【2017/2018】インフルエンザ予防接種の値段・時期・効果・副反応を解説!

2017/2018シーズンのインフルエンザ予防接種のワクチンの種類・効果・副反応についてや子供や妊婦に関して解説。予防接種の費用に保険や補助金は適用されるのか・いつから受けられるかなど料金に関する疑問も解決します!

毎年、第36週(8月末~9月初旬)から翌年の第35週がインフルエンザシーズンにあたります。

2017-2018年のインフルエンザシーズンは、2017年9月4日から2018年9月2日までです。

2017年9月6日には東京都内の小学校でインフルエンザと思われる症状から学級閉鎖となったことが報告されています。今年度のインフルエンザシーズンが始まってすぐに流行の兆候が確認され、全国的に流行が早まっているとも考えられます。

インフルエンザの予防接種は10月初旬から半ばにかけて全国の医療機関で始まります。病院によっては開始時期や料金が異なったり予約が必要な場合もあるので、事前に各医療機関にお問い合わせください。

インフルエンザの発症や重症化を防ぐため、ピーク前に予防接種を受けて対策をしましょう!

2017/2018インフルエンザワクチンの種類

2017/2018シーズンのインフルエンザワクチンは以下のとおりです。

A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)

昨年に引き続きA型2種、B型2種のワクチン株が含まれています。昨年度から変更となったのは、A型の(H1N1)のみです。

同シーズンに2回、異なる種類のインフルエンザに感染する可能性もあるため、インフルエンザシーズンを通して予防対策を心がけましょう。

インフルエンザワクチンに関しては関連記事をごらんください。

インフルエンザ予防接種の値段

インフルエンザ予防接種は自由診療にあたるため、基本的に10割自己負担になります。

インフルエンザ予防接種の料金は各医療機関ごとに設定できるため全国一律ではありませんが、多くの病院では3,000円台に料金設定しています。

実際の値段については、各医療機関にお問い合わせください。

対象年齢 値段の目安
6か月〜13歳未満 6,000円〜7,000円程度(2回接種)
13歳以上〜成人 3,000円〜5,000円程度(10割自己負担)
高齢者 無料〜2,000円程度

子どもの接種料金

13歳未満の場合、2回の予防接種が推奨されます。

2回の接種で合計6,000〜7,000円前後が平均となりますが、病院によっては1回目は3,000円・2回目は2,000円など変えている場合もあります。

高齢者の無料接種や補助金

65歳以上の高齢者の方は地域による補助金が出たり、条件によっては無料で予防接種ができる場合もあります。まずは近くの医療機関、かかりつけ医、役所窓口に問い合わせましょう。

予防接種に健康保険や補助は適用される?

インフルエンザ予防接種に健康保険や医療費控除は適用されません。

健康保険や医療費控除の対象は治療であり、予防が目的のインフルエンザ予防接種は対象外となります。しかしインフルエンザに感染し、病院での検査や抗インフルエンザ薬の使用など治療を受けた受診に関しては健康保険が適用されます。

なお、基本的にはインフルエンザ予防接種は健康保険の対象外ですが、加入している保険組合によっては予防接種の補助金が適用されるところもあります。また、社内で費用補助を行っている企業もあります。

自治体によっても、13歳未満や65歳以上の方に対してなど対象が限定されていることが多いですが、補助金が出る場合があります。

予防接種の予約をする前に、自分が加入している保険組合や自治体へ問い合わせることをおすすめします。

値段の違いで効果は異なる?

インフルエンザの予防接種の料金は各病院により異なりますが、使われているワクチンの効果はどの病院も同じものです。値段によって効果が違うことはないので安心してください。

病院ごとの値段の差は人件費、材料費、仕入先のメーカーの違いなどになります。

ただし、万が一副反応が起こった時のことを考えると、値段の違いだけではなく通いやすさや相談しやすい雰囲気などで病院を選ぶことも大切です。

インフルエンザ予防接種に適した時期は?

インフルエンザ予防接種は流行前に受けておくことを考慮すると、10月から11月中に予防接種を受けることが理想的です。

インフルエンザの予防接種は受けたあとすぐに効果が現れるわけではなく、予防効果が現れるまでには約2週間ほどかかります。また、個人差はありますが予防効果は約5か月ほど持続します。例年インフルエンザのピークが1月に来ることから、遅くとも12月中旬までに接種すると良いでしょう。

ただし、12月中旬を過ぎてしまった場合も、予防効果がないわけではないので、必要に応じて予防接種を受けてください。

2017年インフルエンザ予防接種の予約はいつから?

多くの病院では10月からインフルエンザの予防接種を開始しており、予約は9月から始めていることもあります。

しかし、今回の2017-2018シーズンではワクチン株の決定が遅れたために、初期のワクチン製造量が少なくなっています。そのため、ワクチンの確保が遅れ、予約や予防接種開始日が未定であったり例年よりも遅れている医療機関もあります。

また、病院によっては予約制ではない場合もあるため、詳しい時期や予約が必要かどうかについては、接種予定の病院に直接お問い合わせください。

インフルエンザ予防接種を受ける時期について詳しくは関連記事をごらんください。

インフルエンザ予防接種の効果

インフルエンザ予防接種はウイルスの感染を完全に防ぐものではありません。インフルエンザの予防接種は、インフルエンザに感染したあとに発症することを抑えたり、もっとも大きな効果は重症化を予防する効果です。

インフルエンザに感染することと発症することには大きな違いがあります。

感染とは、ウイルスなどが体内に入り細胞に侵入して細胞内で増殖し始めることをいいます。発症では、感染後にしばらく時間が経って発熱や、痛みや咳などの症状が出てくることをいいます。

厚生労働省の発表では、インフルエンザワクチン株とその年の流行ウイルスが一致した場合、特に65歳未満の成人においては高い効果を示す研究結果が出ています。

対象 結果指標 有効率
65歳未満の健康成人 発病 70〜90%
小児(1〜6歳) 発熱 20〜30%
一般高齢者* 肺炎・インフルエンザでの入院 30〜70%
老人施設入所者* 発病 30〜40%
肺炎・インフルエンザでの入院 50〜60%
死亡 80%

*65歳以上の方

流行ウイルスが予防接種のワクチン株と異なった場合、予防としての効果は減りますが、重症化や死亡を防ぐ点では効果的といわれています。

予防接種の効果はどれくらい持続する?

