インフルエンザで生理が遅れる?生理痛の薬は使えるの?対処法を解説

生理の遅れはインフルエンザが原因?インフルエンザのときに使用できない生理痛の薬がある?女性が気になるインフルエンザと生理の関係を徹底解説します。

生理が予定通りに来ないことは、女性にとって大きな不安です。インフルエンザの流行期になると、「インフルエンザが原因で生理が遅れる」、あるいは「生理が来ないのでは?」と心配する声が多くみられるようになります。

一方で、生理中のインフルエンザというのも困りものです。いつもの生理痛薬を飲んでいいのか疑問に思う方もいるでしょう。

実際にインフルエンザと生理にはどのような関係があるのでしょうか?多くの女性が抱く疑問を徹底解説していきます。

インフルエンザで生理が遅れる?周期との関係

インフルエンザが原因で生理不順になった、と訴える声は少なくありません。「生理が予定より早い」という人もいれば、「生理が遅れている・こない」という人もいます。

しかし実際には、インフルエンザウイルスが生理周期に影響を与えることはない、とされています。また、インフルエンザ治療薬の副作用にも、生理不順は報告されていません。

インフルエンザの疑いがあるときに生理不順になった場合、体調不良による疲労が原因である可能性があります。 このほか、インフルエンザに感染する前にストレスや睡眠不足によって排卵日が遅れた場合も生理周期が乱れることがあります。

多くの場合が一過性のものなので、心配することはないでしょう。ただし生理不順が翌月以降も続く場合は、念のため婦人科に相談することをおすすめします。

インフルエンザの予防接種と生理の関係については、関連記事をごらんください。

インフルエンザのときに使用できる生理痛の薬

生理痛とインフルエンザが重なってしまうことは女性にとっては想像するだけでもつらいことです。 いつも生理痛を和らげるために鎮痛剤を飲んでいる人は、1分でも早く薬を飲みたいのではないでしょうか。しかしインフルエンザ感染中は、飲んでよい薬と悪い薬があるので注意が必要です。

インフルエンザに感染中でも飲めるとされている、鎮痛剤の成分は以下のものなどがあります。

◼︎アセトアミノフェン
◼︎イブプロフェン
◼︎ロキソプロフェンナトリウム(ロキソプロフェン)

おすすめの成分はアセトアミノフェン

実際の医療現場でインフルエンザの方によく使われている解熱鎮痛薬は、アセトアミノフェンとイブプロフェンです。中でもおすすめなのが、「アセトアミノフェン」です。解熱鎮痛効果がおだやかで副作用も少ないほか、インフルエンザの発熱にも特に適した成分とされています。

日本小児学会からは「インフルエンザの発熱にはアセトアミノフェンが良い」と発表され、15歳未満の場合、使用できるのは「アセトアミノフェン」のみとなっています。

市販のロキソニンSなどに含まれる「ロキソプロフェンナトリウム」は、成人であればインフルエンザでも使用して問題ないとされています。 ただし、医療の現場ではインフルエンザ感染中のロキソニン使用の可否は、意見が分かれているのが現状です。

アセトアミノフェンやイブプロフェンに比べて解熱・鎮痛効果が高いので、あまりにつらい痛みの場合に使用を検討すると良いでしょう。ロキソプロフェンナトリウムを使用する際には医師や薬剤師に相談するようにしてください。

生理痛の薬とインフルエンザ治療薬は併用しても大丈夫?

原則として上記の成分であれば、抗インフルエンザ薬と鎮痛剤の併用が可能です。 そのため、インフルエンザ治療に使われるタミフルやリレンザも安心して使用することができます。

インフルエンザでも飲める生理痛の市販薬~大人用~

生理痛の市販薬(大人用)一例です。使用できる年齢は15歳以上となっていますが、10代はインフルエンザ脳症を含めた重症化や異常行動の発生率が高いので、後述の子ども用を選ぶことをおすすめします。

タイレノールA

主成分:アセトアミノフェン

イブA錠

主成分:イブプロフェン

ノーシンピュア

主成分:イブプロフェン

インフルエンザでも飲める生理痛の市販薬~子ども用~

小・中・高校生でも使用できる生理痛の市販薬の一例です。

バファリンルナJ

アセトアミノフェンが単一成分のチュアブル錠です。7歳から使用できます。

インフルエンザのときに使用を控えたい生理痛の薬

インフルエンザ感染中、下記の2成分が含まれた生理痛の薬は通常使用されません。どちらも市販薬でよく使用されている解熱・鎮痛成分なので注意が必要です。

■アスピリン(アセチルサリチル酸)
■エテンザミド

エテンザミドは、頭痛や生理痛に効果的なACE処方の薬として市販でも数多く出回っているので、薬剤師や登録販売者に確認しましょう。

ちなみにACE処方とは、A「アセトアミノフェン」、C「カフェイン」、E「エテンザミド」の頭文字をとったことから、このように呼ばれています。

インフルエンザ感染中は飲めない生理痛の市販薬

上記の成分が含まれている生理痛の市販薬には、以下のようなものがあります。インフルエンザ感染中の使用を避けてください。

【主成分がアスピリン】
バファリンA ・バイエルアスピリン ・エキセドリンA錠 など
【エテンザミドを使用したACE処方】
ノーシン ・新セデス錠 ・ナロン錠 など

まだある!インフルエンザ中に使用できない薬の成分

インフルエンザのときには、市販薬・処方薬に関係なく、まず使用しない成分があります。それは下記の3つです。

◼︎アセチルサリチル酸(アスピリン、エテンザミド)
◼︎ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン)
◼︎メフェナム酸(ポンタール)

解熱・鎮痛効果のある「サリチル酸系」は、「非ステロイド性抗炎症薬:NSAIDs」グループ内の一部の薬です。

市販薬の中では「 アスピリン」「エテンザミド」といった成分が該当しており、これらはインフルエンザのときには通常使いません。

インフルエンザのときに「サリチル酸系」と呼ばれる上記の成分が入った薬を使うと、「ライ症候群」とよばれる合併症を起こすおそれがあり、医療現場でも通常使用はされません。

19歳未満の未成年が特に発症しやすいものとされていますが、成人の方も使用を避けたほうが無難です。

インフルエンザと生理が重なったときの過ごし方

つらい生理痛を緩和させる方法や、インフルエンザ感染中のお風呂の入り方を知っておくと、いざというときに便利です。

お腹や体を温める

生理痛は冷えが改善して体内の血のめぐりが良くなることで和らぎます。お腹や腰をカイロや湯たんぽなどで温めましょう。また、ハーブティーで水分補給をしながら体を温めるのもおすすめです。特にカモミールは鎮痛作用や血液の流れの改善が期待できます。

熱が下がったらお風呂に入るのもおすすめ

インフルエンザ感染中でも、発熱がなければお風呂に入っても構わないとされています。熱が下がったら湯船にゆっくりつかって体を温めましょう。生理痛を和らげるのに効果的です。

おわりに

生理とインフルエンザが重なると、いつもより経血の量が増えたり、黒くなったと感じる人もいるようです。 女性の体はデリケートなので、生理も月ごとの体調によって変わります。

経血量は、ホルモンの分泌量によって20~140mlと3倍以上変わることがあり、また色も日が経つごとに黒や茶色に変化する場合があります。

こうした生理の変化は、翌月以降は元に戻るため特に心配する必要はありませんが、あまりに長引くようなら婦人系の疾患の可能性があるので、医師に相談してくださいね。

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