が長く、完治までに時間がかかる傾向があります。

B型インフルエンザ
症状 ・微熱(高熱がでる場合もある)
・寒気、悪寒、震え症状
・頭痛
・腹痛、下痢
・咳、痰(たん)
・全身のだるさ、倦怠感
・関節痛
・筋肉痛
・腰痛
・胃炎
・上気管支炎
・気管支炎
特徴 ・腹痛や下痢など、消化器症状が起こりやすい

インフルエンザの症状については関連記事をごらんください。

インフルエンザで腰痛がおこる原因とは?

インフルエンザに感染すると、腰痛を含む関節痛が現れること原因はいくつか考えられます。

痛みの原因となる物質が出る

インフルエンザのようなウイルスが体内に侵入すると、人間の体はサイトカインという物質を出して、他の細胞に体内に異物が侵入したことを伝えます。その際に作られるのが、プロスタグランジンという物質です。

プロスタグランジンは以下のように作用してウイルスと戦います。

◼︎血管拡張をうながして血流を増加させる
◼︎ウイルスを退治するために発熱する

プロスタグランジンはウイルスと戦う物質であり、痛みの原因となる物質でもあります。

足や腕の関節、腰などには痛みや炎症が発症しやすいリンパ節が存在しています。腰にあるリンパ節が反応しプロスタグランジンを出すために、腰痛が起こるのです。

咳の症状が原因

インフルエンザの症状の中には咳の症状があります。激しい咳や長引く咳が背中や腰の痛みを引き起こしている場合があります。

咳をすると背中の筋肉を瞬間的に使います。これを繰り返すことによって、普段使わない背中の筋肉が酷使され、筋肉痛になることがあります。

また、咳を繰り返すことによって、インフルエンザで弱った腰がぎっくり腰になってしまう場合もあります。特に、普段から慢性の腰痛を持っている方などは、咳をするときには腰に響くということも気に留めておきましょう。

寝過ぎ・寝る時の姿勢が原因

インフルエンザにかかると、普段より睡眠時間や安静にしている時間が長くなることで腰痛の原因となることがあります。

長時間同じ体勢で寝ていることで、血流が悪くなって筋肉が硬直し痛みの原因となります。また、寝る時の姿勢に問題がある場合も腰痛の原因になります。

長時間仰向けで寝続けると腰に負担がかかります。特にうつ伏せ寝は腰への負担が大きく、痛みを引き起こしやすくなります。

同じ姿勢で寝続けるのではなく、横を向いて寝たり、横向に体を丸めて寝ることで痛みを軽減することができます。

また、寝具が体に合っていない場合にも、長時間の睡眠が体への負担となってしまいます。硬すぎたり柔らかすぎる寝具はなるべく使用を控えましょう。

予防接種後に腰痛が起こるのはなぜ?

インフルエンザ予防接種ワクチンとは、インフルエンザに対する免疫をつけるために病原性を取り除いたウイルスを体内に注射します。

予防接種を行ったために、まれに副反応のひとつとして腰痛が起こってしまうことがあります。予防接種の副反応は、予防接種の目的である「抗体を得る」以外の皮ふや全身に起こる自然な反応のことをさします。

予防接種による副反応

インフルエンザ予防接種をした後に副反応がでる割合は、全体の10〜20%程度です。

特に多い症状は、注射をした箇所の腫れ、痛み、赤みです。注射をした箇所の腫れや痛みは、痛みで字が書きにくくなるほど強く出る場合もあり、注射をした箇所から肘や肩の方まで痛みが広がることもあります。

また、発熱、頭痛や全身のだるさ、寒気や発疹などもあります。微熱程度から38℃以上の発熱まで、副反応の程度には個人差があります。

インフルエンザ予防接種の副反応では、腰痛もまれに出る症状として考えられます。

【インフルエンザ予防接種の症状】

・腰痛
・喉の痛みと腫れ
・手のひらが冷たくなる
・かゆみ
・首の痛み
・目の奥の痛み
・めまい、吐き気
・咳 など

予防接種の副反応が続く期間

インフルエンザの予防接種の副反応は、接種後30分以内から数日の間にでることがほとんどです。

副反応は2〜3日で治る軽度のものがほとんどであり、安静にしていれば自然と良くなるでしょう。ただし、症状がひどい場合やいつまでも続く場合は医師に相談してください。

予防接種の副反応については関連記事をごらんください。

インフルエンザの腰痛には控えるべき痛み止めは?