インフルエンザの予防接種は接種直後からすぐに抗体が作られるわけではありません。予防効果が期待できるのは、接種した2週間後から約5か月程度とされています。

予防接種は自然感染に比べると作り出される免疫力も弱く、また、一度得られた抗体は時間が経つにつれて徐々に少なくなっていきます。

さらに、インフルエンザウイルスは変異するおそれがあり、流行する型もシーズンによって異なるため、予防接種は毎年受ける必要があるのです。

インフルエンザ予防接種の副反応:腫れや赤みなど

インフルエンザ予防接種はウイルスなどの病原体を身体にいれることで抗体をつくるため、予防接種後には体の自然な反応として副反応が現れる場合があります。副反応とは、ワクチン接種の目的である「免疫をつくること」以外に起きる腫れや赤みなどの反応のことを指します。

インフルエンザ予防接種の副反応は約10%程度の人に起こり、軽度な副反応は、ほとんどが予防接種後24時間以内に発生します。

接種した部位の周辺に起こる副反応

軽度の副反応として、接種部位の周辺に以下のような副反応がみられることがあります。

・腫れ、かゆみ、膨張
・発赤(肌に赤みが出る)
・疼痛(うずくような痛み)
・接種した側の腕や腕のしびれ・・・など

■インフルエンザ予防接種で腫れることはよくある

接種部位周辺が腫れることは、インフルエンザの予防接種では主な副反応のひとつです。

1歳以上13歳未満の小児を対象とした試験では、2回接種したときの副反応として、1歳以上3歳未満で注射部位が腫れたのは12.5%、3歳以上13歳未満では36.1%という結果が出ています。

基本的には自然に腫れが引くのを待てば問題はありませんが、腫れに伴って痛みやかゆみが気になる場合は濡れタオルや氷をくるんだタオルなどで冷やすことをおすすめします。

インフルエンザ予防接種の副反応としての腫れについては、関連記事をごらんください。

全身症状としてみられる副反応

接種部位の周辺以外に副反応が現れるケースもあります。その場合、以下の症状が多くみられます。

・発熱、頭痛、倦怠感
・吐き気、嘔吐、下痢、めまい ・・・など

ほかにも、頻度は高くありませんが重篤な副反応がみられる場合があります。予防接種後に異常を感じた場合は、すぐに医療機関に相談しましょう。

特に「アナフィラキシー」は、予防接種後30分以内に起こることが多いとされています。予防接種後30分は病院で安静にすることをおすすめします。

インフルエンザ予防接種の副反応について詳しくは関連記事をごらんください。

赤ちゃん・高齢者・妊婦のインフルエンザ予防接種について

赤ちゃん・子供のインフルエンザ予防接種

赤ちゃんのインフルエンザ予防接種は、生後6か月(満6か月)を過ぎてから受けることができます。

赤ちゃんや子どもは免疫力が低く不安定であるため、より効果を高めるために1シーズンに2回の予防接種を行います。インフルエンザのピークが始まる前に2回目の接種まで終わらせましょう。

赤ちゃんを含め、子供のインフルエンザ予防接種について詳しくは関連記事をごらんください。

高齢者のインフルエンザ予防接種

インフルエンザの予防対策として、特に持病のある高齢者においては予防接種が推奨されています。厚生労働省の発表では、インフルエンザ予防接種を受けることで、高齢者の死亡の危険性が1/5に、入院の危険性が1/3〜1/2に減少するとしています。

予防接種法において、インフルエンザの予防接種はB類疾病に分類されます。摂取義務はありませんが、以下の方には予防接種が推奨されています。

1)65歳以上の方
2)60〜64歳で、心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり身の回りの生活を極度に制限される方
3)60〜64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり日常生活がほとんど不可能な方

妊婦のインフルエンザ予防接種

妊娠中の予防接種は、妊娠の週を問わず全期間において可能です。臨月でも接種することができます。

インフルエンザワクチンに使われているのは、毒性のない不活化ワクチンなので、妊婦や胎児への影響は、ほぼ問題ないとされています。

妊婦のインフルエンザの予防接種の時期は、流行が始まる前の10月から11月上旬ごろが良いとされています。また、ワクチンの接種回数は、通常の成人の接種回数と同じく1回です。

予防接種を希望する場合は必ず、かかりつけの産婦人科医に相談しましょう。
かかりつけの産婦人科が予防接種を行っていない場合は、市町村が提供するリストから予防接種を行っている医療機関を探し、問い合わせてみましょう。

おわりに

インフルエンザの予防接種についてさらに詳しくは関連記事をごらんください。

予防接種をしても、100%インフルエンザ感染を防げるとは限りません。しかし、発症したときに症状が重くなるのを防ぐためにも予防接種は有効です。

家族に重症化しやすい高齢者や免疫力が安定していない子どもがいる場合は、自分だけでなく家族のためにも対策をしておくと安心です。

予防接種以外にも身近にできる手洗い・うがい・マスクの着用を徹底し、早めにインフルエンザ対策をしましょう。

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