5歳未満の子どもがインフルエンザのときに使用を禁止されている成分は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)に分類される成分のうち、「サリチル酸系」と呼ばれるグループの「ジクロフェナクナトリウム」と「メフェナム酸」です。

インフルエンザの疑いがあるときは、これらの成分が含まれたものは市販薬も含めて使用しないように注意してください。

また、15歳未満に対しての使用が禁止されているので、安全性を考えて成人の方もなるべく使わないことが望ましいです。

ロキソニンは腰痛に出される痛み止めの代表的な薬で、病院で処方されることも多い薬です。

成人ではロキソニンとインフルエンザ脳症・ライ症候群との間に関連性が認められていないこともあり、使用しても問題ないと判断されています。

ただし、医師・薬剤師によっては「インフルエンザにはロキソニンも使用しない」と考えている人もいるので、ロキソニンを処方しない医療機関もあります。

ロキソニンとインフルエンザの関係については関連記事をごらんください。

痛み止めとして使用できる市販薬は?

インフルエンザの際でも安心して使用できる解熱鎮痛成分に、アセトアミノフェンがあります。処方薬で代表的なアセトアミノフェン成分の薬は「カロナール」です。

市販薬でもアセトアミノフェン単一成分の薬が販売されています。市販薬では有効成分が数種類配合されているものが多くあるため、使用前に成分をしっかり確認しましょう。

ラックル

アセトアミノフェンが300mg配合されています。効果は緩やかですが、安全性が高いとされています。

タイレノールA

ラックルと同様に、アセトアミノフェンが300mg配合されています。
空腹時にも飲めるので、具合が悪く食欲がないときにも使用できます。

インフルエンザの腰痛の対処法

インフルエンザによる腰痛は、動くのがつらいほどひどくなる場合があります。腰痛の症状を少しでも和らげるための対処法を紹介します。

すぐにできる3つの対処法

① 痛いところをさする

痛みが出ているところをさすることによって神経の興奮をしずめ、痛みが軽減されることがあります。強くこするのではなく、優しくなでるようにさするのが良いでしょう。

② コルセットを使用する

動けないほど痛みが強い場合には、一時的にコルセットを使用して腰を固定しましょう。

コルセットを使用すると動くときは楽になりますが、筋肉を使わなくなるので長時間使用すると腰の痛みが治りにくくなる面もあります。痛みの軽いときはなるべくコルセットに頼らずに、痛みに耐えられなくなったときに使用しましょう。

③ 横向きで寝る

長時間仰向きで寝ることで腰に負担がかかります。また、うつ伏せで寝ると特に腰痛を引き起こしやすくなります。横向きで寝たり、横向きに体を丸めて寝ることで腰への負担は軽減されるので、少しずつ体勢を変えることを心がけましょう。

冷湿布と温湿布の使いわける

湿布には冷湿布と温湿布の2種類があります。症状によって使いわけましょう。

◼︎冷湿布

普段は腰痛があまりなく、インフルエンザになってから腰痛を感じ始めた場合には、冷湿布がお勧めです。冷湿布は血管を圧縮させて炎症による痛みを和らげる目的で使われます。

◼︎温湿布

腰が冷えて、動かすと痛みを感じる場合は温湿布を使用すると良いでしょう。慢性的な腰痛にも効果があります。

血液の循環が悪いことが原因として考えられ、痛みを感じる部分を温めることにより血行を改善します。

◼︎どちらを使っていいかわからない場合

腰を冷やした方が痛みがやわらぐ場合は冷湿布を、温めたりお風呂に入ると痛みがやわらぐ場合は温湿布を使用すると良いでしょう。

インフルエンザの症状で寒さを感じている場合は無理に冷湿布を貼る必要はありません。

おわりに

腰痛もインフルエンザの症状のひとつです。

インフルエンザのときに市販薬を使用する場合は、必ず成分を確認し、不安なことがあれば薬剤師や登録販売者に相談してから使用しましょう。

また、インフルエンザの症状が治まっても腰痛が良くならない場合は、他の病気が原因となっているおそれもあります。なるべく早く整形外科医などで医師の診察を受けましょう。

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